チラシ/あらすじ

公演は延期となりました(2021年1月に延期)


それは愛ゆえの暴挙か? 執念が招いた狂気か!?

紅蓮の炎に焼かれる美しき娘、その様を写し取らんと筆を走らせる絵師。
三島由紀夫没後五十年の今夏、その絢爛たる文体でつづられた三島歌舞伎第一作『地獄變』ネオかぶき化に花組芝居が全力で挑む!

 

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あらすじ
 時は平安の頃。絵師・良秀は、天下一の腕前だと都で評判を得ていたが、高慢で変わり者だと噂される男だった。彼には溺愛する娘・露艸(つゆくさ)がおり、その美貌と優しい性格を見初められ、当時権勢を誇っていた堀河の大殿の屋敷へと上がっている。良秀は再三、娘を帰して欲しいと願うが聞き入れられず、また、露艸も孝行心から大殿の寵愛を受け入れぬまま。父娘の頑なな態度を、大殿も苦々しく思い始めていた。
 加えて大殿が良秀に命じた、「地獄變」の屏風絵が一向に仕上がらないことも不興の増す一因に。業を煮やした大殿は、言い訳をするようならば切る覚悟で良秀を呼び出す。
大殿の腹積もりを察した露艸は、色よい返事をするよう参上した父を諭すが、良秀は聞く耳を持たない。
 大殿の前で良秀は、「燃え上がる牛車の中で焼け死ぬ艶やかな上臈の姿を描きたいが、どうしても描けない。大殿の権勢により、実際に車の中で女が焼け死ぬ光景を見せて欲しい。でなければ絵は百年待っても未完成だ」とうそぶく。
 怒りを隠さぬ大殿が、良秀に死を申し渡すため盃を取らせようとした刹那、間に入った露艸がその盃を飲み干し、自らが上臈役を引き受けると言い放つ。
 狂乱の体で事を止めようとする良秀をよそに、粛々と準備が整えられ、覚悟の露艸を乗せた牛車に火がかけられる……。


参考リンク
青空文庫 - 地獄変(芥川 龍之介) https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card60.html