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今回の震災がきっかけで再び連絡をとりあうようになった人達の中に、実の姉も含まれる。
歳が6つ離れている「悦ちゃん」とは、僕が中学に上がるまでしか一緒に暮らしてないけど、姉弟の絆は意外と深い。
が…嫁いでるし、三人子供いて助産婦さんの仕事も大変だと思うけど、盛岡在住なのに何故帰らない?何故弟の僕にすぐ連絡よこさない?
今回の、あまりの動きの鈍さにさすがに怒った。
でもまぁ考えてみたら父親似なんだな、カバネヤミ(面倒くさがり屋)は。
そんな姉からメールが届いた。
「今お前に言っておくが、私が死んだら横道家の墓に入れてくれ、頼む」
かわいいヤツ…。