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週刊蹴通
(2005/11)


[ 週間蹴通第334節  アンゴラ戦とW杯とシルヴィ・ギエム ] 11月19日(土)
2005年の代表最終試合にしては、スカっとしない勝ち方だったが、
結果的には勝ててよかったし、中盤の構成もよく、意思も通じていて、
「出来」としてはよかったと思う。

問題のフィニッシュの精度はすぐに何とかなるものではないので、
中盤からの「手数」とバリエーションを増やすしかない。

松井の存在感が印象的だったぶん、小笠原と小野の怪我の状態が心配。
ジーコはもう新しい選手を呼ばないだろう。
ツイてるやつとツイてないやつ。
そういうこともこれからのセレクションを決定してくんだなぁ。
敵は内外にあり・・・。

W杯出場国決定!
予想通りだったが、オーストラリアが悲願の逆転勝利!
レコバを擁するウルグアイは涙。
オーストラリアはアジア連盟に入ったので、次からしんどいなぁ。
それにしても監督のフース・ヒディングは本当にすごい。


シルヴィ・ギエム最後のボレロを観た。

ボレロの最初の1フレーズ目で、右手にピンが入り、
2フレーズ目で左手、
そしてゆっくり全身とともにあの赤い丸テーブルが見えた時点で、
すでに鳥肌ものなんだが、
シルヴィ・ギエムの肉体は圧倒的で、
神様に選ばれた人というのは確かにいるのだと実感するのだが、
それが躍動すればするほど、
あのボレロという曲がシンプルにループすればするほど、
観客は更に高いエクスタシーを求めるんだよね。もっと見せろ!って。
長くは出来ないよね、肉体的にも精神的にも、こんなしんどいの。

限りなく官能的でそして残酷なのでした。

でもやっぱり同時にすごいのはベジャールなんだな、とも思った。








[ 週間蹴通第333節 ] 11月14日(月)
W杯プレーオフは痺れた。

でも第一戦で大体の「顔ぶれ」が見えた気がする。
スペインやチェコは出てもらわなきゃ困る国だし、前回3位のトルコより、
若手が台頭してきているスイスの方が好感度が高いもんね。
引き分けたバーレーンVSトリニダード・トバコとオーストラリアVSウルグアイ(先勝)の結果が気になる・・・。

プレーオフといえば、Jリーグの入れ替え戦が近づいてきた。
今の順位では柏VS仙台?というところだが、ラモスがコーチに入った柏の今の状態をみると、

清水の方が危ない。

いち早く市民球団としてスタートしたエスパルスだけに地方経済の不況の影響は大きいと思うが、
もしJ1陥落になったら、クラブの存続自体が危ないんじゃないかなぁ。

地元とのつながりをもっと大事にしないと、川崎を捨てたヴェルディみたいになっちゃうよ。
それがあれば、J2に落ちてもレッズや仙台みたいにまた帰って来れる。
ヴェルディはプレーオフにすら出られないで降格なんだよな。

成功しているときにちやほやされるのはあたりまえ。
そうじゃなくなっても一緒にいたり考えたりしてくれる人が、その人の財産だと思う。



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