053 惑(迷)わず行けよ、行けばわかるさ

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5月8日(金)〜10日(日)まで新宿・シアターモリエールで公演していた、アトリエッジプロデュース「ぬばたまの淵〜鬼ごっこ 今ひとたびの逢うこともがな〜」、全7ステージ、僕自身は生傷や痣が日に日に増えてましたけど…出演者全員特に大きな怪我もなく、小さい劇場とはいえ毎回ほぼ満員の客席で、概ね好評のうちに終えることができました。

観に来てくださった全ての人に感謝!
ウチからも、加納さんをはじめヌーベル組のみんな、制作さん、植本さんが観に来てくれて、とても嬉しかったしありがたかったです。

観る人が観れば突っ込みドコロもあると思いますが、僕、個人的には、40才の誕生日を前にイイ仕事が出来たんじゃないかな、と思っています。
演出が降りたり…公演終了までホントにいろんなコトがあって、フラストレーションのたまる現場ではありましたが、それらがあってこその僕の「義仲」、この「ぬばたまの淵」という作品なんだと思い、少なからず達成感と満足感を得られました。
この作品の「義仲」は誰にも譲りたくないです、そんな役にめぐり会えてよかった。


かといって、やはり総合的に見ると、(10年芝居作ってきたわりには)、現場の環境、スタッフワーク、それでよしとしてるお客さんを含め、「芝居」のクオリティを高める余地がありすぎると思う。商業的なキャスティングでイケメン達を集めたはいいが、そのケアと芝居はおいてきぼりだった。


まだまだ先がある。


まだまだ上にあがれる。


「概ね好評」で満足してちゃいけない、目指しているのは其処じゃない。