チラシ/あらすじ
◆あらすじ
光源氏の正妻・葵が懐妊したと聞き、気位の高い愛人・六条御息所は嫉妬に悩む日々。自分でもそんな心をあさましいと責めつつ、いつしか生霊となって葵を苦しめる。ほどなくして葵は男の子を出産するが、はかなく身罷ってしまった。深い悲しみの中、左大臣邸で四十九日の喪に服した源氏が久しぶりに館へ帰ってみると、最愛の女性の面影を映す少女・紫の上はかがやくばかりに美しく成長していたのだった
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◆源氏物語×シャンソン=シャンソマニア!!
20以上の言語に翻訳され、千年読み継がれる日本の古典「源氏物語」。日本人なら誰もが知ってるこの作品ですが、案外“原文”で読んだ方は少ないのでは?? そこで、そのままだと難しい原文を現代語訳と同時に音読。さらに日本古来の愛の物語を、愛する歌の代表格“シャンソン”にのせて舞台化したのが初演の『シャンソマニア』です。
◆2021年は『シャンソマニアII~葵~』
“桐壺の巻”を上演した2003年から早18年。ついに続編の登場です。華麗なる王朝絵巻の陰に隠された女の嫉妬、怨念がついにライバルを執り殺す! 「源氏物語」の中でもひときわインパクトのある第九帖「葵」の世界を描きます。
シンプルな白い衣裳にこれまたシンプルな椅子のみのセットが特徴的だった初演。さて、今回はどのような演出になるのでしょうか? もちろん今回も豪華生演奏にて上演いたします。乞うご期待!
写真は前回公演より
●「源氏物語」参考リンク
青空文庫 - 作家別作品リスト:紫式部