093 少年は荒野を目指す

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093

子供の頃の話を少し。

僕の通っていた小学校は、僕が入学した時で5年も経っていない新しい学校で、山?丘?の斜面を切り崩して建てられたこともあり、いろんな動物が校庭近く、時にはホントに校庭まで入ってきたりしてて、その裏の山が、僕らにとっては格好の「探(冒)険」の場所だった。

学校の周りはまだ舗装されてない道も多く、ちょっと土を掘ると、普通に「土器」(縄文式?)のかけらが見つかるような僕らの小学校には、「考古学クラブ」というものがあって、少し遠出して、住んでる町よりちょっと内陸にある川に「砂金」採りに(考古学とは関係ないか)行ったりしてた。


僕の家からは、両端をリアス式海岸で阻まれた水平線が見える。


父親が船乗りってコトもあって、空より海に、「パイロット」より「船長」に憧れていた、特に「海賊」の…だから「宝島」のシルバーは大好き!

地元で、たまに廃船が港に繋がれたままになってて、そこを基地にして遊んだり、ロープの限界まで船を離して釣りをして、漁協の人にメチャメチャ怒られたっけ。


徹さん(父ね)は今70才を過ぎている。降りた(引退した)時、「陸では使い物にならないんじゃないか」と八重子さんは心配したけど、彼は、たまにお声がかかる船の仕事の傍ら、近くに出た遺跡の発掘作業を手伝っているコトを息子の僕に自慢する。

僕の生まれ育った地域や環境はちょっと特殊かも知れないけど、(大半の)オトコの子は、いくつになっても歴史にロマンを求め、謎を解きに冒険の旅に出る…(ハズな)のだ。

ジャングルベル・シアター
「サラマンドラの虹」は、昨日から西巣鴨のとある稽古場で昼夜稽古に入り、そして台本も最後までいった。


さぁ、冒険はこれからだ!

ちょっとワクワクしている。

カクテル「サラマンドラの虹」作ってみた。見た目重視、味は保証しない。