雨の日は、あやふや。

| 修正

長々と更新していなかったのですが、
もうすぐ稽古も始まるので、
これからは少しづつ更新していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

とりあえず、今日のつぶやき。

今日は、上野の東京都美術館に行ってきた。
美大の友達の卒業制作が展示されるため。
美術館は厳かなイメージがあったけど、
五つの美大の合同卒制展示会だったからか、
学生が多く、リラックスした雰囲気。

ただ、学生とはいえ、
卒制は魂入ってるからか、すごい迫力。
気の遠くなるような細かい絵から、
可愛らしい映像作品、
大胆なアイデアの箱庭、
抽象的な写真、などなど。
多彩な感性、そろい踏みといった感じ。

でも中には、
シンデレラ城の絵だったり、
テトリスの映像だったり、
ベッドの上に家電が載せられているだけのものだったり、
これって芸術?
と、理解に苦しむようなものもたくさんあって、
むしろ僕は、
そっちに興味を惹かれた。

日常と芸術の境界線は、
どのあたりをウロウロと浮遊しているものなんだろうか。

もし仮に、
美術館の真ん中で、
ペイズリー柄のジャケットを着た僕が、
身動き一つせず、突っ立っていて、そこに
『題名:堀越涼 出展者:堀越涼』
と、書かれた札が添えられていたら、
それは一つの芸術作品として認められるのかしらん。
と、
変なことを思いついた。
隣にいる友達に、
アウトかセーフか、
ちょっと聞いてみたかったけど、
すぐにやめた。


妄想ながら、
おこがましいと思って。


そんな雨の一日でした。