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週刊蹴通
(2002/10)


[ 週間蹴通第211節 ] 10月30日(水)
U−19日本代表、ウズベキスタンをPK戦の末下し、アジアユース4大会連続決勝進出!

試合には辛くも勝ったが、局面ごとの「ケンカ」には負けていた。
でもそれは体格の面だけではないと思う。精神力や経験、演技力・・・。
この年代ですでにマリーシア(技術的なある意味のずるがしこさ)が、ウズベキスタンの選手には備わっていた。
(ただ審判はもうちょっとファールをとってもよかったな。)
このチームは高校生も多いが、高校サッカー界というか学校体育のなかでは、こういうことを良しとしないのかな?
ウズベキスタンの10番の選手はユベントスのプリマベーラ(ユース)に所属しているという。
日本代表も多くのJリーガーがいる。
彼らはみなプロであり、勝つために、生きるためにサッカーをしているのであって、
スポーツマン精神にのっとってやってるわけではない。
高校野球にすがすがしいものを求める気持ちは分からないではないが
それは非常に日本的なものであって、プロの世界に直結して生きている人に
それだけを求めるのはかわいそうだし、発展も望めないと思うのだ。
アマチュアの祭典オリンピックだって、ほとんどの競技でプロ選手の出場を認めている。
それは、われわれ観客がみたいものが必ずしも「スポーツマンシップ」ではなく、
「最高の競技」だからだ。

そんな中、坂田は今日もすばらしくケンカ腰だった。
いわゆるゴールデンエイジ、‘99Wユースの頃の稲本は相手を震え上らせるプレーで、
おれは「番長」と名づけたが、坂田は「番長継承」してほしい。
いかんせん、稲本みたいな体格がないので逆に吹っ飛ばされることが多いが・・・。
じゃ、どっちかというと「鉄砲玉」かも。

坂田はプレーより、ゴール後のパフォーマンスについて大熊監督の指導を受けてほしい。
さもないと、「アホの坂田」って呼ぶぞ。


アルビレックス新潟とセレッソ大阪は、仲良くJ2残留し、かわりに川崎Fが逆転昇格する、
っていうのに1000点。


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[ 週間蹴通第210節 ] 10月26日(土)
Wユース・アジア最終予選準々決勝、UAEに3−0で勝利。
4位以上が決まり、本大会出場決定!

今日の中盤のプレスはなかなか見ごたえがあった。
3−0どころか、6−0でもおかしくない試合だったが、
決定機をはずしまくってる、ということにはかわりなし、か。
でもまとまりはできてきた。さすが、スポンジみたいな吸収力。

人の才能には、吸収力というアビリティーもある。

レアルー・・・。


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[ 週間蹴通第209節   ] 10月24日(木)
大分トリニータVSアルビレックス新潟。
昇格争い直接対決は毎年苦汁なめまくりの大分が意地をみせ、2−1で勝利。
C大阪が負けたので、新潟はこの試合に最低引き分けて踏ん張りたかったが、
前節のような爆発力もなく、中盤も支配され、ま、いいとこなしのゲームだった。(ref.)
というより大分が一枚上だった。大分いよいよリーチか?
新潟はC大阪との直接対決が本当の天王山になった。

このゲームはたぶん、ビリビリ来る!と思う。
テクニックでも戦術でもないギリギリの試合。
サッカーの面白さは必ずしも「うまさ」ではなく、ハートだということが分かる試合。
こういうゲームはJ1J2通しても、年に幾つもないよね。(今日の試合もそういうはずだったんだがなぁ・・・。)

日本U−19代表は準々決勝進出が決まっていたために、控え選手中心の布陣でバングラデシュに3−0で勝利。
インド(好チーム!)に6−0で負けたチームにはゴールラッシュで勝ってほしかったが、
やっぱりこのチーム(年代?)はちょっとぉ、ハートがぁ、えーと、
ねぇのかよ!こら!
もっと若々しい、フレッシュな、ほとばしる、むしろちょっと匂いたつようなものをよぅ、
おれは見たいんだよ!

赤対決、首位浦和を、満身創痍・登録FW一人しかいない鹿島が撃破!
札幌も超低空飛行で何とか勝利。
いいニュースだが、今はJ2だな、おれの興味は。

おれってサポーターじゃないでしょう?

「Singar Song Writar」というDTM(?)のソフトと、YAMAHAの「サウンドスケッチャー」ください!(うそ)
いや、詳しく知っている方、ぜひ教えてください。


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[ 週間蹴通第208節   ] 10月17日(木)
ZICO JAPAN始動!
ジャマイカに1−1のドロー。

そして、Wユースアジア最終予選第一戦は、強豪サウジアラビアに1−2で逆転勝ち!

ジャマイカ戦はドローで十分。たった二日の練習でのこの結果は「及第」でしょう?
注目の黄金のカルテットは、はっきり言って体が重そうだったが、
さすがパルマ・フルハム・フェイエ・レッジーナを背負う4人、個人の力だけでゲームを作ってしまった。
と、いっても4人揃ってが初めてなだけで、お互いの手の内は十分知ってるわけだしね。
バリエーション、という意味で色んな人(名波・小笠原観たかった!)も使うべきだが、
この4人のコンビネーションの熟成、これが2006年を左右することは間違いなさそうだ。

高原は4人に全く負けていなかった。
「こんなにでかかった?」と思うくらいの存在感。
しかし、交代して入った柳沢は、短い時間だったがよく持ち味を発揮。

あの飛び出し!久しぶりに危険なヤナギを見た感じ。Jでもやれよ。
でもこのスタメンと交代の仕方は、鹿島以外のサポーターさんたちからは不満が出るかもね。
藤田はちょっとこのこと予想してたけどね・・・。

18、19あたりではもうリフティングやドリブルなどの基本的な技術は完成される、と言われているが、
前回のワールドユースメンバー(現アジア大会準優勝メンバー)の世代や、
例えば小野が18で‘98W杯に出たときと比べると、(もちろんフル代表の試合を見た後、ということもあるのだろうが)
今のU−19日本代表は、若干技術レベルが低いのかな?と感じた。

トルシエがそのあたりのことや、精神的なことまで、この年代にたたきこんだことが
今日のフル代表に生きているとも言える。
戦術的なことやマスコミへの対応など、ZICOと比較してトルシエに批判的な記事や番組をよく見るが、
両監督のやりかたの違いはともかく、現代表がトルシエJAPANをベースにしていることは事実。
FC東京をJ1に上げた大熊監督が子供たちをどう育てるか、期待。

しかし、マリノスの坂田は途中出場だったが別物だった。
スピードや落ち着き具合、ガンの飛ばし方など、さすが!
Jで1年以上俊輔や奥のパスをもらってただけのことはある。
大事だよな、自分より高いレベルの人たちにもまれるというのは。

そういう意味で、ユース世代からフル代表までを集めた合同大合宿とかを提案するね。
もちろん「ホテル北の丸」で温泉、宴会、隠し芸大会つき。
GONと秋田のマンマークどつき漫才とか、満男と俊輔のむっつり対決とか、そういうの。

たぶん中田英は不参加でしょうが・・・。


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[ 週間蹴通第207節   ] 10月13日(日)
U−21日本代表、決勝でイランに1−2で敗れ、銀メダル。

2失点につながるミスをおかした青木は後半から入ったが、
負傷でここ何試合か阿部が代わりにセンターバックに入っていた。
阿部の出来も精神的な盛り上げもなかなかだったので、ちょっと前でも使いたかったのだろうが、
青木は今日まだ抜糸をしていなかったらしい。動きはやはり硬かった、と思う。

泣け青木、もっと泣け!悔やめ青木、もっと悔やめ!
「悪いのは自分だ。いや、いっそ死んでしまおう。」
そうだ、そのくらいの痛恨が青木を育てるのだ。

ジュビロに0−7で負けた後、
「おれたちは駄目だ」と口に出して言えるチームになった。
その自覚が若い彼らから甘えを奪い、ハングリーさを与えた。
そのハングリーさが6試合の間に、チームをこれだけ成長させたのだ。

Road To Athenes.
まずアジア予選突破で、その中で今日の借りを返す!
そしてオリンピック本戦ではDFラインを中心にオーバーエイジを入れてほしい。
この魅力的な攻撃陣は、これはこれで、熟成が見たいからだ。

このチームがまだ見られると思うと、ちょっと嬉しかったりするようになった。

アルビレックス新潟は今最も人気のあるJリーグのクラブではあるが、
実力の面ではいまひとつである。
来年は、人気の面でも実力の面でもどっこいどっこいのコンサドーレ札幌と、
もう一度昇格争いをしてもいたしかたない。



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[ 週間蹴通第206節   ] 10月11日(金)
U−21谷間の世代、史上初のアジア大会決勝進出!

そして決勝戦の相手は・・・、
あれ?
イラン・・・!?

くぉらー!くぁ、韓国ーっ!
負けられないんじゃなかったのかよう?
決勝でしかも敵地でカテゴリーが上のチームを、
われらが谷間の世代、大会直前ジュビロに7−0で負けたチームがぶちやぶる!
・・・というおれの夢物語はまたしても見られないのでした。

今日はダイジェストでしか見てないが、
松井が目立ち大久保はマークもきつかったがピッチから消えていた。
途中ではいった田中達はよかった。
それでも石川も、多分今大会調子のよくない前田も出ていない。
谷間ったって、すげぇなこの面子。
多少壊れてても無理して使っている今の鹿島からみれば、
恐ろしいほどの層の厚さ!
鹿島、今元気なの11人くらいしかいないってのは、
花組野球部がメンバー集まんなくてぎりぎり試合できるか、ってのと同じレベルでしょう?

早く優勝して青木と野沢返してください、と思ってたら、壊されてますね>青木。

宮本負傷のため小村召集。
まだ使えるのか、小村。‘98W杯のセンターバックが復活。
あごと頭で2点。
あ、これはもしかして、今更ながら‘98W杯ジャマイカ戦の借りを今回返そうという計画か?
だとしたら、名良橋、名波、ゴンも先発ね。

トヨタのCMで、ついに女の子に「変な髪形」と(しかもオランダ語で)言わせてしまった小野くんがんばれ。

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[ 週間蹴通第205節   ] 10月08日(火)
大久保という男。

J2得点王争いトップ。
するどいドリブル、裏をつく発想、パスの精度、決定力。
森島を目指す男。
しかし、すでに森島の動きに本山の切れ味と、小野の「遊び」を兼ね備えている。
この男はヤバイ。
外国に行けるかもしれない、いやとっとと行け!
そう思わせる逸材。

この世代が一試合ごとに得る経験値がこれほどでかいとは、
シドニー世代の時には感じなかった。
シドニー世代はもうすでにそれぞれのチームでレギュラーを取っていた。
つまり、オリンピック代表(今はC代表以下)がレギュラーを取れないほど、日本の選手層が厚くなったのだ。
さらにそのU−21代表のスタメンに、Jで活躍する阿部や田中達がいない。
青木と交代して入った阿部は楽しそうだった。自分がどうあるべきか、どこにいるべきか、見つけられた喜び。
しかし、本来守備的MFの青木や阿部がセンターバックにコンバートされるのは、DFの層の薄さなのだろうか?
あるいはDFにMF的なロングフィードの正確さや個人技、あるいは攻撃力まで求める、という傾向なのか?
青木や阿部の戦闘力を知っているものにとっては、ちょっともったいない気がするのでした。

それにしても、開催国ということで、きっちりU−23+オーバーエイジ枠使いきりという、
W杯に近いメンバーで大会に臨んできた韓国は、負けられませんねー。
だからこそ、韓国とやりたいね。

関係ない在日コリアンへの差別はやめて、関係ありありの朝鮮総連への強制捜査を断行せよ。


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