花組通信79号「奥の横道」に加筆・修正しました。
NHK特集ドラマ「恋の三陸 列車コンで行こう!」番組HP
http://www.nhk.or.jp/dsp/sanriku/index.html
クレジットには載ってませんが(笑)、方言指導とちょいと出演しています。
あれは昨年の9月末だったか10月アタマだったか、ウチ(花組芝居)の制作のTさんから僕に電話がありました。
「横道にNHKさんから仕事の依頼がきてるんだけど、(その仕事の内容)なの。稽古があるからスケジュール厳しいけどやってもらいたいし・・・っていうかやりたいでしょ?」と。
それで二つ返事で決まったのが、ピンポイントに故郷の大船渡をモデル(舞台)にしたドラマ「恋の三陸 列車コンで行こう!」の方言指導とちょっと出演のおまけ付きの仕事。
東日本大震災から間もなく丸五年、「報道」で伝えるのとは違った明るく楽しい前向きなドラマを作るにあたって、地元の言葉を話せるだけでなく事情に精通している「役者」
を探していたらしく、僕に白羽の矢が刺さったというわけです。
引き受けた時から思ってましたけど、やってみて確信しました。
これ、ホントに僕にしか出来ません。
まずミーハーな気持ちでいたり物怖じしてたら務まらない。
むがしのおおふなども、津波で流される前のおおふなども、震災直後のおおふなども、この五年歩んできたおおふなども、いいごどもわるいごども、方言・訛りだけじゃなぐ風習・気質も全部わがってる僕が「役者」だからこそ、この仕事が出来るんだと思います。
なので単純な方言指導にとどまらず、台本を何度も書き直し、その度にセリフを読んで録音し、役者さんによっては個別指導もし、地元の慣習などを教え、年末の大船渡ロケ(の終盤)から年明けのスタジオ収録に立ち会って、出来うる限りの「大船渡の雰囲気」作りに努めました。
大船渡ロケはわかりませんが、緑山の収録ではしつこいぐらいに修正を入れ、ほぼ僕が直した台本の狙い通りになって満足しています。
それを許してくれたプロデューサーさん、監督さん、そして実際に演じてくれた出演者の皆さんに感謝です!
浜の人は明るくラテン的な気質を持った人が多く、津波にもへこたれず、前を向いて歩んでいます。そう「あめない」んです!
「大船渡」はこのドラマにぴったりの場所で、「東北」や「岩手」に抱くイメージがガラッと変わると思います。
仕事で故郷を全国にアピールすることができるなんて、最初で最後かも知れません(笑)
NHK総合で2/27(土)、3/5(土)、3/12(土)の三週連続放送です。
僕が出演するのは第二回目のちょっとですけど、何しろ台本直しから細部の隅々まで関わってますのでね、全編僕のエッセンスがちりばめられております。
是非この機会に僕の故郷・大船渡と大船渡の人たちを観てくださいね〜。