377
例の、横浜国大同窓会の取材を受けるので、卒業時にゼミの教授からもらった色紙を引っ張り出してきた。
いまだに母親は怒って＆疑っているが、僕はちょっとした手違いで卒業証書をもらっていない。
だから、僕が卒業した(かも)と証明しうるのはこの色紙だけだ。
平成6年1月、入座披露の「天変斯止嵐后晴」が終わって…10日で(うち二徹×3回)書き上げた卒論をお情けで通してくれて、就職せず、しかもゼミや卒論とは全く関係ない道へ進む僕に、今泉教授は「コレがあれば何処でも何でもやっていけるから」と直筆で贈ってくださったのだ。
「信念」。
今の僕はそれを持っているだろうか…あらためて問い直してみた。
幽霊船はゆっくりでいい、迷ってもいい、でも必ず前に進んでいこうと思う。
