《七段目》祇園で遊ぶ由良之助は、倅力弥から顔世の極秘情報の手紙を。遊女となったお軽、師直に内通する九太夫、それぞれ盗み読む。お軽が急に由良之助に身請けされると聞いた兄寺岡平右衛門(てらおかへいえもん)、口封じと察し妹を殺そうと。勘平の死を知ったお軽も死ぬ覚悟。兄妹を讃える由良之助。 pic.twitter.com/qQNvEeXRbd
— 加納幸和/花組芝居 (@nikotamaya) May 31, 2023
《八段目「道行旅路の嫁入(よめいり)」》戸無瀬は実は若き後妻、娘小浪とは義理関係。塩冶家の騒動で延引中の、力弥との婚姻要求の為に由良之助の山科閑居へ。浄瑠璃作品には必ず一つ「道行」場面がある。山崎へ逃避行するお軽勘平の「道行旅路の花聟(はなむこ)」は、後に書き加えられたパロディ作品。 pic.twitter.com/8mokKIBMxG
— 加納幸和/花組芝居 (@nikotamaya) May 31, 2023
《九段目》結婚したいなら本蔵の首をくれ!と迫る、由良之助妻お石。実は山科へ来ていた本蔵は、大星一家を罵倒!怒った力弥の槍で傷つく本蔵の魂胆を見抜く由良之助。刃傷事件で判官を抱き止めた為に、本意を遂げさせられなかった罪を背負い、娘の婚姻を乞う。討入り直前、小浪は一夜だけの妻となる。 pic.twitter.com/rYIjGogxGZ
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《十段目》討入り用の武器輸送を託された廻船問屋天川屋。秘密を守る為、従業員を解雇し、妻お園まで離縁。そこへ踏み込んだ役人達が、倅由松の命を的に自白を迫るも「天川屋義平は男でござる」と拒否。これは実は由良之助の企てで、義平の内心を疑う浪士説得の為のもの。画像の義平は故 #水下きよし。 pic.twitter.com/hLhktZyIbn
— 加納幸和/花組芝居 (@nikotamaya) June 2, 2023
《十一段目》塩冶浪士四十六人は、師直の館へ討ち入り本懐を遂げる。判官の位牌に師直の首を手向け、由良之助は、持参した縞の財布(勘平)にも焼香させよ、と平右衛門に。原作では最後に、駆け付けた若狭之助が光明寺へ立ち退けと促し、由良之助に切り掛かる薬師寺次郎左衛門と鷺坂伴内が殺され終わる。 pic.twitter.com/E3RDlh1A34
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