四獣への道 第1弾:「四獣、始動!」

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 さかのぼること数ヶ月前、2月某日。四獣がとうとう動き出す、という情報をキャッチした。場所は花組芝居アトリエ。さっそく足を運ぶ。


PICT0014.jpg 現場では、宣伝写真のための撮影会が粛々と行われていた。最近カメラに凝っているという桂が、高速連射で一人ずつ撮影している。「たくさん撮れば1枚くらいいいのあるだろ。」との談。撮った大量のデータは、八代がすぐにパソコンの画面上でチェック。しかしあまりのデータの多さにパソコンがフリーズ気味……。この写真を元に、デザイナーさんにレイアウトを組んでもらう予定だ。

 あっさり30分で撮影会を終えると、続けて企画会議を行うことに。4人が<四獣>として顔を合わせるのは、実はこの日が初めて。これまで電話やメールで連絡したことを、制作チームも含めて再確認し合う。本企画は、各スタッフへのオファーからチラシのデザイン、パンフレットの中身についてなど、彼らが主体になって決めていかなくてはならない。劇団本公演や、客演する時よりもやることはかなり多いのだ。4人は、過去20年分の経験と“縁”とをフル活用して、次々とアイデアを出し合う……と言うと何やらカッコいいが、実はあまりに無謀な企画ばかりで、<大爆笑→脱線→大爆笑>の連続。当然、話し合いは進まず、笑っている間に1時間が経過した。

 と、会議の途中で、差し入れの串団子を手に、わかぎゑふ氏が登場。みんなでおいしいお団子をいただきながら、わかぎさんも交えて会議を続行する。話が劇場のことに及ぶと、数日前に(当時まだオープン前だった)シアター711を下見をした八代が、「人手が足りなくて、劇場スタッフの方が壁にペンキを塗っていた」と言う。「それなら今日、俺空いてるし、手伝って来ようかな」と桂。「俺も平気」と大井。すぐにわかぎさんが劇場に連絡を取ってくれ、その日の午後に桂と大井のペンキ塗り出動が決まった。「ちょっと楽しそうだよね」「写真撮っちゃおうかなあ」はしゃぎ気味の二人の様子に、不安顔の植本と八代。「ちゃんとやれよ」「邪魔にならないようにな」と繰り返し念を押す。

 会議スタートから2時間が経過。なんとかひと通り議題を話し終えたところで、植本は『BASARA』の稽古へ。八代はスタッフと別の打ち合わせを始め、桂と大井はシアター711に出かけた。楽しいペンキ塗り、『BASARA』でのメンバー自身によるチラシ折込の様子は「続きを読む」からどうぞ!

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