行く道に終わりがないのは判っている、なのに何故その道を行く。
ロードムービーがモチーフの戯曲を、如何に演劇として立ち上げるか?悩んで思い付いた空間が、如何に難物であったかを思い知った日。
夜明け前、さなぎからの脱皮する昆虫が、辛いのか?不安なのか?知らないが、ともかく頑張るんだろうな、そんな一日だった。まだまだ脱皮は終わっていないが、30年前の当戯曲が、時代と作家と現場の思いが合致した、隠れた名作なんだ、と知らせたい。
水やんもそんな思いだったんじゃないかな。頼もしかった水やんの背中が、懐かしい。