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週刊蹴通
(2002/12)


[ 週間蹴通第220節   2002年最終版   ] 12月31日(火)
2002年さようなら。

本当にいろいろな事が降り注ぐように起きた一年だった。
それらの多くはありがたくないことだったが、
逆に来年は絶対に今年よりはいいわけで、安心している。

沢山の出会いがありますように。
沢山の発見がありますように。
沢山の愛を得、またそれ以上に与えられますように。

来年もよろしくおねがいします。

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さて、アルビレックス新潟に山口素弘選手加入!
元旦は天皇杯で鹿島今年2冠達成!(予定)
楽しみは尽きないね。


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[ 週間蹴通第219節   今更ながら誤審問題について。 ] 12月20日(金)
サッカー全国高校選手権・岡山県大会決勝の誤審問題について一応意見を述べておきましょう。


作陽高校が決めたVゴールが認められず、水島工がPK戦の末優勝。
異議を申し立てた作陽に対して日本サッカー協会はビデオ審議の結果誤審を認めたが、
結果は覆らなかった。水島工は辞退も考慮したが、会議の末全国大会出場を決めた。
しかし、水島工のエースストライカーが「相手の気持ちを考えると出場できない」と個人的に出場を辞退。
名簿の提出期限までに気持ちが変わらず、水島工はこの選手の名前を削除した。
(読売新聞から抜粋しました。すいません)


誤審の問題は今年のW杯の例を出すまでもなく、すべてのスポーツに永遠に付きまとう。
FIFAは審判のプロ化やビデオ・3主審制度を検討していると言う。
間違いとは間違いなんだからあくまでたださなきゃならない。
作陽の選手たちはまだ再戦を信じて練習しているという。
この大会に3年間をかけてきた気持ちは収まらないだろう。
この敗戦でサッカー人生が終わる人もいるかもしれない。
勝敗とは残酷だ。
また、辞退した水島の選手の気持ちもわかる。
そしてやさしくて、責任感のある人なのだろうなぁと思う。

しかし、これがスポーツだ。

はっきりいって、がっかりした。
この大会でサッカー人生を終えてしまう大半の選手たちならまだしも、
仮にも水島工のエースストライカーともあろう人間がこの発言をしてはいけないと思う。
彼はにプロになる気がないのだろうか?
プロになる気だったら、(開き直れとはいわないが)涙を飲んだ作陽の分まで全国大会で活躍して、
自分たちは運で勝ったが実力もある!ということを、また岡山のレベルの高さをみせればいいじゃないのかな。
現に延長・PKまでもつれ込んだのは作陽と同等の実力があるからで、決して恥ずかしくない!
作陽11のためにもがんばるというのがスポーツマンシップだとおれは思うよ。
(↓のホーストをみよ!)
この大会で活躍して日本選抜へ。ワールドユース、アテネ五輪。
こういうことをチームのストライカーが考えなかったら、水島工の後輩たちがかわいそうだ。

日本の体育は武道だ。
侍精神は時として自分の内側に入り込んで自滅していくが、
(死んでわびるなら死ぬ気でがんばれ!ってやつだよね。)
世界に通じる大人のスポーツマンシップを意識しないと、勝てないよ。
野球もサッカーも柔道も。

W杯の誤審問題だって、まぁ、韓国のホームで5万人の韓国人にかこまれた試合なんだから、
あの位のことがあってもしょうがない。
もっとひどい野次や凶器や発炎筒や爆発物や豚の頭が飛び交うところでやっているイタリアやスペインの選手たちが、
今更アウェーの試合の誤審を気にするってのが、おれにしてみれば、
「まだアジア人にサッカーはできない」っていう差別意識のあらわれだと思うわけです。
だってドイツ大会で、フーリガンの圧力で審判がドイツに有利な判定をしたら、
文句言うだろうけど、仕方ないとも思うでしょ?

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[ 季刊格闘技通信「ますらを闘技場」 ] 12月07日(土)
アーネスト・ホーストK1グランプリ4冠!
巨獣ボブ・サップリタイアによる敗者復活での返り咲き。

サップの拳、セフォーの足首、決勝でレバンナのひじを破壊した。
しかし、このホーストの上手さと攻撃力のすごさを見れば見るほど、
準々決勝で一度敗れたサップのパワーに脅威を感じてしまうのだ。
優勝したホーストに、本当にパワーのみで勝ってしまった。
ホーストのガードの上から、丸太のような腕の連打で落としてしまった。
今までのK1の常識、攻撃とガードとコンビネーションというものはサップには通用しない。
しかも今回は精神力の強さもみせちゃった。
10年たって、もともとスーパーヘビー級のK1にサップやハントみたいのが活躍する時代がくるとはねぇ・・・。

アンディ、どうよ・・・?


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[ 週間蹴通第218節  マドリードといわず、マドリーといってくれ! ] 12月05日(木)
216節で「ミランのほうがレアルよりドキドキする」と書いたのだが、
いや、やっぱレアルはすごかった。腹が立つくらいすごいプレーの連発。
得点シーンは2回だけで、「前評判から考えれば」決して多くなかった(笑)が、
パス1つにしてもトラップにしても、マークのはずし方にしても、
世界のトップはこれほどまでに!!とちびるくらい本当にすっごかったよなー。
それでも南米代表のオリンピアだってけっこう惜しかったじゃないか!
とおっしゃるあなたあなたあなた、ほっほっほ、冗談じゃありませんよ。
確かに好機は何度も作ったし、GKカニージャスのセーブが得点を、つまり勝敗を分けた部分もある。
でも、レアルはまったく負ける気がしなかった。
内容で、個人能力でレアルは圧倒的でした!余裕で完勝でした!ごちそうさまでした!
だってさぁ、交代枠使い切らなかったでしょ?余裕じゃん。ジダン温存じゃん。

さて、カズが帯状疱疹になるなど(笑)、来季のことがささやかれ始めましたが、
大岩鹿島入りというのはちょっとムフフだなぁ。鹿島もついに純日本人クラブを目指すか。
井原と福田は引退しないで新潟とかそういうとこに行けばいいのになぁ。
うちの親父もファンである高原はハンブルガーSVにいよいよ?
ドイツ大会を前に、ブンデスリーガかぁ。いいねぇ。

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[ 週間蹴通第217節  サンフレッチェ降格!嗚呼、昔のチャンピオーン・・・。 ] 12月02日(月)
上り調子の中、最終節はすでに降格が決定していた札幌が相手。
柏と神戸の対戦相手をみても、逆転残留は必ずしも奇跡ではない、と思っていた。
しかし、壮絶な点の取り合いの末、Vゴール負け。延長突入の時点で柏・神戸が90分勝ちしていたので、
もう気持ちが尽きていたよね。

上村・久保・茂木・森崎双子・藤本・駒野・下田・・・。
新旧の日本代表クラスを各ポジションにそろえた広島がなぜ降格したのかは試合を見ていないのでわからないが、
広島サポーターもフロントもはギリギリにならないと動かないのではないのだろうか?
戦力的には遜色なくても、今年優勝争いしていても、来年降格しないとは言い切れない。
逆にいえば、2ステージ毎の短期決戦では昇格チームが優勝争いする可能性は十分ある。
これは、(よくいうことだが)リーグが未成熟だからだと思う。

これから先はチームとサポーターの思いの量が問われると思う。
そういう意味で札幌は必ず返り咲くと思う。




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