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週刊蹴通 バックナンバー
2000.1(Vol.37)〜2000.6(Vol.57)

週刊 蹴通 Vol.57
 Jリーグ2ndステージ開幕。アントラーズはお得意様のグランパスを3-0で下し好調な滑り出し。
 アントラーズからレンタルの増田の活躍もあってFC東京も1stチャンプFマリノスを下した。
 アントラーズは柳沢がキリンカップに続き好調。平瀬も腐らず1ゴール。この2人のコンビが今後も重要だが、長谷川の復帰ともう一枚サブのFWが欲しいなぁ。とにかく黄色いチームとサンフレッチェに注意。

 ユーロも大変だ。 毎日逮捕者だ。 イングランドもドイツも敗退。 イタリア、じゃないかなぁ結局。
 フィオレンティーナ好きだった私ですが、バティーのローマ移籍(年俸7億! 1試合で1500万位だって。)でかなり揺らいでるね。フィオで好きなのはルイ・コスタとトラパットーニ監督だけになった。

 それにしても2002年の南米予選のアルゼンチンは強い。仏大会時と面子はだいたい同じだが、なんかみんな脂がのってる気がする。間違いなく現時点ではブラジルより完成度は高いと思う。
(2000.6.27)

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週刊 蹴通 Vol.56
 トルシエ監督のいわゆる追試4試合が終了。2勝1PK敗1分、総得点9失点3という結果は相手ラインナップや状況を見ても合格と言えるんじゃないかな。
 単独優勝は逃したものの、ボリビア戦は俊輔不発という点以外はまずまずだった。
 柳沢の2点目は代表試合のPエリア内のゴールとしては94年W杯予選時のカズ以来じゃないかというような、落ち着いた余裕のあるストライカーらしいファインゴールだった。
 ヤナギと西沢のコンビはポスト同士なのでどうか?と思ったが、西沢が動き回りよくマークを引きつけヤナギにスペースを与えてたので結構煮詰めればこりゃいいかもよ。

 表彰式にサブのメンバーがトルシエに水をかけてた。それに続くトルシエコール。自分を使わなかった監督を讃えるってことは本当に信頼していることの証。ベンゲルも見たい。クライフも見たいが、このチームがどうなっていくのかがもっと見たい。

 結局、10月までのオプションということでオリンピックとアジア大会まで契約延長となったが、この2大会こそ結果を問われるべきで、だめなら解任もいたしかたないと思う。
 サッカー協会の中にはトルシエは日本人のメンタリティーに合わないという人がいるみたいだが、そもそも日本人的なメンタリティーから脱却することが世界に通じることなんじゃないかな。
 テリー伊藤がTVで釜本さんは国会議員なんてやってる場合じゃないと言っていたが、ぼくはぜひとも国会議員だけやっていていただきたいと思う。
(2000.6.21)

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週刊 蹴通 Vol.55
 VSジャマイカ。4-0で圧勝。
 惜しくも3位に終わったハッサン2世杯だったが、初戦でPK(フットボーラーズ、ロシアンルーレット)勝ちしていれば、優勝もありえた大会だった。
 MVPは三浦(淳)と名波だと思う。あと西澤もよかった。西澤はなぜエリを立てるのだろう? 目立つのはよいことだ。
 俊輔と伊東は元気なかった。コパアメリカでデシャン(仏代表)と評された伊東は最近見ていてハラハラする。
 人材豊富な左サイドに対して右サイド人選は苦悩が続くなぁ。

 キリン杯 VSスロバキア戦。両チームとも時差ボケでつらそうな試合も珍しい。
 俊輔伝説健在。悪いコンディションでもまぁがんばった。でもあの交代は・・・?
 中西が入った時は、てっきり右サイドに入って淳が真ん中入るのかと思いきや、ゲームメイクのポジション。
 中西ってどこでもできるし最近FWだけど、よく分からなかったなぁ。何かあったのかなぁ。
 でも柳沢が入った時は何か起きるかも!と思った。どんどん前に行く意識が高まってる。調子よさそうだ。西澤・森島から刺激を受けてる気がする。五輪代表復帰か?

 今、オーバーエイジ3人枠を選ぶとすれば、森田、名波、西澤。
(2000.6.14)

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週刊 蹴通 Vol.54
 ハッサン2世国王杯、日本代表はPK戦の末 '98 W杯チャンピオンのフランスにやぶれた。
 はっきり言ってこの日のフランスはコンビネーションが悪かったが、個人の技だけで2点を返して、結局PK戦で勝ってしまうあたり、チャンピオンチームとしての芯の強さを感じた。
 でも欧州では、特に仏本国の新聞にはボロクソに言われるんだろうな。
 EURO2000を来週に控えたチームの戦いとしてはお粗末だったと思う。

 それにしてもせっかくの大金星のチャンスを惜しくも逃した。
 2点目のアネルカのゴールは一瞬のミス。あれさえなければ・・・と言うよりも、森島と西澤を誉めたい! 敗北は男を強くする。
 西澤みたいにきっちりポストができれば、人材豊富な中盤を6枚にするのはいいと思う。
 中村←→三浦の交代もばっちりだった。せっかく5人まで代えられるのに、とも思ったが外に代え所、代え時もなかった。それだけそれぞれが機能していたということか。大岩よりは中田(浩二)の方がよかったかなぁ。
 流れの中で2点! というのもよかった。
 稲本(番長)がPKはずしたのを見て、ああ、ガキ大将って肝玉小さいなぁって思った。
 そこいくと中田(英)のはすごく大きいんだろうなぁ。
 鼻も大きいしなぁ。
(2000.6.6)

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週刊 蹴通 Vol.53
 欧州CL決勝はレアルマドリーがトヨタカップの出場権を得た。
 Jリーグdevision1 1st.ステージは、セリエA、ブンデスリーガと同様に、最終節で首位のチームが負けて、2位のチームが逆転優勝するという信じられない形で終わった。
 Fマリノスのアルディレス監督にシャンパンを贈られる(?)フロンターレは15位に低迷するチームが、アウェーで、優勝を決めるチームが相手とは思えない程の積極性のある試合だった。
 特にFW我那覇とマジーニョ(元鹿島)はよかった。
 我那覇は代表に呼ばれてもいいと思う。

 CLで敗けたバレンシアとセレッソ大阪に共通するのは、月並みだが大一番での勝負強さがなかったのだと思う。勝ち慣れてないチーム。
 レアルは、国内リーグをあえて捨て、CL一本にしぼったことでモチベーションも高かったけど、ずるい位うまかった。

 日本代表監督にアルディレス!という声も聞こえて来そうだが、同時にヘッドコーチをペリマン(現清水監督)にするというのはどうでしょう。

 J2コンサドーレVSアルビレックス(新潟)も観た。
 アルビはホームであんな試合やってちゃJ1は10年ムリだな。
 コンサドーレはJ2レベルでは2位にはいれるかもしれないが、あのスピードのなさではJ1に来てもすぐ降格。
 レッズ常勝は当然だね。
 このまま高いレベルでJ1でもがんばれ(特に阿倍と小野)!
(2000.5.30)

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週刊 蹴通 Vol.52
 欧州各国リーグ、チャンピオンズリーグ(CL) そして日本のJリーグも大詰め。
 1試合も見落とせない凄い試合が続く。幸せ。

 ユベントスがペルージャのレナトクーリスタジアムで悲劇を味わった。あそこには何かいるね。昨年もあそこで決まった。
 シェフチェンコはバロンドール(欧州最優秀選手)かもね。

 準決勝4チームの内3チームがスペイン勢となったCLは、バイエルン(独)が破れ、レアルとバレンシアがファイナリストとなった。
 5月24日はON AIRがあるのでぜひ観て!

 Jリーグも大変だ。セレッッソがFマリに勝っちまった。
 でもまだわからない。セレッソがユベントスの立場に立ったってことだから。
 個人的にはセレッソ、だな。東京も台風の目だと思ったけど、もちろん凄かったけど、セレッソの勢いは凄い。
 この二チームが優勝争いできるようになったことで、6位以内に入ることが難しい屈指の面白いリーグになった。
 代表試合より面白いかも。
 キリンカップの対戦相手すら知らない。
(2000.5.23)

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 5月5日の磐田VS鹿島は、昨年同日の同じカードと同様すごいゲームだった。
 鹿島スタジアムもそうだが、磐田スタジアムくらいの大きさのサッカー専用(トラックがない)のスタジアムがいいよね。しかもこの季節がいい。
 平瀬も柳沢もよかった。でもコンビネーションを熟成させてほしい。
 ベベットはもういらない。必要ない。
 でもスーパーサブのイキのいいFWはほしいなぁ。アントラーズユースにいいのいないのかなぁ。本山がいるか。
 小笠原と中田はもう不可欠な存在だね。ローマの中田と同じくらいの視野の広さを小笠原はもってると思う。

 日本代表監督の件で一番問題なのは 加茂続投orネルシーニョの時と同じで 密室でやってるからよくわからないってことだと思う。
 何がポイントになってるのかがぜんぜんわからない。
 釜本の好嫌いってことだけでさすがに選んでるわけじゃないだろ? ベンゲル神話ってのもどうかと思うし、世界をよく知る人っていいながら西野朗ってのもどうかなぁ。
 あの人はいい監督だと思うけど、アトランタしか知らないし、個性派集団をよくまとめたって、そうじゃなかったってことは金古達仁の「28年目のハーフタイム」を読んだ人はみーんな知ってるよね。
 だいたい今監督交代したら、モロッコとかキリンカップとか、五輪だってどうするの?
 俺は代えるにしても10月の任期満了(五輪終了後)でいいと思うし、選手から信頼されていることを考えると、トルシエでもいいかなとも思う。
 サッカー協会ってなんかムカつくよな。

 オッホが終わってなんだかボーっとしている。ムダな時間を過ごすことに幸せを感じる。やってよかった。
 色々大変ではあったが、今まで自分がやってきたこととか花組とかを立体的にみるいい機会になった。早く花組でやりたいなぁ。

 突然だがPRIDEの桜庭と藤田もすばらしかった。
 猪木の白覆面も何度聞いてもいい話だと思う。
(2000.5.12)

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週刊 蹴通 Vol.50
 韓日戦。負けた。
 韓国1人退場の後、高原交代の時に、一瞬集中力が途切れたように見えた。
 でも試合全般では、絶対に3連敗できない韓国に気持ちで負けてるようなことはなかったと思う。どっちに転んでもおかしくなかった、いい試合だった。
 でももっと俊輔を早く出してほしかった。でも1点とられるまでは流れは悪くなかったし、中山もガチガチにやられてたから采配的に大間違いって感じではなかったね。
 ま、今から思えばって感じかね。

 オッホの稽古が終了した。
 あせりや不安や待ち遠しい気持ちがないまぜだ。それは毎回のことだけど、今回はちょっと違う。なぜなら人生で初めてのつくり方をした芝居の本番だからだ。
 芝居って大きく二種類に分けられると思う。俺が参加したオッホは花組とは反対サイドの芝居だった。でもきっと、最終的には理想は一緒なんだとも思う。
 とにかくすごーく勉強になったから、(桂もけっこう悩んでたよ。)本当にたくさんの人にみてほしい。今まで出たどんな芝居よりも強くそう思うかも!
 そして早くこの経験を花組の芝居で生かしたい。
 あぁもう本当にたくさん来て! 本当に毎日でも観てほしい。
(2000.4.28)

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週刊 蹴通 Vol.49
 五輪壮行試合 VS NZ. 4-0で完勝!
 A代表として中国戦に望んだメンバーは、引き分けたのがやっぱり悔しかったのか、すごいモチベーションで、それが試合にあらわれていたと思う。
 本山は悪くなかったと思うが、鹿島でレギュラーをとっていないためか試合感がつかみきれていない感じだった。やっぱりサッカー選手はサッカーやってなきゃダメだってことか。ま、役者も一緒で舞台感ってあると思う。offが長いと声も出なくなるしね。

 それにしても俊輔は群を抜いていた。調子もよさそうで意識も高くてうれしいんだが、目の前でアントラーズに土をつけてくれたのも俊輔だった。
 ベベット(彩注:発音は2文字目にアクセントで、とのことです。) 初ゴールだし柳沢もくさびの動きがなかなかよかったが、松田、三浦(淳)、柳 みんな能力高かった。だがやっぱり俊輔なんだよなぁ。毎回この男を誉めてる感じがする。
 逆転劇の立役者というに限らず、3点全部にからむに限らず、この試合の起承転結全ての鍵を握っていた! 俊輔は本当にすごい。プラティニだろ、まじで。(おかげで4位転落だよ・・・・)

 次節 VS清水! アレックス帰化すんの? いいね! また左サイドが増えるのか・・・。本山、ペルージャ行っちゃえよ。
(2000.4.4)

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週刊 蹴通 Vol.48
 アントラーズ3連勝!(V勝ち)
 次節からの3連戦(横浜・清水・東京)はキツィなぁ。
 5月6日のジュビロ戦までをなんとか1敗で切りぬけられれば優勝は見えてくる。
 でも3連勝といいながらも、勝ち方はパッとしないなぁ。金古が復帰したのはよかった。ベベットの溶け込み方が今後の鍵か?
 それにしてもFC東京やるなぁ。けっして相手にめぐまれてる訳ではないぞ。

 オッホの稽古は、旅公演の合間をぬって桂も参加して順調・・・です。(たぶん。)
 面白いね。新人のつもりでやってます。
(2000.3.29)

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週刊 蹴通 −増刊−
 トルシエジャパンの総括と位置づけられた中国戦。欧州トリオを呼びベストメンバーでのぞんだが、無得点ドローに終った。
 3バッグ、3ボランチ、2司令塔、2トップ、というのが日本代表の最終フォーメーションだということがわかった。何よりも欲しかった結果が出なかったが、いい試合だったとも思う。このメンバーでの成熟を望む。やっぱり力のあるスーパーサブのFWがほしいね。
 交代カードは5枚だったのに、使い切らなかったことと、タイミングに不満あり。あんな時間にカズを入れてどうしろと?
 交代させられた選手も含めて誰も悪くなかった。(後半欧州組はちょっとバテたか。) 俊輔が入って来た時は一瞬で流れが変わった。
 でも、3ヶ月で中国をあそこまで強くしたボラ・ミルチノビッチ監督にしてやられた試合だったことは間違いない。
 それにしても、毎回キャプテンが違うなぁ。(この日は楢崎)
(2000.3.17)

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週刊 蹴通 Vol.47
 うはははははーーーーーー! よくぞ目の前で赤シャチを下してくれました。
 Jリーグ開幕戦アントラーズVSグランパスは中田(コージ)の虎の子1点を守り切って白星スタート!!

 あのね、俺ね、不安だったんだよね。クラブ選手権は負けるしさ、読売新聞の戦力予想ではBランクだし、レギュラー連中大量移籍、未知数の監督、おまけに相手はスーパーカップで調子よかった赤シャチで ピクシーラストシーズンで気合十分でしょ、ベベットは間に合わなそうだし、平瀬はバーモントだし、小笠原は横道の後輩だし、ビスマルクの頭はもうアルシンドだし・・・・0-3か!? と思いつつ、観に行くと勝率が悪いことも承知で国立に向かったのでした。
 そしたら千駄ヶ谷の駅、赤い人達があふれてて、しかもダフ屋でてるじゃないの!
 代表戦でなくJの試合でこれは数年振りにみたね。んでチケット売場もすごい行列で、自由席行ったらアントラーズサイド満席(!)だったから、静かに観ることを肝に命じて、仕方ないから赤シャチサイドに行ったよ。でもほぼ満席だった!!

 スーパーカップ観た限りでは、赤シャチはもうチャンピオンチームに等しいな、って感じだったが、1-0とはいえアントラーズの横綱相撲でした。決定機とか支配率とかは勝っていた訳ではないが、試合運びがね、ベテラン勢がよくやった。若手もよく動いてた。
 MVP本田(守)、小笠原&ビスマルク(攻)。FW二人もう少しがんばれ。でも数回凄いコンビネーションをみせたのはgood。
 グランパスは楢崎最高だったが、つかれちゃって機嫌悪くなったピクシーの「替え」がきかないのが問題だねぇ。平野、ロペス、福田もいまいち機能してなかった。

 さあ、次節いよいよベベット登場!?
(2000.3.14)

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週刊 蹴通 Vol.46
 XEROXスーパーカップ('99 Jリーグチャンプ VS 天皇杯チャンプ)は 歴史に残る名勝負だった。
 福西をリベロとして使う新システムと、三浦、川口同時投入でピクシーを封じ、前を厚くする采配がドンピシャで当り、同点に追いついた。
 PK戦は決めるべき人が全員はずす、というよりも、二人のGKの読み合戦、セーブ合戦だったね。尾崎(ジュビロ)は大神のケガの間に大成長した。正GKといっていいと思う。先攻1人目ではずしたピクシーはこの後、天国と地獄を数度にわたり味わっただろう。今年で引退を表明しているこの妖精は悲願のリーグタイトルをとれるだろうか。

 3月11日、開幕戦でアントラーズはグランパスを国立にむかえる。
 スーパーカップでこれだけの試合をしてシーズン突入に自信をつけた名古屋のシャチ(グランパスサポーターにとっては縁起のいい本シャチの到来だったな、あれは・・・)の出端をくじいて、復活ののろしをあげろ!
(2000.3.7)

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週刊 蹴通 Vol.45
 BKB LIVE V "PEEPERS"にはたくさん来てくれてグラシアスムーチョス!
 楽しかったぜぃ。今年中にもう何回か、違った形のも含めてやりたいぜぃ。
 なんだか珍しく、終わって淋しくなるくらい楽しかった。

 さて、ペルージャVSローマ、ローマVSフィオレンティーナの二試合は、ロマニスタ(ローマっ子)のみならず、選手全員に中田がこのチームに必要であることを決定的に知らしめたゲームだったと思う。
 それにしてもフィオレンティーナはもう少しがんばってほしいなぁ。トラパットーニ監督がGMになり、ディアス(元マリノス)が監督になる噂もあるが、すでに来年に期待?

 アントラーズにベベットが加入! マジーニョの穴を埋めて余りあると思うが、ベテランになった彼に、'94年時の運動量にものを言わせた神出鬼没のプレーは期待できないよなぁ。
 セレーゾ監督の下、若い新生アントラーズは3/11、グランパスを敗れるか?
(2000.2.28)

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週刊 蹴通 Vol.44
 アジアカップ第2戦 VSブルネイ、9-0で大勝。

 日本には以前からカズや前園など、すばらしいドリブラーがいたが、ラモスでない純血日本人パッサーとして、中田や名波が出て来た時、時代は変わったなぁ、と思ったものだった。
 俊輔はパスもドリブルもできる。ボールテクニックは中田よりも明らかに上だ。
 小野もそういうタイプで 今は不調だが試合を重ねることでコンディションや感をとりもどしてほしい。
 そして二人とも一刻も早く海外移籍を! 特に俊輔は6月にもぜひ。

 時代はまた変わった。
 海外組の数が10倍くらいに増え、190cmを超える、足技も使える日本人FWが出て来たら、少なくともアジアに壁はなくなると思う。
(2000.2.18)

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週刊 蹴通 Vol.43
 こんにちわ。ギター長者です。
 BKB LIVE V "PEEPERS"までいよいよ1週間をきりました。当日券も10枚程度開演の30分前からサンライズホールで発売します。お楽しみに。

 さて、アジアカップ予選、VSシンガポールですが、3-0で快勝って言っていいんじゃないの?
 あいかわらずセットプレーからしか得点できないとか、流れの中での攻撃が単調とか言われてるけど、あんな風に11人で守る相手に対して、どうやってスペース作ったりとか裏狙うとかすんの?
 放り込むしかないって訳じゃないけど、コーナーキックから2点、中に切り込んでつっかけて行ってPKで、現段階で及第の出来だと思う。
 中でもその3点全部にからんだ俊輔はすごかった。
 まあ、攻撃のリズムに緩急つけるとか、クロスボールも色々なパターンやるとか、課題もあるだろうけど、悪くない試合だった、と思う。
 小野は腐らずにゆっくり復調してほしいなぁ。
 小野と奥を交代させずに、平野を左サイドに入れて、俊輔と沢登がトップ下というのがいいのにと思った。まあ、奥も使っときたいか。
 松田がキャプテンマークつけてる所が、このチームまだテストだなって感じだった。

 関係ないけど、勝村さんのフルモンティ、すごかったね。
(2000.2.16)

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週刊 蹴通 Vol.42
 以前バリャドリッドのスペイン語読みについて書きましたが(彩注:こちらです)、つづりがVALLADRIDですので「バジャドリー」ですね、訂正しまーす。

 カールスバーグカップ初戦は0-1で1人少ないメキシコに負けた。メキシコの「うまさ」にやられた感じだが、メキシコも(香港にPK戦で勝ったチェコも)あまり本調子じゃなかった、というかテストマッチと位置づけている感じの試合だった。
 結果が出なかったのが残念だが、チェコと試合ができない方が痛い。アジア杯予選を前に、強国にこてんぱんにやられておくことが重要だったのでは?

 それにしても。'98W杯の後、トルシエは、0から日本サッカーをつくろうとしているようにも見える。その手ごたえはあるし、歴史がつくられている実感もあるし、今後につながることだとも思うが、'98W杯出場で得た経験(メンバーや戦術を含めて)を基にそれを発展させた形での日本代表はどうだったのかなぁ、と一方でも思うわけです。
 なぜならば'98代表より絶対に強くはなっていないから。
 全ては2002年のために。トルシエを信じているんですけどね、基本的に。
(2000.2.8)

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週刊 蹴通 Vol.41
 「天守物語」全日程終了!
 「薄」は今後もずっとつき合っていきたい役になった気がする。
 年が重なればそうなっただけの「薄」を演じたい。
 仮に加納さんの富姫じゃなくても、桂の図書じゃなくても、例えば花組外の「天守物語」でも「薄」がやりたいと思うようになった。
 でもね、もちろん富姫もやりたいし、図書もやりたいぞ! 演らせてもらえるならどっちかと言えばそっち側を目指すぞ。

 と、珍しく芝居事を書いたが、今週は名波初ゴール、中田初途中交代、城初シュート(ニュースにするな。)と初モノづくしの週末だったが、一番気にかかるのは、ジャパンユースカップで、日本U-19代表が3位に終わったことだ。
 もちろん急造チームなので評価するのはかわいそうだが、日本をボロカスにやっつけたイタリアに韓国は勝って優勝した。昨年はオリンピック代表戦では、日本にホーム&アウェーで負け、「国辱」の字が新聞に躍るほどだったが、若手の育成に本腰入れたね。
 中国もボラ・ミルチノビッチが代表監督になった。(この人4大会連続でどっかの国をW杯に出してます。)

 国内Jはストーブリーグの真最中で毎日 新聞に移籍・獲得の話が花盛りだが、日本にもどってくる前園(ベルマーレ入り)はがんばってほしいな。
 アントラーズ新監督トニーニョ・セレーゾ(かつて、ジーコ、ファルカン、ソクラテス、とともに"黄金のカルテット"を組んだ、と言ってもほとんどの人がサッカーの事を知らない週刊蹴通の読者の皆さん、バンドの話ではありません。)は、グランパスですぐに結果を出したジョアン・カルロス(元鹿島監督)よりも良いかどうかは疑問。

 さあ、あとはバンドだ、バンドだ。
 あのう、マジでギター欲しいんですけど、花組HP内の私あてにメールくださーい。たぶん事務所の人が自宅にFAXで送ってくれるからすぐに届きます。きっとライヴで使います。
 たぶんメインは使い慣れたFERNANDESのストラトですが、リードっぽいことも求められる昨今、ハムバッカーのギターが一本必要だと思っておりました。
(2000.1.27)

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週刊 蹴通 Vol.40
 東京公演終了。大勢来てくれてありがとう。あっという間だけど楽しい公演でした。

 さて、第1回世界クラブ選手権決勝は、PK戦の末、開催国リーグチャンピオン、コリンチャンスが優勝した。
 最後にPKをはずしたエジムンドは、'94年W杯決勝のR.バッジオを思わせるかっこよさだった。ああ男だなぁ。
 Wクラスのプレーはもちろん、トヨタカップで欧州に連敗中の南半勢がファイナリストになるなど、見所いっぱいの大会だったが、ぼくはTBSの中継をほめてあげたいと思う。
 椎名桔平さんの司会で開幕した時はどうなるかと思ったが、彼がブラジルに行きリポーターに徹してからは、現地ラモスと東京の金田氏との"元全日本"解説コンビのかけ合いがとてもわかりやすく、かつマニアックで、トヨタカップの明石家さんまのように軽すぎず、とても面白かった。
 そして土井さんの実況がTBSアナらしからぬ冷静さでとても聞きやすかった。

 さて、中田英寿ローマ初試合は、中田を意識したのかトッティの動きがすばらしく(トッティいい男だなぁ、中田と同い年なんだね。)、優勝を狙うチームは違うなぁ、と思わせた。
 個人的にはミランに行ってほしかったが、お金の力に頼らず、チームワークや戦術で必ず上位に食い込むチームという印象があるので、そしてカペッロというすばらしい監督の下でやるのはすばらしい事だと思う。
 言うまでもなくチームメイトもすごい人だらけだ。
 来年のCLでヒデがみられそうだ。
(2000.1.20)

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週刊 蹴通 Vol.39
 世界クラブ選手権が睡眠時間を削っている。
 コリンチャンスVSレアルはすばらしい試合で、ホームの大声援と、ブラジル流の美しいがいやらしい個人技がエジウソン(元柏レイソル)の2ゴールを産んだが、コリンチャンス(というかブラジル?)のひどいディフェンスで台なしになった(引分け)。
 ベッカム出場停止、ファーガソン監督ベンチ入り禁止の状態で、しかも10万人以上のマラカナンスタジアムのアウェーゲームを戦ったマンUは、ロマーリオ×2、エヂムンド×1と"不仲説"コンビに前半だけで試合を決められてしまった。
 その後はシェリンガム投入で好機作るも全体的に元気がなく、バルセロナでの欧州CL決勝のような奇跡も起きなかった。
 これで決勝はコリンチャンスVSバスコ・ダ・ガマのブラジルダービーとなるか?

 それにしてもエヂムンドはすごい。
 昨季はフィオレンティーナの大事な時にリオのカーニバルに行っちゃって、「お前なんぞもういらん!」とチームメイトのみならず、世界中のサッカーファンのひんしゅくを買った男だが、フィオレンティーナの躍進も、後半の失速も エヂムンドがいるかいないかが原因だったのも事実。
 性格さえよければずっとフィレンツェにいてほしかった。

 バスコのチームカラーはサックスブルーと黒のコンビ。
 イタリアのラツィオもそうだが、この配色はいいなあ。
 昨年までの私服はしばらく「オレンヂ病」だったが、オレンヂとの相性も悪くないなぁ、サックスブルーは・・・。
(2000.1.11)

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週刊 蹴通 Vol.38
 1/8
 城、バリャドリーに移籍。(バリェカーノをバジェカーノとスペイン風に言うならこうでしょ。レアルマドリードはレアルマドリー、レビリアはセビージャ!)
 中盤の細かく美しいパス回しや、攻撃的なスタイルなどで、スペインリーグを目指す日本人選手は多いが、城に続くのは誰か!?
 バリャドリーの試合は衛星で見られるのがいいね。
 ベネツィア名波も結果を出していい感じ。(首位ラツィオに2-0金星V)
 中田ローマ移籍は、現在セリエA最高のMFトッティ(ミスターASローマ、しかもキャプテン)とポジションかぶるので反対。 以前からおすすめしているクレスポのいるパルマか、スピードのシェフチェンコ、テクのウェア、パワーのビエルホフというとんでもない3FWをあやつることになるミランが有力らしいが、話題性とユニフォームのかっこよさで、ACミランにぜひ行ってほしい(パルマの横ジマ、ありゃラグビーだよな・・・)。

 開催が危ぶまれた世界クラブ選手権だが、FAカップを蹴ってマンUが参加したり、優勝賞金が6億(!)など、注目度は高いが、なんなんだ、あの不入りは!? やる気あるのか?(バスコの試合は10万人満員でした。)

 高校選手権決勝は予想通り 鹿実VS市船のカードになった。
 日本サッカーはまだまだ大丈夫だなぁ、ホントにいいなぁ。

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 1/9 初日があけました。面白かったでーす。
 市船優勝! 鹿実が行くと予想しておりましたのに。
 今回「薄」が使用しているテレキャスターは、八代が塗装した桂の私物です。「キース・ススキ・スペシャル」です。ライブでも使用予定。
(2000.1.9)

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週刊 蹴通 Vol.37
 A HAPPY NEW YEAR!
 NHKは大変でした。とても疲れた。でもまぁ面白かった。番組としてはどうだったのだろう?

 天皇杯決勝は、1年間かけて名古屋グランパスがようやく"チャンピオンチーム"になったことを示した試合だった。
 清水と名古屋が今年は事実上の"ディフェンディング・チャンピオン"として戦うのだ。
 鹿島と磐田が味わった苦しみも今後待ち受けるだろう。
 MVPはもちろんピクシーだが、楢崎は日本代表正GK争いで一足リードしたと思う。
 トーレスの脱けたDFラインを埋めることができるか? この穴、けっこう大きいよ。

 高校選手権は 国見を破った鹿実と東福岡の九州二校あたりがいい感じだと思う。
 帝京の矢野はボーズで細眉で「尼御前」みたいだ。
 U-18もがんばれ。
(2000.1.4)

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