980 十一月十一日

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四十四回目の月命日・・・僕は忘れません、2011年3月19日に大船渡の実家から見下ろした光景を。
そして、2011年3月11日の午後3時過ぎに両親が目撃したであろう光景を思い浮かべ、両親といつまでも共有したいと思っています。

震災直後、僕は迷っていました。
自分の好きなコトを20年近く仕事にしてきましたけど、芝居してて、役者やっててイイんだろうか?って。
でも3年前の3月19日の夜、父親が、あんだけ反対してた父親が「やめるなよ」って背中をおしてくれました。
それに、震災を機に芝居をやめて故郷にひっこむのは、僕自身が震災に負けたことになると思いました。

3年8ヶ月経ち、僕は東京で生きていて、全力で生まれ育った故郷を応援しながら今日も好きな「芝居」をしています。
今二つ現場を掛け持ちしている状況ですが、うち一つは「大船渡」から発信された作品で、それに大船渡町出身のこの僕が関わることは大きな意味と意義を持つと思うのです。

未國ミュージカル「いのちてんでんこ」は明日13日(木)に千葉県文化会館で公演がありますが、貸し切り公演なので今回は一般のお客様は観られないのです、ゴメンなさい。

でもいつか、きっと、観てもらえる機会がある、と信じています。