□ もどる □

週刊蹴通
(2003/08)


[ 週間蹴通第234節 蹴通はこういうことを考えるためにやっておる。サッカーニュースコーナーじゃないんだよ、と自戒を込め。  ] 08月07日(木)
一ヶ月以上のご無沙汰でした。

「シャンソマニア」では色々なうれしい誤算もあり、花組としては非常にいい公演になったと思います。

特に、個人技の集合を全体プレーにまで高める、
という理想的な形が一部表現できたのは非常に楽しかった。

大阪千秋楽の役者紹介では座長から「色々やって気が済んだでしょ」と聞かれましたが、
こと芝居の現場においておれは満足したことはないんですよね。
どんなにお客さんや関係者からの反応がよくても、
全然気が済んでない、反省や不満ばかりが残っています。

個人技で注目され、人一倍シュートを打って、それなりに得点し、結果としてゲームに勝ったとしても、
内容で勝っていたとは思えない、そんな気持ち。
もっとパスをつなぐこと、試合全体での緩急、他人のプレーに対する全体の意識・フォローアップ。
自分の反省だけでも問題は山積みだ。

レアルはアジアに営業に来て、FC東京に3−0で勝ったが、
太ったロナウドとラウルの個人技で2人で4人を崩したシーン以外、
マドリーのホームでこの試合をやっても「オーレ」という声は上がらないだろう。

いろんなことが集団でオートマティックにできるまで行きたい。
反面オートマティズムは馴れ合いと甘さを生むこともある。
でもベースは結局個人だ、ってことだよな。

シャンソマニアが終わったら、Jリーグも終わっていた。
柳沢に続き鈴木もヨーロッパに戻った鹿島はどうなる。

それより最近はJ2の新潟の方が気になる。






□ もどる □