その五拾参
自分の存在を信じない。
やってきたことは、おそらく無意味。
闇が僕を支配する。
震えがとまらない。
うまく立ち回れない自分の不器用さと、今までの罪深さを呪う。
救いをもとめた花火は…ほんの数秒しか僕を照らしてくれなかった。
また、闇だ。
目が覚めると、全部、嘘。