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週刊蹴通 バックナンバー
2001.1(Vol.89)〜6(Vol.113)

週間蹴通 Vol.113
 Wユース第2戦、アンゴラに2-1で惜敗、4大会連続の決勝T進出は難しくなった。谷間の世代は本当に谷間の世代になってしまった。
 アンゴラは強かった。日本は技術的に遜色ないと思うが、前回のチームと違うのはスピリットだと感じた。
 少年を大人にする。人前で大きな声で自分の意見を言う。自分の言動に責任を持つ。
 トルシエ監督はそういうところからやらせたのが凄かった。ある意味、今のユースの世代の方がそうしたメンタリティーの修正は時間がかかると思うし、日本人の西村監督には根本的な所が見えずらいかもしれない。
 でもフル代表の中山を見てると国籍は関係ないのかも。そう、今ユースに必要なのは中山イズムだ。あるいはラモスイズム。是非ラモスをユース代表監督に!
 若い時は技術云々より、ハートで語る目茶苦茶な大人をあてがえ! むしろその方が、自分で考える事を学ぶと思うんだよね。

 いよいよパルマか!?
 中田が目指すのはもちろんサッカー選手としていい条件のところだろうけど、それは必ずしも金銭とか起用条件だけではなく、ご飯がおいしいかとか、町とクラブとの関係とか、引退後日本に帰らないつもりの彼にとって、そういう環境面も重要なのは理解できる。
 イギリスやスペイン(マドリッドのスープは辛いしバルセロナのパスタは給食みたいだった)のご飯とか、ローマやミラノの喧噪は長く生活するには疲れちゃうよね。
 そういう意味では、パルマというのは、強くて優勝を狙えるペルージャ、という感じでいいと思う。
 ただ、本当にスクデットをねらうのであれば、正直、あと最低50億円の補強は欲しい。ブッフォン・テュラム・カンナバーロらの守備は世界一といってもいいが、そのいずれもが来季移籍の公算が高いのだ。そしてクラブが得た移籍金は中田獲得に使われる…。

 俊輔は小野に追い越されちゃったなぁ。
 フェイエノールトはオランダリーグ2位の強豪だし、プレースタイルも伸二に合ってると思うが、あくまでオランダは選手の輸出国であって、輸入国でないことを考えると、オランダで活躍して、いずれはイタリア・スペインに行きたいね。
 去年の宮本みたいなことが起きないことを願う。
 アントラーズ連勝!
 1コ勝つとぼんっ!て順位があがるのは、混戦だからだが、リーグが熟成してないともいえる。

 キリンカップで広山が観られるのはうれしい。
(2001.6.26)

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週間蹴通 Vol.112
 Wユースアルヘンティーナ2001初戦、オーストラリアに2-0で敗れる。コンフェデでの兄貴分の再現はならなかった。
 U-17世界選手権準優勝のオーストラリアの、日本に対する細かいスカウティングと長い足の芝に、西村監督の目指すムービングフットボールは結果を出せなかった。
 それにしても、コンフェデのフル代表といい、このユース年代といい、オーストラリアの強化は、もしかしたら日本以上に進んでいるかも!という印象を受ける。日本・アメリカ・中国・韓国に並ぶサッカー新興国。
 2002年W杯予選では、南米5位とプレーオフを行うが、コンフェデのチームにプレミア組が加われば、予選突破の力は十分にあると思う。
 昔(といっても2・3年前)みたいな、体格にものを言わせた大味なサッカーでなく、足技に長けた、意外と細かいサッカーをする。それでいてパワープレーもできるので、強い。伊達にコンフェデで、格落ちとはいえフランスとブラジルを破っていない。あの大会で日本は準優勝したが、二番目に強かった、という訳ではないと俺も思う。

 前回のWユースナイジェリア大会でも、初戦を落として準優勝。まだまだ…!!
 中田・パルマ、小野・フェイエノールト、川口・ボルトンの移籍が現実味を帯びてきた。
 ボルトン…って?
 イングランド古豪、っていったって、あのへんのは全部創立100年くらいでしょ!?
(2001.6.20)

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週間蹴通 Vol.111 CONGRA!!
 セリエA最終節、ASローマ、パルマを3-1で下し18年ぶりのスクデット獲得!!
 まだ終了前の40分、優勝を待ちきれないのか間違ったのか、サポーターがピッチに乱入、選手達のユニフォームやスパイクを奪い15分試合が中断。警官隊が追い返した後には、アンダーショーツ一丁のローマ選手や、やっぱりショーツ姿だがなぜかローマのユニフォームを着せられてる、相手パルマのGKブッフォンが立ち尽くしていた。 (ブッフォンは来季、ローマ入りが噂されているのです。試合再開後、ユニフォーム裏返し、グローブなしスパイクも誰かのという姿で5分間を過ごしました。)
 イタリアに来てスクデット取るのに中田は3年、バティは10年アウダイールはもっとか?
 コンフェデ蹴った正否はわからないが、中田本人の意思が一番大事だし、心情的には理解できる。サッカー選手としてどんなに一流でも、セリエA優勝の瞬間を、しかもピッチ上で迎えられる者は僅かだからだ。
 そしてそれは中田だけでなく、日本サッカー界にとっても、永遠に歴史に刻まれるくらい、大きなことだったと思う。
 さぁ、今週はWユース開幕! アーンド稽古が大詰め…。

 関係ないですがおいしいザワークラウトの作り方、ぼくに教えてください。
(2001.6.19)

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週間蹴通 Vol.110 祝?祝!
 コンフェデFINAL、フランスW杯・ユーロ2000二冠王者フランスに0-1で敗退。日本準優勝。
 3月のリベンジ、ジダンもアンリもテュラムもプティもトレゼゲもいない3軍だったが、歯がたたなかった。
 日本はサンドニで5-0で負けた時の、トップフォームのフランスに今勝つ必要はない。しかし、チェコ・ユーゴ・パラグアイ・ルーマニア…といった、W杯ベスト16常連国を食って決勝Tに進む、というノルマを考えると、あと1年で今日のフランスくらいは倒せるようにならなくてはいけない。そのくらいW杯は厳しい、ってことを改めて思わされた大会だった。
 基本的にトルシエのプランは間違ってないが、やっぱりあのラインディフェンスには危険が一杯だ。もう少し、フレキシブルにならないか?

 …でも2週間、楽しませていただきました。沢山飲ませていただきました。準優勝ばんざーい!!
 このレベルの国際大会(しかもアウェー)にもう少し出ておきたいなぁ。そういう意味で世界クラブ選手権の中止が…!
 くそう、かさねがさねFIFAめ!!

 さて、そのコンフェデ蹴ってイタリアに帰ったヒデぽんは、出場機会もなく、ローマはまさかナポリにつっかけてドロー! …という最悪一歩手前の結果でした。心中やいかに?
 これで最終戦で強豪パルマに勝たないと、優勝できませーん!
 やばい! っつうかだめかもよ、っつうかやばいよな、やっぱりヒデぽん。
 久しぶりにみたナポリのエジムンドは、自身の性格の最低ぶりをパワーに変えるがごとくのケダモノぶりで、とても素敵でした。エンドン!
(2001.6.12)

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週間蹴通 Vol.109
 コンフェデ予選リーグ最終戦、しっかりブラジルに引き分けて1位通過!
 こんなにブラジルが弱いと悲しくなる。
 SPIRITSは? 決定力は? いろいろなキメゴトは…?
 つい先週頭まで日本がいわれていたようなことを、ブラジルに言わなきゃならん時代が来るとは…。
 レオン解任は時間の問題だと思うが、もうブラジル代表監督なんて、最初からハズレだとわかってるくじを好んで引く人なんていないだろ。
 だから、今日の試合で、王者ブラジルによく引き分けた!とはとてもいえない。
 ただ、相手でも内容でもなく、予選リーグ3試合、あるいは大会全部を1つの長い戦いだとみると、今日の引き分けという結果は、ハナマルハナマル!だと思うよ。
 さぁ、シナリオ通りになってきた。
 こんなに早くリベンジのチャ〜ンス☆が来るとは…!
(2001.6.5)

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週間蹴通 Vol.108
 FANTASTIC!!
 コンフェデ第2戦、アフリカネイションズカップ・シドニー五輪金メダリストのカメルーンを2-0で下す!
 鈴木最高!! はっきり言って西沢とのコンビネーションがこんなにGoodだとは思わなかった。ハットでもおかしくない大活躍。苦労してた時から応援してるだけに本当にうれしい。
 カナダ戦前半の反省をもとに、2トップでのスタートはよかったと思う。
 また失点後、その2トップにも慣れ、前掛かりになったカメルーンに対して、中田>森島投入、3-5-2>3-4-1-2に、逆にトップターゲットを増やし、さらに運動量の多い中山投入により、カメルーンのDFラインが混乱して後退、攻撃どころではなくなってしまった。トルシエ采配大当たり。
 フィジカルとテクニックに勝るといわれてたカメルーンだが、日本選手が一人一人負けている印象はなかった。それ以上にプレス、カバーリング、また攻撃でも常に一間早く、数的優位を保っていたのがよかった。カナダ戦より全体的によかった。
 これでB組首位。ブラジルがまさか、"つっかけた"(カナダに引き分けた)ことで、準決勝進出決定。
 準決勝の相手は好調のオーストラリアがいい。&決勝でフランスとやりたい。
 まぁ3位決定戦も含め、最低後3試合できるので、解説のベンゲルのいう通り、次のブラジル戦は主力を休ませてもいいのかも。あしたのA組次第。
 くどいようだが、日本が本大会で好調なのは、フランス・スペイン戦の経験が大きい。
 今日の勝利で、来年のW杯でトルシエが采配を振ることは決まりだと思う。
 実は、1勝2敗予選敗退・でもトルシエ続投、というのを予想していたので、結果的にも内容的にもホッとしている。

 さぁ、先週は考えもしなかったが、欲が出てきた。
 優勝しよう!!
(2001.6.3)

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週間蹴通 Vol.107
 コンフェデレーションズカップ2001初戦、ゴールドカップ(北中米カリブ)王者カナダを3-0で粉砕!!
 こんなに楽しげにサッカーをやる日本代表は久しぶりだった!
 フランス・スペイン戦の後で、前半こそ固さが残ったが、11番ブレナンの左サイド突破以外は見るところのないカナダが相手で、全員が本来あるべき姿でプレーできたと思う。
 特に、1ゴール1アシストの小野は楽しそうだった。
 やわらかいトラップ&パスとダイレクトプレー、積極的な位置取りとサイドチェンジは、俊輔とはまた違う"遊び"がある。日本代表では最近見られなかった正確なクロスを連発、慣れない左サイドを十分にこなす能力の高さを見た。プレーのゆとりにトップフォームであることも見て取れた。世界市場に大きくアピールしたと思う。
 チームとしては、全体の意思統一が見られたことが今日の収穫。
 しかしできることならアメリカとやりたかったね。

 次戦、身体能力も戦術的にもおそらくカナダをはるかに上回り、ブラジルに負け後のないカメルーン(アフリカネイションズカップ王者)が相手。勝てば、カナダがブラジルを食わない限り、たぶん決勝T進出。そしてまたフランスとやれる。
 真価が問われる…。
(2001.6.1)

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週間蹴通 Vol.106
 ヨーロッパチャンピオンズリーグ決勝、バイエルンミュンヘンVSバレンシアはPK戦の末、25年ぶりにバイエルンが優勝、トヨタカップへの出場権を得た。
 ドイツのサッカーは堅くて強い直線的なイメージがあったので、攻撃的で中盤の構成に重きを置くスペインのバレンシアが勝ったらいいな、と漠然と思って観てたら、開始直後にバレンシアのメンディエタ(スペイン代表)がPKを決めたため、バイエルン:バレンシアのボール支配率は7:3になってしまった。
 だから自然とバイエルンを応援していたし、東京に来るのはうれしいと思う。

 セリエA第32節、ローマVSミランは1-1のドロー。2位のラツィオもドローに終わり、変わって2位になったユーヴェとは勝点4差なので、残り2試合、次節勝てばスクデット!
 よかったねぇヒデ、よかったねぇバティ、と来週言いたいなぁ。
(2001.5.31)

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週間蹴通 Vol.105
 やっと勝った!
 ボロボロの鹿島は、苦肉の4トップを採用して柏にV勝ち。しかし順位は14位のまま。
 さらに小笠原が骨折。お払いしたのかなぁ…。
 改装鹿島スタジアムは 本当にすばらしい。ここに比べたら横国はうんにょだな。33度の2F席と、陸上トラックのないサッカー専用だということで、日本一のスタジアムかも。W杯終了後も安心なのはここくらいかもね。
 逆に清水のスタジアムは日本平がコンパクトで観やすかっただけに、いまいちくんかも…。
 W杯は不安が一杯。だいじょぶだろか?
 ISLが破綻。ボランティア不在。終了後、各地のスタジアムをどうしていくのか?
 スタジアムが荒れて行くのに伴って、サッカー人気が陰るのが怖い。

 楽しみにしていた世界クラブ選手権が2003年に延期。
 こんなのあり? コンフェデもいいかげんな決め方だったし、遡れば2002年W杯だって、利権のからまった、いじくその悪い決め方だった。開催地や出場するチーム、選手のことをまるで考えてない。最高に政治力のある、最悪の組織だよな、FIFA!!
 勝つのは金なの!?
 有料TVがサッカーやレースの放映権を独占し、観る人が減るのはスポーツが大衆のものではなくなるということ。
 結局そのビッグマネーを得るために、あるいはおこぼれにあずかろうと、あらゆるスポーツの関係者が右往左往している。
 インディからCARTがでたように、F1からも新しいカテゴリーが生まれようとしている。
 サッカーも、もう少し風通しがよくならないかなぁ…。
(2001.5.22)

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週間蹴通 Vol.104
 いや〜、ライブが終わりましたね。
 たくさん間違えましたね。(いつにも増して!)
 だってさぁ、お客さんが入るとさぁ、モニターの聞こえ方が変わっちゃってさぁ、というのはもちろん言い訳なんだけど、舞台ではわりとキンチョウしない方のおれとしては珍しく、あがってしまった!!
 リベンジしたい(言葉間違ってる?)曲がいくつもある! 外音(つまりみんなが聞いてる音)のミキシングがすごくよかったとの証言もあるだけに残念。
 あのKnock-knockのすてきな衣裳も、一回こっきりじゃもったいないし。
 「ノックノックこんにちは」ってダジャレも言うの忘れたし。
 みなさん、次のLIVE TITLEが「わにふじん2」でも怒らないでね。レアカードあげるから。

 さて、演ぶのプロフィールにも紹介されたこのコーナーは、「蹴通」でした。

 よっしゃああ!! セリエA首位決戦、ユベントスVSローマ。中田1ゴール1アシストで、2点のビハインドを同点へ。
 これで勝点6差のまま直接対決を終え、スクデット獲得へ俄然有利になったと思う。かわって2位に浮上したラツィオとも直接対決は終わってるしね。
 しかし、この首位決戦は大味だった。
 開始6分でユーベが2点、終了間際にローマが2点。同じ展開でもこの間の、ポルトガルVSオランダのほうが約1億倍面白かったね!
 中田の2発の外は、両チームとも動きが鈍く、ジダンもトッティもいまいち君だったと思う。
 EU圏外国人枠撤廃は、ボスマン判決並の大事件。ここで詳しく説明するのはムリだけど、代理人のみなさんは大騒ぎでしょうね。
 中田は今ほかの内定がでてなければ、ローマに残留すると思う。
 そしてこれで何人かの日本人が、海を渡ることになるといいけどな。
 …俊輔とかな。

 鹿島は…もういいや。
(2001.5.11)

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週間蹴通 Vol.103
 鹿島…!!
 もう何も言いたくない、観たくない。
 '99のときよりやばいかも。
 鹿島を破った市原好調。
 開幕前は降格まちがいなし!と言い切っただけに、ジェフサポーターの方に「ざまみろ」と言われても仕方がない。
 もともとジェフユースは、育成能力が高いので有名だったが、ここにきて、ベテランと才能ある若手がかみ合い出したのかもしれない。
 そういう意味では、マリノスや広島、C大阪あたりは、2nd.とか来年はいいかもね。
 逆に、ユース年代の層が薄いFC東京は、まずいかもよ、樹人!

 さてBKB LIVEまで1週間を切りました。
 幾らかキャンセルもでてるようなので、興味のある方は、当日ぷらっと出かけると入れるかも。
(2001.5.5)

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週間蹴通 Vol.102
 スペインに1-0で惜敗だと?
 スペインは決して本気では来なかった。5ー0で日本を粉砕したフランスを、翌週2-1で破ったときとは明らかにモチベーションが違う。

 スペインにとって日本はチャレンジするべき相手ではない。大詰めのリーガエスパニョーラの外、チャンピオンズリーグなどを控えるレアル、バレンシアの選手が名を連ねるスペイン代表は、怪我せずに、負けないように、というサッカーだったと思う。
 日本の今回のテーマは守備。つまり失点しないことであって、勝つことが第一ではなかった。
 そんな両者の試合が面白いだろうか?
 そりゃ人数かければ守れるって! (守り切れなかったけど…。)
 そこからどうやって攻めるのかってのがわからない。

 就任以来三年、フラット3の守備を徹底的にやってきた、トルシエジャパンの今のテーマも守備。
 別に守備に問題なしとも思わないが、残り10分まで交代のカードを切らないというのは、なんで?なんで!?
 前半守り切れて、スペインの出方もわかったならば、先制して本気にさせなきゃ遠征の意味なんかないだろうに。
 不安定な上村を下げ、中山を入れ2トップ・4バック気味にして、中田を本来の位置で使い攻勢に出る、というような積極策もみたかった。

 しかしながら川口・森岡・波戸・名波・中田英は大変によかった。特に名波はすばらしかった。
 波戸は初代表とは思えない安心感だった。しかし、'98仏大会の時の中西より劇的にいいだろうか?
 今の代表のフォーメーションは'98の時に近い。だが、同じシステムならば、'98のチームの方が安定感があると思う。

 今のメンバーのよさは必ずしも守備だけではないはず。
 もうそういう時代ではない、と思うのだが…。
(2001.4.27)

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週間蹴通 Vol.101
 2002年W杯欧州予選、グループ2、ポルトガル VS オランダは、2-2でドロー!
 現在グループ首位のアイルランドとのアウェーの試合を残すオランダ、やばいかも…。
 このカード、ホームでポルトガルに負けているオランダは、アウェーでも超攻撃的。0-2で勝ってるにもかかわらず、ファンハール監督は守りに入らずに(オランダらしく!)追加点を取りに行った。…しかし、それが裏目にでて、終了間際にもフィーゴにPK決められ、まさかの引き分け....。
 このチームのどちらかがW杯に来ないなんて、考えられない程の凄い試合だった。
 日本はこういうチームとやらなければならない。今の鹿島…、というか、Jの試合とか観てると、ほんとかよ?って思うくらいのレベルの差を感じる。
 でも、ポルトガルのルイコスタとフィーゴ。中田と名波の動きの理想の一つがここにある気がした。
 しかし、強いよな。体がやっぱり。
 4.25、スペインは本気でやってくれるだろうか?


 先週は巨大アナに登場してもらいました。木原(キー)ちゃんとの掛け合いも楽しみなT・F氏。NTV実況の明日を担う男(ただし悪人)!


 ギターをいじればいじるほど、違うギターがいじりたくなるなぁ。浮気者なのか? おれは...。
(2001.4.17)

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週間蹴通 Vol.100 100回記念スペシャル!!
 100回記念!ということで、最近知り合った、とてもすてきな、サッカー命、という、とても大きな体と顔をした、かなり人当たりはいいが、本当は悪人だと思われる、人気アナに、忙しいところ特別に寄稿していただきました。ありがとう巨大アナ!

100回記念おめでとうございます
日本テレビアナウンサーのT・Fです。
さて、何で私がここで皆さんとお会いするかと言うことですが
これは、八代さんにおまかせします。

さて! 100回記念は真っ正面からサイドネタで。
まず、東京ヴェルディ1969の食堂のお話です。
練習が終わった後、選手たちは「のそのそ」と食事をしに来ます。
クラブハウスの2階にあり、一般の人は食べられない。
私は一応、ファミリー企業なので400円出して食べることができます。
湯気の立ったご飯に、あっさり味のスープ。
新鮮な野菜に、立ち込める肉料理のかおり。
独身の私にとっては最高の贅沢。

そんな食堂も筋肉を冷やすためのアイシングが溶けて、床が水浸しです。
食事をしながら選手たちは何をしているかというと
スポーツ新聞でトトの支持率の確認。
ちょうど鹿島に逆転Vゴール勝ちをした次の試合だったので
ヴェルディの支持率は異常に高かった!
選手たちはわかりやすい。新聞を見てよろこんでいます。
自分たちのチームが上だとやはり嬉しいらしいです。
結局、次の試合はまけたんですけど、、、。

食堂のうまいものはキムチ。
前監督の李国秀氏が取り入れた遺産です。
たしかにうまい。
でもこれを食べる人はあまりいません。
かつて史上最も厳しくシステマチックなサッカーをとりいれたが、
なじまなかったためか。
李監督時代、試合前日の練習で笑いが出ることはまったくなかったので
食堂のキムチを見るたびに、時間が経ったことを知ります。
今は、「サッカーテニス」をしながら笑顔が絶えないので、、、。

話をかえます! 第3節の東京V vs 清水
右サイドの市川が強烈によかった!
アイスリンクのような固いフィールドでも俊足を飛ばし正確なクロス。
ボールがぬれて滑るので、クロスもボールをこすらないように蹴る。
やる、あいつ。
後で話を聞いてみると、視界にはW杯。
「フランスのとき外されたことは今でも忘れない」
彼の表情は笑顔だが気持ちは「まじ」でした。
あの時と比べてかわったことは「身長が3cmのびた」こと。
着実に大きくなってます、あの青年。
実は私はフランスに取材に行った経験がありますが
練習後、最後まで記者に話しを聞かれていたのが「市川少年」でした。
さわると怪我するほどぴりぴりムードだったフランスW杯日本代表の中で
試合に出ない選手で一番話が聞きやすいのが市川。
もともといいやつ過ぎるので記者も何とか話を聞こうとするが
市川に対する質問は一つも出ないんです。あたりまえだけど…。
他の選手がどうだとか、宿舎での岡田監督はとか。
あの時の彼は悔しそうだった、けど、あの時も笑っていたなぁ。
その選手がしっかりレギュラーで押しも押されもせぬ選手になった。
心から応援したくなります。
2002年に向けてぜひ頑張れ!

ということでこのページもあと1年くらいは頑張って下さい!
わたくしの文章、明らかにとりとめがないですが
楽しいですね、このページ。
また呼んで下さい、八代さん!
次は1000回記念で!
それでは。
(2001.4.11)

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週間蹴通 Vol.98 ,99 訳あって合併号

 パート1
 鹿島…。
 もう1ストステージは捨てた。
 今現在の事実上の王者はジュビロだということを痛感。
 熊谷・ファビアーノ戻り、中田左サイドの采配は悪くない、と思いきや、中田のセンタリングの精度が低く噛み合わない。
 でも一番の原因はビスマルクがピリッとしないことだと思う。小笠原の攻守の負担が激増。
 ジュビロを止めるには、名波と藤田を捕まえるしかないが、3列目からも飛び込んでくるし、穴のないチームだと思う。
 このほぼ代表に近いチームが、世界クラブ選手権でどれくらいできるのか。日本サッカーの位置付けを改めて確認できるいいチャンスだと思う。ジュビロがだめなら、日本はまだまだだ、と思えるほど、ジュビロはいいチームだなぁ。なんで樹人は東京に鞍替えしたんだろ?

 あまり野球に興味のない俺ですが、新庄はおもしろい。イチローより注目度高い。
 地位もお金もなげうって、一から世界にチャレンジする野球人はあまりいなかった気がする。
 プロとして自分を安売りしないという意識もわかるが、新庄のほうが、笑える。がんばれ。日本のプロ野球が真のワールドスポーツになる日が来たか?

+ + + + +
 パート2
 先日のフランス戦大敗をうけて、トルシエが代表のシステムの変更を発表。
 F3を5バックに近い形で維持するとのこと。
 このため前がかりになる俊輔は代表落ちの可能性がでてきた。
 しかし今までもF3の弱点はさんざんされてきたし、わかりきっていたと思うけど。右サイドを下がり目にする、変則4バックでは駄目なんだろうか?
 結局、'98フランス大会と同じ守備的なシステムになるならつまらないが、それだけ岡田監督が現実的だったとも言えるのか。
 でも俊輔がこのまま埋もれていくのはあまりにも惜しい! (マリノスなんとかしろ!)
 広山(とかそれこそ新庄)みたいに、南米でもどっかの二部でももう行っちゃえ!と心から思う。
 代表はともかく強いDFと、守備力、突破力、展開力のあるサイド。秋田・名良橋(市川)。

 次回はスペシャル!!
(2001.4.10)

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週間蹴通 Vol.97
 ぼくの周りのtotoラーたちは、いくらつぎこんでるのか、3ツはずしとかけっこう惜しい人が多いけど、ぼくはぜんぜんあたりません(今回5ツはずし)。でもVゴールがあるうちに1回くらい当てたいです。でも日本のためにはVゴールはやめたほうがいいかなぁ。

 鹿島…。
 ファビアーノ・熊谷戻るもセレッソあたりと引き分けちゃって…。

 BKB LIVE 7 のチケット予約受付中!(残券わずか)

 本物のかぶき座の怪人が…!
 これ以上ない日本の本当の宝物だったと思う。
(2001.4.3)

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週間蹴通 Vol.96
 3/23
 U-20日本代表VSチリを観た。(ちなみに第一試合のメキシコVSウクライナも)
 前半相手個人技&守備陣のミスで2点を失い、寒いし、もう絶対だめだなぁ、帰ろうかなぁ、と思っていた。
 しかし3バックから4バック(2バック?)にシステムを変え、大久保(国見>C大阪)・田原(鹿実>マリノス)を投入し、トップ下の石川(マリノス?)を右サイドに移してからは全く別のチームに変身!
 田原のハットトリックもあって終わってみれば、4-3の逆転勝ち。2006年の逸材達を知ることができて良かった。アルゼンチンのWユースも待ち遠しい。

+ + + + +

 3/25
 国際親善試合フランスVS日本は0-5という久しぶりの大敗で終わった。
 日本代表にとって今年初のAマッチ。ホーム・サンドニで72000人の観衆の前でひどい戦いはできない王者は、やはり、いや予想以上に、モロッコで引き分けた時とは別物で強かった。
 '93W杯アメリカ大会欧州最終予選最終戦(確かイスラエル?)、フランスはロスタイムに失点、日本のドーハ同様、出場権を失った。
 その後のキリンカップに、同じ痛みを持つフランスは招かれ、新たにファルカンを監督に擁した日本は1-5で敗れた。
 その秋、その試合の模様をイタリア行きの飛行機の中のTVでやっていて、まわりのイタリア人達が日本のプレー(GK本並のファンブルとかオウンゴールとか)に大爆笑していて、悔しい思いとともに、同じ立場でも日本と欧州の力の差は大きいな、と思ったりした。

 8年経って、その差は縮まったのか? スコアをみる限り、8年前よりひどいよね。
 しかし、その差を痛感しに行ったのだ! 負けたことも、スコアも、いい。むしろ気持ちいいくらいだ。
 ただ、根本的な問題が、今更ながら素人目にも分かった。

 今の日本人の技術レベルではF3は致命的な弱さを孕んでいるかもしれない。
 ぬかるんだ田んぼ状態のピッチで、技術の差が出た。1対1の局面ででことごとく負けた。
 その結果DFラインのウラをつかれ、F3がずるずる下がり、唯でさえ体力的にキツイピッチの上で、前線と最終ラインの距離が開き、自慢の中盤がバテバテになり、機能しなかった。
 もっとも自慢の中盤といってもそのボールキープ力はフランスに遠く及ばなかった。

 また中田英と他選手との差が大きすぎる。それはすなわちフランス選手全員との差なので、チーム力の差は歴然。
 もちろん、'00-'01シーズンの真っただ中のフランス代表&中田とOFF開け直後の日本代表とでは、コンディションに差があるのは仕方ないとも思う。

 ともかくここからできるだけ多くのことを学んで、2002年に生かしてほしい。
 1対1に絶対的に強いDFを入れることを考えてもいいと思う。秋田豊だめかなぁ。
 ジダンは最高だった。全てのプレーにおいて世界一。試合途中、ジダンがニコニコしながら中田と「差がついちゃったな。」「仕方ないよ。」みたいな会話をしてたように見えた。いいなぁ。ああいうの。

+ + + + +

 お待たせしました。
 BKBライブ7「わにふじん」が決定しました。
 もーう、やっちゃうよ!
(2001.3.26)

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週間蹴通 Vol.95 ジュビロ一人気を吐くって感じか?
 Jリーグ1st.ステージ第2節。
 My first東京スタジアム。
 ほぼホーム状態なのに負けた。

 前回指摘したことが改善されてないのが敗戦理由なので今回はもう書かない。
 それ以上に東京Vのよさが目立った。立ち上がりこそあまりよくなかったが、飯尾>武田・北沢>永井の松木采配がどんぴしゃで当たり、石塚・アツヒロがかみあって、最後は115分後ろにいた米山にやられた。
 でも一番いやだったのは山田(卓)! まさに攻守の要。どこにでも奴がいる! 代表入れ。

 東京スタジアム、いいねぇ。雨でも屋根あるし。最寄りの駅が一つしかないのが痛い。しかし5万人のスタジアムに3万しか入ってないのに、当日出さずに売り止めにするのは???なぜだ!

 toto2回目は全部アウェー勝ちも予想されたが、終わってみればホーム勝ちの方が多いんだよなぁ。
 結局6コはずし(前回より1コ+)

 それよりも!ああそれよりもそれよりも! 一生の不覚、のんびりしててW杯のチケットを申し込みそびれてしまいました!! なんたるばかちん…。二次販売とサポーター枠に期待するしかないのか? もしも当たった方は仲良くしましょうね。

 BKB LIVEは…、もうちょっと、ちょっとだけ待ってくれい。
(2001.3.19)

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週間蹴通 Vol.94
 中村ァア(祥)!!
 鹿島の左サイドは穴だ。即刻本山先発させるべし!
 アレックスとはいわないまでも、新井場や平山みたいのがいたらなぁ。
 たしかに本山を先発させて左に固定させるのはもったいないかもしれない。
 熊谷・平瀬の復調が早いか、結局1アシストの中村が自信をつけるのが早いか。

 totoはいかがでしたか? ぼくは7個もはずしてボロボロでした。だいたい引き分けが2試合もでちゃムリだろ。

 開幕、ということで、どの試合も気持ちが入ってて面白かった。特に東京ダービーF対Vはもりあがったみたいね。よかったね樹人。
 全体をみるとジュビロが断然いい! ドキドキするくらい夢のあるチームだ。世界クラブ選手権も楽しみ。
 予言通り西のチーム(福岡・広島・神戸)はなかなかいいかも。逆にはっきりいってやばいのは横浜M!!
 がんばれ中村ァア(俊輔)!
(2001.3.13)

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週間蹴通 Vol.93
 ゼロックススーパー杯(リーグ王者VS天皇杯王者)は、三冠チャンプアントラーズと天皇杯準優勝エスパルスの戦い。
 このタイトルは何かの出場権があるわけでもないし、このカード自体、天皇杯決勝で決着がついているので、消化試合の感はいなめない。
 しかし、J1リーグ開幕を1週間後に控えた公式試合としては、今年のリーグを占う上で興味深かった。

 結果は0-3で、鹿島は昨年の輝きをみる影もなく打ち砕かれる完敗だった。
 清水はリベンジのモチベーションも高く、元旦に出来なかったことをやり、やられたことをやらせない、というしっかりとした意思の統一がみてとれた。
 市原から来たバロンの高さ、サントスの穴を埋めるべくDFの戸田のボランチへのコンバートは非常に有効で、特に戸田は伊東とともに鹿島の中盤を完全に潰した。
 市川も体がでかくなり、アレックスとともにそのまま代表の両翼で観たい!と思わせる活躍だった。
 トップ下の沢登の年齢的なフィジカルの問題以外は穴はないようにみえる。今年の清水はいいかもしれない。

 しかし、鹿島が負けたのは自分達のコンディションのような気がしてならない(のは負け惜しみ?)。
 三冠達成の偉業をなした代償の傷は2か月たっても癒えていないようにみえる。
 全てのポジションに問題を抱えている。特に熊谷がいないのは大きかった。
 唯一の明るい材料は、ルーキーの青木が使えそうだとわかったこと。ファビアーノの代わりに羽田、相馬の代わりの左サイドに中田をコンバートし、熊谷がもどればWボランチの片方は青木でなんとか形になるかもしれない。熊が間に合わなければ本山先発か。

 というわけでみなさんTOTOをやりましょう。むずかしいなぁ。開幕戦だし、J2なんてぜんぜんわからん。水戸とか大宮の力なんてセリエAの下位よりわからん。当てたら教えてね。
 ちなみに東京ダービーFC対VはVの勝ちを予想。ごめんね樹人!


 「かぶき座…」には本当にたくさんのみなさんに来てもらってうれしかった。
 大阪公演も人情喜劇が好きな土地柄か、フレッシュな反応でとても楽しかった。非常にいい公演だったと思う。
 個人的には、言われるように儲け役だったと思うけど、自分の個性がよく出てたと思う。それはもちろんサブちゃん(福島)と加納さんのおかげ。12年前の「かぶき座…」の加納さんがやってた(話としては今回のは続編なので生前の川霧を加納さんがやってた)川霧と、サブちゃんの本に描かれてる怪人とはギャップがあるな、と思っていたが、12年前のことはほとんどの人が知らないし(笑)新しいものをやるってことで、自分なりのをやろうとしたのはよかったと思う。
 潤と原川さんと久しぶりにやれたのは楽しかった。本当に力強い。
 でもこれだけが花組じゃないって気持ちもある!
(2001.3.7)

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週間蹴通 Vol.92
 いよいよW杯のチケット受付が始まったが、インターネットがこけて「またか!」の印象。
 こういうの見てると本当に来年大丈夫かな、と思う。
 日本人はわりと根回しとか慎重さとか苦手じゃないと思うんだけど、開催するのはJAWOCでも主催はあくまでFIFAだし、しかも韓国と共催だから(韓国人の方が根回しは得意?)、改めて外国人との仕事というものは難しいのかなぁ、と思う。
 俺も何度か外国人の演出家らと関わったことあるけど、生まれも育ちも言語も違う人とは仕事のやり方も違うのは当然で、むしろそれを楽しむ位のつもりじゃないとうまくいかないと思うんだな。
 ま、W杯はそれに政治とか経済とかナショナリズムとか歴史とか、いろいろくっついてるから、大変だ。

 初日が開きました!
 なかなか評判もよくてよかった。みんな着がえるだけでも大変なんだよ。
 ZEROのロビーにBKBの、Eメール・DMの申し込みBOXがあるから、興味のある人はぜひ申し込んでね。このHP、桂のHP以外では、今回申し込んだ人にしか告知ができないかもしれないから必ず書いてね。
 4月下旬を予定してます。詳しいことが決まり次第送ります。
 骨太なかんじがいいなぁ。エレキだな。
(2001.2.18)

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週間蹴通 Vol.91
 J1、1st.ステージ日程が発表された。
 開幕戦の東京ダービーとの同日開催を避け、トリプルクラウン王者アントラーズの開幕カードは翌日VS広島。最終節はガンバ戦。
 Jリーグもようやくマッチメイキングがうまくなってきた感じ。
 山場は鹿島スタジアムW杯改修後の柿落としとなる、5月19日の柏戦だろう。
 鹿島・柏・磐田を軸に、G&Cの大阪・横浜がこれに続く展開になると予想。
 ダークホースは広島と福岡だと思う。西のチームのがんばりがリーグを活性化している。
 ほぼ新体制といえるV&FC東京・神戸・浦和は未知数。神戸は京都からレンタルの望月を真ん中で使って機能すれば、縦の軸がしっかりするのでけっこういけるかも。
 浦和も小野・トゥット・ドニゼッチの破壊力を井原らのDFがバックアップできればおもしろい。札幌とともに、まずはJ1のスピードを取り戻すことが先決か。
 大量補強の浦和と、チームのまとまりを選んだ札幌。どちらが正解か。明暗を分けるか。
 降格予想1は市原。悪いが固いと思う。
 もう1チームは昇格の2チームのどちらかか、ヴェルディ・グランパスが実は怪しいと思う。

 さてもう2月だねぇ。あと10日くらいしかないんだよなぁ。
 すごいよ。何にも発表できないけど。
 はじけよう。
(2001.2.1)

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週間蹴通 Vol.90
 国見高校三冠達成!…以降、国内サッカーの試合自体がほとんどないので更新を怠っておりました。
 そんな間に今までの蹴通をバックナンバーから見返してみると、あるわあるわ誤字間違い勘違い。でも自分では日記読んでるみたいで面白かった。
 はじめのころ、ちょうどWユース準優勝の頃のバックナンバーがないのが惜しい。家にあるかなぁ。欲しい?みんな。

 さてASローマはスクデットへ向けいいかんじで新年を迎えた、とおもいきや、最下位のバリにドロー。ユベントスとの勝点差が6に縮んだ。
 ユーベ・ミランが最終的にチームをまとめてくると予想される中、このまま逃げ切れるか?
 しかしトッティは今最高のイタリア人プレーヤーだと思う。デルピエーロやRバッジオなき(失礼?)今、イタリア一のファンタジスタなのでは?
 ローマのプリンスはイタリアの王になりつつある。
 そんなトッティとポジションを争う中田は出場機会に恵まれないが、出た時にはちゃんと仕事をこなし、そこに彼なりの味付けを加えているのがすごい。
 まちがいなく世界屈指のプレーヤーだと思う。ベンチにいても他の日本人選手達に勇気を与えている。

 「かぶき座…」はまさしく花組の総力戦の様相を呈して来ましたよ。まだ全体像は見えてきませんが、時間との戦いになるのは必至。テクニカルな意味での手数が大井靖彦。
(2001.1.20)

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週間蹴通 Vol.89
 A HAPPY NEW CENTURY!
 ややや、やりよった、本当に三冠とっちゃった!
 鹿島アントラーズ天皇杯優勝、前人未踏の三冠達成!!!

 スタメン11人の内、故障のない選手が一人でもいたのだろうか? 今日の鹿島のコンディションは最悪だった。
 相馬・ヤナギが怪我で出られず、経験の少ない根本とやはり怪我の完治してない平瀬がこれに代わった。また前の試合で肉ばなれをおこし、動くこと自体が危ぶまれる体で名良橋は100分間戦った。同じ試合で中田も、普段決して弱音を吐かない彼が自分から交代を求めるほど腰を強打していた。その重い体を引きずる中田の腕にはキャプテンマークが巻かれていた。
 これが、この試合の勝敗を分けたのかもしれない。この試合の鹿島は不気味だった。不気味なほど勝利に向かっていた。

 しかし清水エスパルスは強かった。
 鹿島のしたたかさでとられた2点を力と精神力で返してみせた。サントスの最終戦を勝利で飾りたい、という気持ちも伝わってきた。

 この試合のポイントは具体的にいくつかあるが、一つは沢登の不振。そして名良橋が、ケガでオーバーラップ出来ない分、経験からの「読み」で清水の攻撃の起点・アレックスを、秋田との連携で押さえたこと。
 また、固さのとれない相馬の代役・根本にすぐに見切りをつけ、本田を入れることで中盤の底を安定させたこと。そして終了間際に追いつかれてもあわてず、延長までのわずかな休憩の間に、一人少ない相手を攻めるモードに修正できたこと。

 いろいろ考えると、個人的には小笠原もいいが、名良橋にMVPをあげたい。涙が出るくらい、すばらしかった。
 ゆっくりゆっくりゆっくり休んでください。

 これで今年はアジアクラブ選手権にカップウィナーズカップも加わり、代表もプレW杯イヤーということで、遠征やら合宿やら80日間は拘束でしょ、さらに忙しいね。ケガしませんように。
 小笠原・名良橋・秋田、代表いれてくれないかなぁ。なんでかなぁ。

 こんな感じで今年も行きますが、よろしくね。
(2001.1.5)

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