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OFFの横道
バックナンバー(2002.1〜12)

 ステレオのタイマーでお気に入りの曲がかかり、まだ眠い目をこすりながらベッドから起き上がる…、と頭が痛い。
 二日酔い。バーボン呑みすぎた。
 もう酒やめようって毎日思う、朝7時30分。
 シャワーを浴びている時間はない。
 っていうかシャワーなんてないけど。
 ワイシャツにアイロンをかけながら歯も磨く。
 え〜と、今日のスーツは…と、コレ!となると、タイは…、コレかな?コールハーンにスリップオンして部屋を出る。
 自転車で15分、満員電車には乗らない。
 カイシャの食堂はまずい、でも安い、給料から天引きだし…。
 ごはんに生卵をかけたヤツをかっこんだら、後輩がお茶をいれてくれる。
 昼休みはナベちゃんと少し遠くの店に行き、こっそりビールを呑む。
 最初はごくたまにだったんだけど、この頃クセになってきた。
 午後4時、目の前の電話が鳴る。内線だ。
 ナベちゃんが「今日どうする?」って聞いてきた。
 「何もお前と毎日一緒に呑まんでもええワイ」って言いかけたけど、給料日前だ。
 「オゴリ?」「1軒ぐらいな」オイオイ何軒もいくつもりかよ…、が、まぁ交渉成立。
 大学の友達に電話して代返を頼み、残業はカチョウに目で拒否して、5時のチャイムとともにカイシャを出る。
 上大岡の駅でパックの牛乳を買って、「まずは胃に粘膜ね」なんて言いながら、馴染みの焼き鳥屋に向かう。
 ホッピーダブル。
 2、3杯で手っ取り早く酔っぱらえる代物だ。
 特に会話がはずむわけでもないが、ナベちゃんのバカ話を肴にして、あっという間に2時間が過ぎる。
 「カラオケ行くか?」「えっ〜、今日はいいよ」駅前の立ち食い寿司でシメて、アパートのある街に一人で帰る…。
 自分の自由時間は自分のために有効に使おう。
 銭湯から戻って、保土ヶ谷駅近くのBar(本当はスナックと呼ばれているかも)で、チビチビとやらかす。
 氷が溶けていく音とともに、静かに夜も更けていく…。

 10年前、芝居をやろうなんて思ってもみなかった頃の(ホントはちょっと思ってたけど)生活は、だいたいこんなものです。
(2002.2.5)

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 吉祥寺と下北沢にあるラーメン屋、「麺僧」。
 ここに麺’s クラブっていうのがあって、500円ごとにカードにスタンプを1個押してくれる。
 50個ためると麺僧特製Tシャツかエプロンがもらえる。
 エプロンが欲しい! が、1週間に1回食べに行ったとしても、10月にならないと手に入りません。(1月28日現在で12個)
 トマトジュースがやたらおいしく感じられる今日この頃、呑みにいってもレッドアイばかり、しばらくしたら飽きちゃうんだろうけど、健康的な気がしています。
(2002.1.29)

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    『赤プリの思い出』
 とりあえず、温かい食事にありつけた6日間(12/30から小屋入りしたので)だったなぁ。
 各自で自分の皿に盛り付けるので、給食みたいだったけど…。
 基本的には、芝居(試合)前は何も食べたくなくなるのですが、今回は体がもたないので食べました。
 僕は支度がトロいので、ゆっくり味わえなかったのが残念です。
 冬になるといろんなトコロが痛くなるのは、年のせいではなくて、スポーツ障害だからです。
 僕は自分の『脚』が大好きです。そして自信があります。
 捻挫、靭帯剥離、肉離れ、骨折…、つらい時も楽しい時も自分を支えてきたこのボロボロの脚をいとおしく思います。
 稽古中、右手の小指を脱きゅう、クセになっているのでたいして痛くもなかったけど、さすがに戻す時は激痛が…。
 初日まで一週間なかったので、少しあせりました。
 ケガと付きあっていくのが快感になりつつあります。僕ってマゾ?
 僕の母は『八重子』といいます。
 ウチの照明をやってくれている橋本さんと同い年です。
 今年も田舎に帰れなかったけど、橋本さんと八重子さんがいつまでも元気でいてくれたらいいなぁと思います。
 森川が遊びにきたので、お土産をあげました。
 マイナスイオンリング、僕のバイトしているスポーツジムで売っているものなんですけど、静電気防止と血行促進のために右の手首につけていたやつを、舞台が終わって気分が昂揚していたので気前よくくれてやりました。
 しかし、ホテルって乾燥すごいのねぇ、火花がでるのでドアとか金属には触れられませんでした。
 これからまた長いOFFに突入するわけですが、皆様に忘れさられないように、何か演ろうかな…。
(2002.1.10)

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