004
僕は忘れていたのかも知れない。
僕は立って歩ける。
目で見られる。
耳で聴ける。
口で喋れる。
今夜、目の見えない人から、盲目の天才(ローランド・カークっていうサックスプレーヤーね)のコトを教えてもらった。
その人は、その見えない目で、僕の中の全てを見透かしていたんだ。
僕は恥ずかしかった…。