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週刊蹴通 バックナンバー
1999.7(Vol.20)〜1999.12(Vol.36)

週刊 蹴通 Vol.36
 メリーX'mas!
 アントラーズの天皇杯敗退にともなって、私の99年サッカーライフは年度納めとなりました。 奥野・内藤移籍、五輪代表組の台頭、増田の復活...
 来年はまた新しい気持ちで望まなければいけないことだらけだ。新しいチームになる、と言ってもいい。
 王者だった頃の貯金は底をついた。あせってあせって、ずるいくらい強かったアントラーズにもどってほしい。レッズの二の舞だけはごめんだ。
 常時満員のサポーターに甘えてはいなかったか?
 フロントは神様ジーコにも注文を出すべきだ。
 高齢でケガがちなビスマルクとマジーニョに代わる日本人の育成。
 柳沢と小笠原が代表落ちしたこともチームとして考えなくてはね。

 来年は五輪本戦と日本A代表の強化試合(年間19試合!)に注目が集まるが、それよりもEURO2000が重要だ。 2002年W杯の予選でぶつかるイングランドとドイツが、EUROでも同じ組に入った。仲悪くなるぞこの2回は。
 セリエAで3本の指に入る指令塔に成長した中田のミラン移籍は実現するのか。チャンピオンズリーグにぜひとも来年出場してほしい。
 バロンドール(欧州最優秀選手賞)はリバウドになると予想。

 ではよいお年を。(今年の蹴通はおわりです。)「天守物語」はたくさん来てね。
(1999.12.25)

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週刊 蹴通 Vol.35
 '99サントリーチャンピオンシップは、日本サッカー史上最も面白い決戦だった。「両チーム優勝」そう言っていいと思う。
 このすばらしいチャンピオンシップを演出したのは、「静岡」の地がいままで積み重ねてきた、サッカーへの思いだと思う。本当に静岡の人は誇りにしていと思う。
 MVPは中山だったが、ぼくはやはりサントスだと思う。まさしく攻守の要。
 エスパルスはまちがいなくJリーグ1のチームだ。
 あえて敗因をあげるとすれば、アジアを制し、今までチャンピオンシップでも何度も苦汁をなめたジュビロに、勝負強さ、経験という意味で一歩及ばなかったのだろう。
 ディフェンディングチャンピオンとしてのプライド、厳しいプレッシャーによって、エスパルスが更に強くなるのは、また少し先になってしまった。
(1999.12.14)

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週刊 蹴通 Vol.34
 Jリーグチャンピオンシップ第1戦、ジュビロVSエスパルスは、中山の延長VPKでジュビロの勝利。
 「2ndステージの覇者が有利」との下馬評をくつがえして 低迷中のジュビロが先勝した。
 J1降格決定戦とはまた異なる 雰囲気のすばらしい試合だった。
 アジアスーパーカップ制して真のアジアチャンプになったジュビロの意地を見た。
 それにしても、「サッカー界のホリケン(ネプ)」と呼ばれる(八代に)、ジュビロの福西はいつのまにFWになったんだ?

 チャンピオンシップに先立って、マリノス井原、エスパルス堀池・長谷川、ジェフ武田、ヴェルディ高木らに戦力外通告がなされた。
 若手の育成と年俸を抑えるためだと思うが、「ドーハ」を知るベテラン達の経験が、テクニックやスピードに勝る若手に受けつがれることが大事なのになぁ。
 日本経済の低迷が選手生活の長さに直接影響を与えている。
 井原を引退させることはサッカー界のために本当にまずいぞ。32才でしょ、まだ。サントスなんか39才だぞ。
 しかし今日のゲームでもサントスは90分+延長フル出場。Jリーグ開幕からずうっと日本でがんばってる。間違いなく日本サッカーに最も貢献してこうれた外国人の一人だよね。
 サントス引退の際は日本サッカー協会は何かすべきだな。清水名誉市民とかじゃまだ軽すぎる。とりあえず日本平に銅像だな。

 トヨタカップもパルメイラスが予想以上にがんばってくれて面白かった。
 でもCL(チャンピオンズリーグ)までが本番で、翌シーズンの最中、極東で行われるトヨタ杯って、お祭りで、その勝敗はボーナスみたいなもんなんじゃないかなぁ。
(1999.12.9)

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週刊 蹴通 Vol.33
 REDS降格!
 Jリーグ発足当時から、弱くって弱くってもう「お荷物」と呼ばれていたチームは、いつも最高のサポーターに支えられていた。
 オジェック&ブッフバルト時代を経て、小野・永井らすばらしい若手も加入した伝統のあるチームは来年新たなスタートを切る。
 でも、このチームは強い時だけ人気のあるヴェルディみたいな所とは違う。がんばれ。より一層応援してね。
 また来年、REDSとARVIREXがJ1に上ってくることを望みます。
 27日の降格をめぐる3試合は日本サッカー史上でもすばらしくしびれるゲームだった。

 帝劇も明日で終了。すぐに「天守物語」の稽古に入るけど、あまり普段は「千穐楽の感慨」を感じたことのない私ですが、この一ヶ月、この日程が日常になっていた訳で、また、すてきな人々に囲まれて、集団としてもチヤホヤされて、幸せな日々だっただけに、少し淋しいかなぁ。
 こんな気持は初めてで、役者冥利に尽きるけど、一俳優としては、演劇的な刺激、という意味では次の「天守−」の方が上だと思うね。

 アントラーズが上り調子(増田の復帰はでかい。)で6位まで上がったのにホッとしましたよ。
(1999.11.27)

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週刊(じゃないね、ぜんぜん) 蹴通 Vol.32
 五輪予選全勝! 本当にいいチームになったなぁ。1人1人の成長もあきらかに形になって現れているのがいいなぁ。
 平瀬(エースストライカーと言っていいでしょう!)は以前「ヤナギ(柳沢)と組むのが楽しくて仕方がない」と言っていたけど、いろいろなFWと組むことで、また得点を重ねることで自信も出、考え方も大人になったみたいだ。
 ヤナギが復活し、小野、中田が揃った五輪本戦(その前にもアベランジェ杯とかカールスバーグとかもあるが)が観たーい!

 というわけで、オーバーエイジ(24才以上)も使った新五輪代表の予想(希望?)スタメンを考えてみました。
   GK:川口、DF:宮本・中田(浩)・中澤、
   MF:伊東・稲本・中村・小野・中田(英)、FW:城・平瀬

 というのはどうでしょう。
 ただ、川口が曽ヶ端(南)より絶対的に上だとは思えず、城も柳沢の調子次第ではどうだろう、MFの指令塔三人は仲良くやれるのか? ロングボールの供給源の意味では名波という手もあるか・・・と疑問は色々あり、コンビネーションがうまくいっている「今のチームのまま行け」という気もするが、やっぱり伊東は入ってほしいかなぁ。ああ、3チームくらい出来てしまう。

 ここは一つ、「キャプテン翼」みたいに裏日本代表を作ってですね、行先の違う飛行機に乗っけて、一方は五輪出場、もう一方は欧州で練習試合行脚おへんろさん(3年間で1000試合をめざす)で、到着するまでアイマスクでかくしてどこに行くかわかんないってのはどうだ。で、2002年に合流→合体→W杯決勝出場。
 これは必ずしも「おれ五輪の方」ってやつばっかりじゃないと思うよ。

 さて、サッカーファンの方はそろそろU-18あたりも気にしておきましょうね。
 ああ帝劇は楽しいなぁ。特に楽屋でビールのむのが楽しいなぁ。命の水だな。
(1999.11.18)

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週刊 蹴通 Vol.31
 お久しぶりです。祝! シドニー五輪出場決定!!
 試合後、俊輔は泣いていた。祖父の死も含めていろいろな事が去来したのだろう。小野とのポジション争い。小野がケガした後は、そのポジションには中田がイタリアから帰って来た。明らかな実力差・・・自分はこのチームには不要なんじゃないか?
 この試合、俊輔は左サイド、トップ下、ボランチと3つのポジションをこなしたが、どこにいても俊輔は自分のサッカーができたと思う。1ゴール1アシストの結果ではなく、それこそがMVPに選ばれた理由であり、彼のすごさだと思う。
 Wユースのチームに続き、五輪代表のチームもトルシエサッカーの卒業生になる日が近づいてきたようだ。
 僕は2002年W杯までトルシエで行くべきだと思う。日本のサッカーが進歩しているのをはっきりと見せてくれるから。

 鹿島アントラーズ、今年は天皇杯にかけるしかないのか? フィオレンティーナ、国内リーグもがんばれ。(現在ペルージャより下) ペルージャがスクデットをとることをガウチが本気で考えるならば、中田は移籍する必要なし。でもトップクラブになるには5年はかかると思うので移るなら今か? オルテガにゲームメイクをさせるしかないパルマは欲しいだろうなぁ。
(1999.11.10)

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週刊 蹴通 Vol.30
 五輪最終予選VSカザフ、2-0で初戦快勝!
 後半キープ率が下がったものの、守備が破たんすることもほとんどなく、あのグラウンド状態で本当によくがんばったと思う。
 1ゴール1アシストの結果もさることながら、ピッチ上の敵味方すべての選手がヒデを意識しているのがすごかった。すっかりヒデのチームになっとるね。

 JOMO CUPはバッジオとレオナルドのショーだった。今のJリーグであんな華麗なプレーができるのはピクシーぐらいだからなつかしかった。
 94年W杯決勝でPKをはずし、腰に手をあて天をあおいだバッジオは本当にかっこよかった。あんなにかっこ悪いのにかっこいい男は初めて見た。
 ああいうの見ると「ああ男でよかったなぁ」とか思ってヘミングウェイ(男子専科)とか読んじゃうわけです。でも全部同じだからすぐ飽きちゃうのです。
(1999.10.12)

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週刊 蹴通 Vol.29
 もっともやりずらいアウェーの試合。
 ソウルでの日韓戦で1-0の勝利をおさめた日本五輪代表は、この世代が近い将来フル代表に移行することを考えても、今までの日韓サッカーの歴史の中での「苦手意識」を払拭することに成功したのではないだろうか。
 「同世代でもアマチュアには負けない」と言いつつも、日本相手には常に五割増の気合で挑んでくる韓国は、やはりやりづらい相手だったはずだ。
 この試合で日本は選手の見極めもほぼ完了(後半立ち上がりのメンバーが、ヒデのいないシフトでの最良のメンバーだと断言する!)し、シドニーへの道もある意味「見えた」と思うが、韓国は、監督・選手の人選や戦術よりも、マスコミ・世論騒ぎ方の方が心配だなぁ。
 今のままでもシドニーは狙えると思う。欧州遠征の成果を信じてがんばってほしい。
 それにしても、チャムシルスタジアムに陣取った韓国サポーター「レッドデビルス」の中に「WELCOME JAPAN」という横断幕を見つけ、ああ、時代は進んでいるのだなぁ、と思いましたね。

 遅くなりましたが、LIVEは面白かった。
 Thank you! Lovely Babyちゃん達!
 I send you many kiss!
(1999.9.28)

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週刊 蹴通 Vol.28
 アントラーズ辛勝(VSガンバ)。
 前半はビスマルク不在でパスの出所がなくてやっぱり中盤が作れなかった。
 番長に好きなようにやられた。前節はピクシー(だけ)にやられた。サイドバックの相馬とウイングの本山の使い方は難しい。鹿島のサイド攻撃は大きな武器だ。
 最近の相馬は五輪代表の戦術(つまり本山?)を意識してか、内側に切り込むことが多いが、彼のサイド突破とクロスボールは日本一だ。
 逆に本山は3トップ気味に内側への切り込み隊長としてがんばってほしい。
 「足元だけの勝負になりがち」という理由でスタメン落ちした小笠原だが、中田、平瀬も含め、とにかく今後のことを考えて若手を使ってほしい。(熊谷も阿倍も若いけど。)

 ペルージャVSカリアリは中田&パパラッチのショーだった。新加入の「バ」も頭突き、ダイビングと別の意味で面白かった。「バ」はW杯の頃のナイキのCM(ロナウドが浜辺で朝までサッカーやってるやつ)にも出てたんだよ。七色のプレーと七色の頭をみせてくれ。

 さて、いよいよ明日はLIVEだぜ! いくぜ! 本当はあと1週間くれって感じだぜ! みんなかこいいカッコで来てね。
  重要情報:当日券は両日とも出せないこととなりました。・・・・ごめーんね。
(1999.9.27)

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週刊 蹴通 Vol.27
 日韓戦。
 オフサイドをとってもらえずに、コーナーキックから1点を失ったものの、(明神空振り! 南クヤシかったね)前半20分以降は韓国を圧倒した。韓国をここまでコテンパンにしたのは、記憶にない位久しぶりだと思う。
 FW二人(平瀬・福田)の動きはGood! 酒井もケガの中、見事なオーバーラップだった。辻本を加えたフラット3も精度が上がった。ヒデも初めてのチームでさすがの貫禄! みんなが持味を発揮した中、特にうれしかったのは番長(稲本:G大阪)のふっかーつ!! 小野がもどれば役者が揃う。
 Wユースのこともあって、心は早くも(早すぎるが)五輪本大会の組合せか。勿論まだアジアレベルの話なのは分かってるけど、この韓国のチームがヨーロッパ遠征でチェコやエストニアに大勝している事実を考えると、ムフフ・・・。

 イラン戦。
 コパ米以来やっぱりボールがつながらない。後半沢登が出てからはともかく、パス出しをする人のいないあのスタメンでどうしようとしたのかよくわからない。でも準備が整っていないチーム同志の戦いながらテンションの高いマジ勝負で面白かった。

  ○とてもよかった皆さん(お兄さんチームは、さん付)
   ヒデくん、中田浩二くん、番長、酒井くん、福田くん、南くん、
   沢登さん、三浦さん、伊東さん、久保山さん、アリ=ダエイさん(アジア最高のFW)
  ○赤面なお二人
   明神くん(空振り→1点)
   川口さん(ボール持ったままPエリア外へ→FK→1点)
(1999.9.9)

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週刊 蹴通 Vol.26
 BKBライヴ4「モトテル」のチケット予約が終了、完売いたしました。買えた方々、本当にありがとう。電話がつながらなかった方、本当にごめんなさい。
 当日券についてですが、キャンセルの状況がどうなるか分からないので、当日4時以降にサンライズホール(03-3985-3986)までご連絡下さい。
 またこのHPのこのコーナーか桂憲一HPで情報をお出しできるかもしれません。

 さて蹴球ですが、少し前の話ですが、ラモスの引退試合のテレ朝の中継は本当にヒドかったね。
 LIVEでやってる試合をよそに、今さらラモスのヒストリーなんかどうでもいいよ。
 ことさらヒューマニズムに訴えかけるようなトークもどうだろう? ピッチの中に十分ドラマがあるのに!
(1999.9.3)

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週刊 蹴通 Vol.25
 アントラーズ、ジュビロに4-0で勝利! 久しぶりの「ジーコマジック」を見た。
 やっぱりこのカードは面白い。現在下位同志で、思わぬ大差になったが、中山・田中・大神というケガ人が戻ってきてジュビロもさすが1stステージチャンピオンという懐の深さを感じた。 やはり試合感(特に大神)とか新しい選手達とのコンビネーションの問題での黒星だから、ジュビロはお願いだから桑原監督を更迭しないでほしい。日本人だけでアジアチャンピオンの座に導いた名監督を見守ってほしい。
 でもアントラーズのモチベーションはそんなものではなかった! 特にGK高桑のセービングは神がかっていた。センターバックのリカルドの起用も大当りだった。中山がPK2発はずすなど運もあった。とにかくこの勝利は大きい。
 この後はもちろん全勝したい。それができるチームだと信じている。

 カズの2ゴールもうれしかった。足がつりながらもよくがんばった。多くの人が注目し、期待する試合で結果を出せるのはさすがキング・カズらしいと思う。そういう事が一番難しいんだよね。それも、「もう一度自分をとりもどす」ために行ったザグレブで、高いレベルで苦労したことが2ゴールを生んだと思う。 クロアチアで結果は残せなかったが、色々なものを吸収したんだね。

 さて、BKB。Live4のチケット発売が迫りましたが、9月1日、2日のPM7:00〜9:00でしか売りませんので、電話の方が大変混雑すると思うけどがんばってかけてね。
 おつとめの方も多いので夜の受付にしましたが、まあ1日で完売できればいいなあと思っています。

 ところで「花通」の更新はお済みですか? 「HPみればいいや。タダだし」とか言わないでちゃんと読んでね。張り合いないから。
(1999.8.31)

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週刊 蹴通 Vol.24(最近隔週)
 Jリーグ2ndステージ。昨年王者アントラーズは1stステージ王者ジュビロと共に開幕3連敗。ケガで主力を欠くジュビロに対し、若手の成長も著しいアントラーズの不調はどうも原因がよく分らない。内容は決して悪くないので何かのキッカケが必要か。とにかくもう一敗もできないと言っていいね。
 イタリアセリエAも新しいシーズンの体勢が大体決まったようだが、フィオレンティーナ今季の目玉は、わがままFWエヂムンドの代わりに入ったキエーザ(伊代表)とレアルマドリーから来たミヤトビッチ(ユーゴ代表)だ。ルイコスタもバティも残留し、この4人が機能すれば誰も止められない攻撃力を持つだろう。中盤もディ.リーヴィオ(伊代表)が入り層となった。昨年の開幕ダッシュの勢いをとりもどせるか。

 さてBKBですが、花通更新者を中心にDMも出しましたが、花組を観ていない人にも来てほしいので、新しいお友達をたくさん連れて来てね。チケットの発売は9月1日と2日の19:00〜21:00にしか取扱わないけどがんばって電話してね。

 と書き終えた所で新聞を読んだら、アントラーズのゼ・マリオ監督が解任、ジーコ本人が指揮をとるという記事が載っているではないか! これはチーム発足以来の大事だ。
(1999.8.23)

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週刊 蹴通 Vol.23
 先日のJリーグオールスターで一番思うのは、敢闘賞の中村(俊輔)が賞品の「たらみフルーツゼリー(1年分)」を一体どうするのか?ということだった。
 大体この「1年分」というのは何個のことなのだろう。365個だろうか。出場30数名の選手に3個ずつあげたとしても100個位だ。しかも「たらみ」は巨大だ 一個で腹いっぱい。
 Fマリノスに持ち帰ってチームメイトに配るか ケガしてる小野にお見舞というのはどうだ?(ゼリーだから関節にもいいはず!)もしかしたらピクシーがユーゴに送っちゃうかも(被災地に!)。
 俊輔があの能面顔で毎日食うのが一番おもしろい気がするが、ともあれ、今年のオールスターのメインスポンサーは「たらみ」だった。ゆえに両チームの胸には大きな笑うみかんマークに「たらみ」の文字が・・・。
 お金を出してくれている以上、スポンサーの要望通りの名前を入れるのは仕方ないが、どうせなら「OPEL」(ミラン)とか「SONY」(ユベントス)とかかっこいい方がいいと思う。
 まぁJ1のチームはさ程ではないが、ちょっとどうかと思うのは、J2コンサドーレ札幌の「白い恋人たち」とアルビレックス新潟の「亀田製菓」だ。だいたい「白い恋人たち」は企業名じゃないじゃないか。通りのよさで言ったら「亀田製菓」も「ぽたぽた焼」にしたらどうだろう。
 でも実はぼくは、ひそかに、アルビレックスの胸にはいずれ「雪国まいたけ」と入る日が近いのではないかと、同県人として少し恐れている。
(1999.8.4)

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週刊 蹴通 Vol.22
 先週は勝手に休みました。「奥女中たち」には多数御来場下さいましてありがとうございました。特に最後3日間は一部当日のお客さんをお帰しする程の大入だった。(1ヶ月もやってるんだから早い時期に来りゃいいのに、ま、都合もあるでしょうけど・・・)
 でも面白かった!! いい仕事だったと思う。「身毒丸」に、「奥女中−」「天守−」と再演ものが続く中で、初演(前回)を越える、自分自身との戦いに勝つというのは、日々成長し続けている(つもりの)我々にとっては当然な事ですが、それはしかしやはり大変な作業であります。
 でも勝っちゃった。初演より面白かったと思う。天守もこの勢いで三連勝といきたい所。

 さてこのコーナーは「蹴通」でした。「奥女中たち」の千秋楽とともにコパ・アメリカが終わった。下馬評以上のブラジルの強さだったが、史上最強の10番リバウドのパワー、ロナウドの復調に加えて、ロベルト・ジョアン・アントニオのカルロス3兄弟(ホントはちがうよ)の安定した守備も勝因だと思う。守備が評価されるブラジルってのも珍しいが、組織として強いチームになりつつある以上、天井知らずのチームになる可能性を感じる。
 国内では、鹿島スタジアムに戻ったアントラーズが、ナビスコ準々決勝で第1戦の0-2というビハインドをひっくり返してレッズに、しかもビスマルクぬきで勝ったというのが久々に明るい話題。今は内容より勝利が大事だ。2nd.ステージは、アジア遠征でも力をつけたヴェルディと、名波不在とケガ人に悩めるジュビロを軸に、アントラーズ、レイソル、エスパルスが優勝を争うと思う。

 わが家去年エアコンが壊れてね、パソコンより先にエアコン買わなきゃいけないので、「蹴通」もしばらく手書きなのよ実際はこれ。
 だから今年もプレステ付の避暑地募集。女性の一人暮らしでビール付ならなお良。夕食は作ります。上手です。
 2週間分なのでたっぷり書きました。
(1999.7.27)

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週刊 蹴通 Vol.21
コパ・アメリカ準々決勝ブラジルVSアルゼンチンはすばらしい試合だった。
ミスの少なさ、創造性の豊かさ、勝負へのこだわり、判定の正確さ、マリーシア(ずるがしこさ)、ドラマ性の大きさ...
何一つとっても日本のサッカーとの大きな差を感じた。
この試合には、ロマーリオもレオナルドも、バティストゥータもベーロンもいなかったが、W杯でもみられないような高レベルの試合だった。
誰がいようといまいと、この二つの国は互いに負けられない。
本音はともあれ、五輪最終予選の組合せで選手自身が「韓国と一緒の組にならなくてよかった。」と苦手意識を口にするのとは対称的だなと思う。
(1999.7.14)

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週刊 蹴通 Vol.20
コパ・アメリカ、日本は開催国パラグアイに0-4で負けた。
いわゆる"チンチン"にやられた。
他民族に占領されたことのないお坊ちゃん成金の、「サッカーが下手くそ」と同義の名の国の人間だということを思い出さされた。
Wユース準優勝、五輪一次予選全勝、中田の活躍...最近の華やかな話題はこの大会でふっとんだね。
勝負しないんだもん、誰も。
Jリーガーとか言って高給とってモデルのねえちゃんと付き合って・・・ああ、痛ぇ痛ぇ。
「己れを知る」そのためだけにこの大会に参加するのははっきり言って失礼だ。
予想していた事。
それでもこの経験を少しでも生かすために、小野と柳沢に参加してほしかった。
「日本に帰りたくない、このレベルの場所でもまれたい。」
宏太(吉原)がこの気持ちを五輪代表に持ち帰って生かしてくれる事を望む。
小野のケガが一日も早く直りますように。
(1999.7.6)

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