この芝居には、どんな物がどれだけ必要なのかを洗い出す為にも、 とにかくシーンを作っていく。 同時進行でフル稼働している工房からは、 次々と形になったアイディアの試作品が届けられてくる。 それらを手に取り、実際の使い心地や、細かい指定を加えていく加納さんは、 まるで石火矢の品定めをするエボシ御前の様よ。