その四拾四 芝居のハシゴ

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その四拾四

昨日は「イルミナ」の稽古が休みで、火曜だから夜はG街のハズなのだが…代わってもらってマチ・ソワ観劇することにした。

マチネ。
東京ヴォードヴィルショー 花組エキスプレス 「あほんだらすけ vol.20」@ザ・スズナリ
毎年同時期に同じ場所で、怒涛のオムニバスショートコメディを綴るこのシリーズも20年。
実は…公務員時代に一度観たコトがある。

テレビで観てた人が目の前の舞台に立っていた。
十何年後かに…その人と同じ舞台に立った。
そう思うと感慨深いけど、ただただ楽しむコトが出来る、観る側に、エネルギーもストレスも要らない二時間だった。


ソワレ。
KAKUTA オトコまつり2008
「Root Beers」@シアタートラム

千秋楽の前日だというのに、カメラが入ってたせいか中盤までカタかった。何か…いろんなコトがうまく噛み合わない、スベッた感じの前半だったけど、だんだんと締まってきてシンミリも笑わせもする展開はさすがだなと思う。

出演もしてる、作・演出の桑原さんが、役者というより創り手の顔をしてたのが気になった。
オーディションでも一緒だった青年団の人がスゴく不自然に思えた。
みんな若い、若く見える。歳とか上下の関係が今ひとつハッキリわからなかった。

もしかしたら、もしかしたら…自分が出てたかも知れない舞台、自分が演ってたかも知れない役がそこにある。
ちょっと複雑な想いで観た二時間だった。