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週刊蹴通
(2002/11)


[ 週間蹴通第216節  ミランのオーナーはイタリアの首相!復活赤黒軍団。 ] 11月28日(木)
今年のミランはとーっても強い。
80年代のサッキ時代以来のスーパーチームといっていい。
レアルマドリーがロナウドを補強したことが話題となるが、
より現実的な補強をしたのはミランかもしれない。
そして事実、CL2次リーグ初戦でACミランはレアルに勝ってしまったのだ。

リヴァウド加入によるピルロのコンバートが大当たり。ルイコスタ、リヴァウド、ピルロなどファンタジスタ系中盤と、
それをカバーしてあまりあるガットゥーソ、セードルフらの「現実的」な役割が上手くマッチしている。
でもネスタの加入がパズルの最後のピースをはめたと思う。

かつて、バティとルイコスタ好きのために(今はなき)フィオレンティーナのファンだったおれは、
この久しぶりにファンタジックなイタリアのクラブを観て、ちょっとドキドキするのだ。
レアルよりも。


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[ 週間蹴通第215節  ありがとうアルヘンチーナー&反町監督 ] 11月25日(月)
今年最後のAマッチ。
アルゼンチンに0−2で敗戦。

本気(とかいてマジと読む)だった。
ジーコというブランドはここまで大きいのかと改めて痛感。
メンバーだけでなく、戦い方も、さらに再戦要求までしていただけるとは!(うへー、平伏。)
勝負は一瞬だった。しかしその一瞬のプレーの差こそが世界のトップへの扉。
日本はW杯で世界に飛びデビューした。でも世界のトップとはまだ大きな差がある。
例えば、「黄金の中盤」といわれる小野や稲本がレアルやミラン、アーセナルで通用するか?という差だ。
それは去年フェイエで小野の同僚だったトマソンが、今年ミランでどのくらい活躍してるかという例を出すまでもなく、
まー、相当大きい差なのだと思うのね。

前半はなかなかだった。
中田英がいたら名良橋はもっと使ってもらえたと思う。
俊輔はいいスキルを披露していたが、レッジーナ、というかイタリアから早く出た方がいいのでは?と思った。
すべて歯車で構成するようなセリエAのサッカーの、しかも下位チームの戦術は
徹底的に守りだ。
カウンターとセットプレーがすべての得点源、という中では俊輔の捌きとフリーキックは貴重だが、
彼にはやはりこの試合のオルテガのようなプレーを期待してしまう。
オルテガはイタリアでは上手くいかなかった。
でも小野や稲本が2年目でグンと伸びたように、ある程度中位のクラブで「慣れる」ことは悪くないよね。

それにしても来年16戦(F1かよ)でしょ?
すっげーよな、ジーコって!やっぱ神様だったんだなぁ。

アルビレックスサポーターの皆さんはよくフロントに働きかけて、反町監督続投を決めさせたと思う。
色々な環境整備が条件の一つだったらしいが、あのままJ1に上がって恥ずかしい思いをするよりは
意識改革も含めて準備万端で行けることのほうがよかったかも。

あー、やっと稽古に入れるな。


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[ 週間蹴通第214節 訂正! ] 11月17日(日)
どわっはははは。まちがった。ばけらった。

J1は残り2試合あるのね。
ってことは、G大阪にもまだ優勝の可能性が(少ーし)あるから、
ジュビロまだ優勝じゃないんだね。

ガンバ大阪ガンバレ。


[ 週間蹴通第214節   ジュビロ磐田完全優勝&アルビレックス新潟昇格ならず!  ] 11月16日(土)
最終節を待たずに完全優勝、文句なし!の強さだった。
2シーズン制での前後期完全優勝は、歴史に残る偉業中の偉業だと思う。
Jリーグが通年してもりあがるならば、2シーズン制なんていらないんだろうけど。
鹿島は降格のかかる広島に0−2で敗れた。
最終順位はわからないが、ナ杯を取り、リーグ戦で優勝争いをしたことは、
今のチーム状況下では本当によくやった。

J1昇格争い直接争いガチンコ勝負は、セレッソが3−0で新潟を下し、1年でのJ1復帰を決めた。
これだけやられればかえって気持ちがいいくらいだった。
贔屓目に見ても総合力で負けていた。
しかし、セレッソどころかREDSにも負けていないサポーターの力で
相手チームや自チームフロントを動かし、来年こそ!
・・・、でも新潟も去年に比べればFWを中心に戦力ダウンのメンバーでここまでやったんだから、
えらい。セレッソと大分はもっと地獄を見てきたんだからね・・・。


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[ 週間蹴通第213節   鹿島アントラーズ、ヤマザキナビスコカップ優勝! ] 11月05日(火)
賞金1億円ゲットー!(この金でバティーなんか買うなよ!)

国立霞ヶ関競技場は360°赤一色。
TVでは、浦和サポーターのほうが圧倒的に多いように見えたが、
勝ったのはもうちょっと濃い赤のチームだった。

ゴール自体は、小笠原のミスキックからの偶発的なものだった。
浦和の3トップのスピードは驚異的だったが、それに対する鹿島の守りはよく計算されていた。
だが鹿島の決定機も多くなかった。
ほとんどの人間が本調子でなく、試合感も戻ってないひどい状態だったが、
とりあえずほぼベストメンバーが揃い、しかもタイトルが取れたのだから
おれは100点満点をあげたいね!

このゲームの見所は、両チームのディフェンスだったと思う。
そして、派手な攻め合い打ち合いの試合でなく、
こういう攻撃の芽のつぶし合いといった試合もわれわれが面白がって見られるのは、
見る側・やる側含めた日本のサッカーが成長したんだなぁ、とつくづく思う。


アルビレックス新潟の昇格はかなり黄色信号点滅だが、
心配なのは来季のJ1を逃すより、今季で契約終了の反町監督が、
来季続投しないんじゃないかと思われること。
これだけの名監督をJ1クラブが放っとくとは思えない。
反町監督はハートも熱いし、新潟に対しての思いもあるだろうが、
それ以上にプロフェッショナルだ。
いい条件の話があれば行くだろうし、またそうすべきだと思う。
しかし、そうなるとチーム作りは1からで、来年以降の昇格は・・・、だ。
いくらサポーターの数や気持ちが強くても成績が伴うとは限らないのは、
コンサドーレ札幌をみれば明らかだもんね。

浦和はほとんどタイトルに手が届くところにいたが、
残念ながら鹿島アントラーズとジュビロ磐田にはまだ遠く及ばない。

タイトルをとることより、王者でいつづけていることのほうがはるかにすごいからだ。


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[ 週間蹴通第212節 ] 11月01日(金)
負けたー、韓国にー。

延長でー、ずどーん・・・。

よく守った。非常に集中力が高かった。
・・・んだけど、その分攻撃は手数がかけられず、決定機も少なかった。
韓国の足が止まった後半の後のほうは、日本のラッシュになったが、
やっぱりゴールの匂いは薄かった。
前の試合で、唯一攻撃にアクセントをつけられる坂田を先発に使ったが、
常に全力で動く坂田は終盤足が止まり、日本の攻撃は単調になった。
今日はそのためサブにまわったが、坂田投入のタイミングがひとつのポイントだったのだろう。
だが、逆にいえば坂田頼みの攻撃陣の層の薄さが、このチームの弱点だった。
U−21の弱点がディフェンスだったとおれは思うので、
両チームを融合した五輪代表はさらに強くなると思う。

それにしても、くそぅ。
アジアで優勝するのはなかなか大変なのだな。
改めて、・・・くそぅ。

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