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週刊蹴通
(2004/03)


[ [ 週間蹴通第260節 こんな試合やるんなら帰ってくるな    ] 03月31日(水)
2006年ドイツW杯アジア一次予選、シンガポールVS日本(1−2)独自寸評
10点満点(6.0がおよそ及第点)

楢崎 5.0
宮本 4.5
坪井 4.5
加持 5.0
三都主3.5
稲本 5.0
小野 6.5
中田 6.0
中村 3.0
柳沢 4.0
高原 4.5
鈴木 5.5
藤田 5.5
玉田 5.0

この予選は地獄を見るぞ。敗退、とういうことも十分ありえる・・・。


[ 週間蹴通第259節    ] 03月30日(火)
つーわけで、「ボーリング・フォー・コロンバイン」を観た。

テロに対して、自国民の命を守ると言う意味で武力を行使する、
ということは悪いことだとは言い切れないと思うけど
アフガンやイラク、パレスチナの人々の命とアメリカ人とはどう違う?
アジアで、中東で、中南米でアフリカで虐殺をくり返し、
反米政権を葬り、独裁者に金と武器を出し、結局その武器でテロを起こされてる。んでまた攻撃。

自由ってなんだろう?
恐怖と他者に打ち勝とうとする精神に支配されてるアメリカって、本当に自由なの?
9.11が起きた時、神がいるなら、信仰心の厚い国なら、
もしかしてこれは天罰なのではないか、と思う人はいなかったのかな。
恐怖と悲しみと恨みの連鎖はいつまで続く・・・。

アメリカとカナダで銃による死者がどうしてこんなに違うのか?
国の成り立ち、銃の多さ、歴史はそんなに違わない。
その連鎖が経済になっちゃってるってことなんだろうなぁ。

アメリカ、かわいそうな国だなぁ。






[ 週間蹴通第258節    ] 03月29日(月)
フィーゴを出すのか・・・?
モナコに2点取られても4点取るレアル。
この活躍をするフィーゴ放出?で、トッティ?

さて、「エレファント」を観なければ。
「ボーリング・フォー・コロンバイン」は先に観たほうがいいか?

夏に新潟VSボカ、VSバレンシア、マジで?
夏かぁ、今年の夏はどんな夏かなぁ。
時間は〜過ぎ行く〜おそろしぃ〜速さでぇ〜・・・。

今日なんて、2時〜8時だよ、歌。


[ 週間蹴通第257節    ] 03月27日(土)
おめでとう、おつかれさま!
そしてこれからが勝負。
自分の居場所は自分で作るしかないのだ。

新潟が仙台みたいになりませんように・・・。




[ 週間蹴通第256節    ] 03月24日(水)
Jリーグ1st.ステージ第2節、アルビレックス新潟はホーム開幕戦にヴィッセル神戸を迎えたが
ドローで終わるもJ1初の勝ち点1を上げた。

個人的には神戸のクラブには絶対に勝ってほしかったので残念だ。
と、同時にこの試合の後、主力が二人ケガで使えなくなったのがかなり痛い。

神戸のイルハンは、2002年W杯で個人的に買っていたので期待していたが、
カズとともに大した活躍もできないままこの試合で90分戦った後、ひざの水を抜きにイタリアへ。
(途中出場の播戸のほうがよっぽどコワイヨ)

イルハンと神戸の移籍金や年俸はよく知らないが、
あれだけW杯で活躍していて、トルコリーグの得点王にまでなっていた男が、
ヨーロッパのクラブに移籍しなかったことを、神戸が支払う金額に比較して考えたのだろうかねぇ?

ケガ隠して契約したとしたら、詐欺じゃん。

稽古が始まった。
加納さん、さすが、常人ではないな。うぷぷ・・・。

こりゃまた色々試されるような展開・・・。
どうやって生きてきて、どうやって生きていくのか
問われないと考えられないようじゃ、あかんがな・・・。


[ 週間蹴通第255節  アルビもいいが、「燃えよ剣 」    ] 03月21日(日)
最近、こちらからは連絡のなかなかとれない人がここを見てる、
と言う話をきいたので、ちょっとマメに更新したりする。
サッカーに限らず、内容はつれづれだ。

最近「燃えよ剣」(司馬遼太郎)を読んだ。
司馬作品ではあまり人気がないというこの作品だが、
元来歴史好き、ということもあっておれはなかなかにマイブームなのだ。
でも大河の山本耕史くんの土方歳三がなかなかかっこいいというのも読むきっかけだったりする。
桂が出てた「ちゃちゃちゃ」で竜馬が発注していた洋服を、土方(らしい男)が貰い受けるシーンがあって、
五稜郭の時期に土方が大阪におるかいっ、とつっこみつつも、
お龍さんが革靴を観て思わず竜馬を思い出してる所では、涙もろい俺はもう駄目!って感じなのだった。

小学生の時「幕末に輝く星」という児童書を読んで以来、竜馬好きになり、明治維新がらみのものを読み漁ったが、
だんだん飽きちゃって、オカルトとかデカダンなものに傾倒していった。
その後、高校に入った時の生徒会長が、出身中学で左翼思想の教師に強く影響されたらしく、
「維新伝心」とかいうメッセージ色の強い生徒会新聞を毎日配って、それがすっごくウザかった。
ある日職員室で遊んでたら、かなり陰険で生徒の人気0の歴史教師がその会長を指して
「高校生にもなっていい年して竜馬竜馬って、ばかか・・・」
というので、まったくその通りだなぁ、と思ったら、何か仲良くなって、
世界史の成績も上がり、たぶんそれで大学も受かった。
ともかく幕末ものはそれ以来だ。

土方歳三は性格が決してよくない。
攻撃的で、理想の為には情に流されず仲間を平気で殺すので恐れられている。
女にもあまり興味がないが、おしゃれだったりする。
で、近藤勇みたいにマメな男より、実際もてるのは恋愛自体に溺れないようなこういう男だ。
クール、というよりむしろニヒルだったりする。
頭はいいが、理論でなく本能を優先する。

こういう男、はいこのキャラクターは、
中田英寿。
ぴったり。(やっと蹴通つながりましたよ!)

明治座で今度上川さんがやるが、どうなんだろう・・・?
近藤勇の魅力は絶対的な求心力。裏表のない、太陽みたいな人柄。
土方はそれに惚れ込んだが故にヒールになった、いわば月だ。
青白い光にいつも妖しい鋭さがある。それが土方の魅力。
上川さんのよさって、太陽みたいなとこだとおれは思うんだけどなぁ。

おれもやりたい!土方。
赤レンジャーに対して青レンジャーみたいな役。

アルビレックスはいい試合をしたが、神戸あたりからは勝ち星を取っとかないと、
年間勝ち点30には届かないぞ。



[ 週間蹴通第254節  アテネ五輪出場! ] 03月18日(木)
アテネアテネアテネ〜!!

バーレーンは引き分けたが、文句なしの一位通過だった。

こんな充実感は人生の中でもそんなに味わえないだろうなぁ。
燃え尽きちゃわなきゃいいけどね。

このチームがスタートした時、今夜のように饒舌に語れる選手が何人いただろう。
みんなが今の平山くらいの寡黙、というか、地味だったよね。
それがこの修羅場をくぐり抜けたことで、自分の口で、自分の経験から、
自分の事だけじゃなく、全体のことを語れるようになってきた。
頭でっかちじゃ駄目だ。
知識とは一般論じゃ駄目だ。テレビばっかじゃ駄目だ。
自分が体験して学んだことだけが知識だ。
だからみんな、いい男になってきたでしょう?
そういうのが顔に出る。
男は年齢でも知識の多さでもない。見た目だ。
経験が顔に出てる見た目が年齢だ。

そういう意味で、おもしろい顔してる奴が多いこのチーム。
田中と平山を中心に「ロード・オブ・ザ・リング」をやってほしい。
(田中、めちゃくちゃホビットだよね〜)


[ 週間蹴通第253節  さぁ、明日は決勝戦  ] 03月18日(木)
U−23オリンピック代表の欠点は精神的な支柱がいなかったことだ。
ボランチの鈴木はキャプテンマークを巻いてる以上、中ではリーダーシップが取れるほうなのだろう。
押しの強さでは闘莉王だろうが、レバノン戦では二人ともピッチにいなかった。
代わって入った阿部(キャプテンマークも巻いた)と、大久保は攻守でキッチリ仕事をし、
結果的にこの二人が得点。
特に失点後チームに下を向くなと叱咤し、直後に頭で叩き込んだ大久保が、
はっきりとこのチームのリーダーということが分かった。
A代表でうまくいかず、キャバクラで暴れ、マスコミに叩かれた大久保をUAEラウンドに招集せず、
その鬱憤を日本ラウンドで晴らさせることが狙いだったとすれば
山本正邦、恐るべし、大だぬき監督!



[ 週間蹴通第252節   ] 03月11日(木)
リリパットアーミーUのゲストに出た。

リリパのサッカー好き仲間の萬谷くんが
「いつも読んでます」って言ったのであわてて更新する。

U−23の下痢問題はただ事じゃない。国際問題だ。
いくらなんでも人数が多すぎる。
外的要因があったにせよ無かったにせよ、危機管理が甘すぎる。
今週末だぞ、本番は。アウェイじゃないか、これじゃ。

ねぇー、萬ちゃん。

萬ちゃんの好きなアヤックスはCLで敗退してしまったが、
続いてユベントス、マンUも敗退した。

注目はポルトだ。強い・・・。


[ 週間蹴通第251節  ばばんばばんばんばん、あーレバノンノン ] 03月04日(木)
4−0のスコアはよかったね、4つのゴールすべてがすばらしかった。
全員の気持ちが入っていた。猛獣。相手を陵辱する気まんまん。
前半で平山を下げたのと、前田と坂田にチャンスを与えた采配はGOO!
今野・坂田・平山、若さが出てるねぇ、よくない方向で!

UAEにキッチリ勝って折り返し。

それよりも、今日はひとりでラース・V・トリアー監督の「DOGVILLE」を観てしまったのだ。
新しいことをやろうとしている人を尊敬する。
舞台をやってる人間にとってこの映画はとても刺激的だ。
むかし花組を観に来たペーター・ストルマーレ氏
(「夏の夜の夢」「間違いの喜劇」演出、トリアーの「ダンサーインザダーク」や
「ファーゴ」「ジュラシックパーク2」にも出演)
が加納演出を「CRAZY!」と興奮気味に言ったが、同じ事をトリアー監督に言いたい。
おかしいよ、この人絶対!
(ドキュメンタリーのメイキングの予告編を見る限り、現場スタッフキャスト全員そう思ってるらしい・・・。)

一つ決めた斬新な趣向を徹底的に極める、ということは大変だ。
日本の商業演劇には無理だ。色んなトコから文句が出る。
小さいユニットでしか出来ないこと。そういう意味で、潤の出てた栗田さんの「ハムレット」よく出来てたよね。
しかもトリアーの趣向は一回限りだ。固執しないとこもすごい。

ラース・V・トリアー作品は観るのに相当の痛みを伴う。すっきりすることはない。
今流行の、「泣ける!」っていうのでもない。
(そんなにみんな泣きたいのかなぁ?泣きたい人は幸せなんだろうなぁ。)
なんせ救いがない。「奇跡の海」は奇跡が起きるのでまだよいが、
「ダンサー・・」と「DOGVILLE」を観終わってもカタルシスがあるわけでもなく、
何だか重ーいものをお腹のあたりに飲み込んで映画館から帰らなきゃいけない。
デートで行ってはいけない種類の映画。帰りの飯はきっとまずい。

そういうものを受け入れられない人も多いだろうな。
気分がよくなるものだけを体に入れたい人は。

トリアー作品はその趣向について大きく取り上げられるが、
いっつも観て思うのは、「キリスト教」ってやつに関係してるのかもしれないが、
「他人を許す」ってことを問い詰められてる気がする。
それは監督の主張では決してなく、人はこうあるべきだという教えでもないんだけど、
あのDOGVILLEの村に来たニコールキッドマンが、村人をそうさせたように、
「自分の弱さ」ってのを見せちゃうんだな、観客に。
それを観たくない人は嫌いだよきっと、トリアー。

でもおれは観ちゃうのだ。自分の傷をいじっちゃうのだ。
いやらしいなぁ、エロスだな。
まー、おれはきっと安心なんだ。自分の弱さを認めちゃうことが。

涙の数だけ強くなれるよ、ってね、みつを。(ZARD?)



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