カデンジー

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新劇の養成所に通っていた頃、当時「鬼」と恐れられていた「演出家」兼「先生」に勇気を振り絞って「どうしてお芝居を続けてらっしゃるんですか?」と問うた事がある。暫く考えた後に帰って来た言葉・・・「心底美味いと思える酒を飲む為かなぁ・・・」ここ数年、その言葉の重さが、何となく、分かりかけて来た・・・心底の「美酒」には程遠いカデンジー、今日はそこそこの「微酒」にしとこうかしらん・・・