その五拾壱 幽霊船は何処へ…

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その五拾壱

もしかしたら…(いや、もしかしなくても)公演前最後であろうoffは、散髪、洗濯、買物、観劇と、いろいろやりたいコトはあったのだけど、専ら体のメンテナンスにお金と時間をかけた。

長老・溝口さんが五十歳の誕生日を迎えた。

僕は、三十歳ぐらいまでの人生だと思っていたから、生き(死に?)急いでいたし、逆に三十歳には早くなりたかった。
でも、ちょっと前までは、四十歳になるのはすごく怖かった。
自分と同い年以上のアスリート達もどんどん引退していくし。
「イルミナ」は、演劇的にはプラスになったコトが少なかったかも知れないが、「まだまだ誰よりも動ける」自信につながったと思う。

幽霊船の行先は…凪だったり、荒波だったり、そして遠回りと迷走を繰り返して、ゆっくりと、でも確実に前に進んでいきたい。

写真は…久しぶりに作った「茄子とラム肉のグリーンカレー」。