四獣への道

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オーディションが行われました!

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6月某日

一般発売前に追加公演が2回も決まり、
否が応でも盛り上がる気分の中、
いよいよ「ワンダーガーデン」のオーディションが行われました!

今作は、わかぎゑふ(敬称略)の書き下ろしですが、
出演者4人x男役4x女役4、という組み合わせなので、
台本を書くにあたり、俳優の演技やキャラクターを想定した、いわゆる「あて書き」はしない、
またそれぞれのやりたい役の希望は一切聞かない!(笑)
・・・ということで、ラックシステム「お祝い」のお稽古が始まる前に
このような形態の公演ではまったく異例のオーディションとなった次第。。。

さすが花組芝居と四獣のことを熟知した、
花組芝居企画公演初の外部演出家わかぎゑふ・・・
他のプランナーさん、デザイナーさんたちの仕事も進みつつありますが、
どこの局面でもこの公演は「おもしろいこと」になっています。

オーディションはわかぎ指定の箇所をいくつか組み合わせを変えて読んで行く。
すがすがしい初夏の陽気の中、前厄後厄40前後の男性4人が、
大正時代の山の手言葉、15才~25才の女性として会話している様は、
この上なく奇妙でしたが、これも四獣の醍醐味の一つ・・・
それぞれが持ち味を発揮して、ついに配役が決定しました!

どの組み合わせもそれぞれ味がありましたが、
花組芝居ではなかなか実現しなそうな組み合わせの配役!

これが7月後半からどんどん立体的になっていくのが楽しみです。

ふっこさん、白虎桂さん、心置きなく「お祝い」に突入してください!

なお、「お祝い」東京公演初日29日に三獣がゲスト出演します。
こちらもお楽しみに!!

WG_chirasi.jpg

青龍です。

「ワンダーガーデン」の本チラシが出来ました~!!
デザイナーは、沢山の素晴らしい演劇チラシ等を手がけている
東學氏!!

お伝えしたわかぎさんの脚本イメージや、四獣のキッチュ感が、
學さんの中でどういう化学反応でこうなったのかと問うと、

「まじめにアホしたよん!」とのお言葉(笑)。

「まじめにアホ」
今後この言葉は、本番に向けた全体の指針になるかもしれませんね。
本当に素晴らしいチラシを作っていただきました!

さて・・・、本チラシ初配布となったのは、
東學さん、鉄秀さんらゴールドフィンガーズ
ペインティングイベント「金輪」(5/7・8下北沢ザ・スズナリ)。

やはり東學氏のデザインで、
四獣桂憲一も出演するラックシステム「お祝い」の本チラシもこちらで初配布。

わかぎさん率いるラックシステムらしい、やわらかいイメージの素敵なチラシ。
同じデザイナー、同じ作家の芝居とは思えない対比が面白かったです。

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いまさらだが、今年の桜は、3月下旬から4月第1週あたりが見頃だった。


ミーティングがてら、花見をしよう!という四獣。
何かつまみを一品持ち寄り、二子玉川の花組芝居アトリエに集合しようという企画。アトリエから見える庭には、毎年見事な枝振りを見せるしだれ桜がある。

ちょうどその頃わかぎゑふさんが東京滞在、ということで参加のご連絡。座長加納さんも「じゃ、夕方来る」と言い残して歯医者へ・・・。
『冬の入り口』客演中の玄武植本は、第一回企画に続き不参加。。。

し か し・・・桜 が ま っ た く 咲 い て い な い !

では!と3人ぶらぶら歩いてロケハンに出かけた多摩川土手も寒風吹きすさび、
咲いてる桜はごくわずか・・・。

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「これじゃ花見にならないよ〜」

「やっぱ事務所で飲も」

八代が花組倉庫から、『和宮様御留』で使われた小道具の
桜を持ってきた。
「何にもないよりいいだろ」

造花を見ながら花見・・・
もはやなんの宴会か、よく分からなくなってきた。 

いそいそと準備をしていると、わかぎさんも到着したのでひとまず乾杯! 


続けて、持ち寄り品のご紹介をどうぞ。
「えーと、そこにあった木原さんからもらった澤乃井です」(大井)
「持ち寄ってないじゃん」(桂)
「んー(笑)」(大井)
「俺は、嫁のお母さんがよく送ってくれる、うぐいすボールです。関西ではポピュラーなお菓子なんだけどね」(桂)
「見たことない」(大井)
「え? そうなん? よく食べるよ」(わかぎ)
30147194_3425902824s.jpg「お菓子って、おまえらな・・・。俺はー、無農薬のじゃがいもでつくったポテトサラダとー新潟のそばでつくったそば寿司。あと湯沢の駅で売ってるいかの干したのとーきんぴら」(八代)
「全部手作り?」(わかぎ)
「話が長い」(大井)
「私はビールとモロゾフのケーキ。モロゾフも関西じゃめっちゃポピュラーやねんけど、でもこれは今日までしか売ってない限定のチーズケーキやねんって!」(わかぎ)
「おぉ~!!」(一同)
「あたしは花見団子を買ってきましたよ」(参加してくれた某編集者さん)
「おおおおぉ~~っ!!!」


一品増えるごとに、テーブルがにぎやかになる。ハイペースで減るビールと澤乃井。
うぐいすボールは小さなかりんとうのようでおいしいし、そば寿司はさっぱりしていて美味。
ポテトサラダも味がやわらかくて、ついつい箸がすすむ。
仕事を終えた花組芝居スタッフや、青森から出張帰りだった演出助手
大野裕明くんも巻き込んで、いつの間にか大宴会になっていた。
・・・と、そこに買い物袋を両手にぶら下げて、加納さんが登場!
「お惣菜買ってきた」
「さっすが座長! いただきます!」


kanou.jpg「で、どんな感じの作品になるの?」(加納)
「古い洋館が舞台で、四姉妹とその夫が出て来るんやけど、女と男をそれぞれ一役ずつやってもらおうと思ってて・・・」(わかぎ)
「夫婦役を一人でやるってこと?」(八代)
「そうそう!」(わかぎ)
「ってことは夫婦の会話は一人芝居?」(大井)
「そうそう!(笑)」(わかぎ)
「ほんまかいな」(桂)
「姉妹の口げんかシーンとか、いっぱいつくってほしいなあ」(加納)
「あるよあるよ!まだ一行も書いてないけど(笑)!!」(わかぎ)
「なんやそれ!!」

なんだかすごい作品になりそう。
旨い酒を飲み、造花を眺めながらすっかりいい気分の三獣なのだった。

そして、もう一人の獣のことはまったく触れられることもなく、
楽しい夜は更けてゆく・・・。

四獣への道 第1弾:「四獣、始動!」

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 さかのぼること数ヶ月前、2月某日。四獣がとうとう動き出す、という情報をキャッチした。場所は花組芝居アトリエ。さっそく足を運ぶ。


PICT0014.jpg 現場では、宣伝写真のための撮影会が粛々と行われていた。最近カメラに凝っているという桂が、高速連射で一人ずつ撮影している。「たくさん撮れば1枚くらいいいのあるだろ。」との談。撮った大量のデータは、八代がすぐにパソコンの画面上でチェック。しかしあまりのデータの多さにパソコンがフリーズ気味……。この写真を元に、デザイナーさんにレイアウトを組んでもらう予定だ。

 あっさり30分で撮影会を終えると、続けて企画会議を行うことに。4人が<四獣>として顔を合わせるのは、実はこの日が初めて。これまで電話やメールで連絡したことを、制作チームも含めて再確認し合う。本企画は、各スタッフへのオファーからチラシのデザイン、パンフレットの中身についてなど、彼らが主体になって決めていかなくてはならない。劇団本公演や、客演する時よりもやることはかなり多いのだ。4人は、過去20年分の経験と“縁”とをフル活用して、次々とアイデアを出し合う……と言うと何やらカッコいいが、実はあまりに無謀な企画ばかりで、<大爆笑→脱線→大爆笑>の連続。当然、話し合いは進まず、笑っている間に1時間が経過した。

 と、会議の途中で、差し入れの串団子を手に、わかぎゑふ氏が登場。みんなでおいしいお団子をいただきながら、わかぎさんも交えて会議を続行する。話が劇場のことに及ぶと、数日前に(当時まだオープン前だった)シアター711を下見をした八代が、「人手が足りなくて、劇場スタッフの方が壁にペンキを塗っていた」と言う。「それなら今日、俺空いてるし、手伝って来ようかな」と桂。「俺も平気」と大井。すぐにわかぎさんが劇場に連絡を取ってくれ、その日の午後に桂と大井のペンキ塗り出動が決まった。「ちょっと楽しそうだよね」「写真撮っちゃおうかなあ」はしゃぎ気味の二人の様子に、不安顔の植本と八代。「ちゃんとやれよ」「邪魔にならないようにな」と繰り返し念を押す。

 会議スタートから2時間が経過。なんとかひと通り議題を話し終えたところで、植本は『BASARA』の稽古へ。八代はスタッフと別の打ち合わせを始め、桂と大井はシアター711に出かけた。楽しいペンキ塗り、『BASARA』でのメンバー自身によるチラシ折込の様子は「続きを読む」からどうぞ!

四獣への道

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今年在籍20周年を迎えた、花組芝居の同期4人、桂憲一・植本潤・大井靖彦・八代進一。彼らがユニット<四獣(スーショウ)>を結成し、8月に記念公演『ワンダーガーデン』(わかぎゑふ作・演出)を上演する。でも、夏までどんな準備をしたらいいの? ってなわけで、真の<四獣>になるべく4人が挑戦する「あれこれ」を、これから随時レポートしていきます!!

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