大野の文豪への道(1)〜上野界隈を行く〜[先取り日誌]
(10/12/17 20:59) by oono


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この『大野の文豪への道』は、大野が文豪へと伸し上がるべく、

六人のへそ曲り、

森?外(各務)、夏目漱石(大井)、尾崎紅葉(水下)、正岡子規(蔵本)、

泉鏡花(美斉津)、高浜虚子(松?)

が所縁の地を旅するコーナーである。 みなさまも足を運んでみてはいかがですか?

 

《第一回/上野界隈を行く》

 

★11:15  田端の《大竜寺》にて正岡子規のお墓参りから、この旅はスタート。

お寺の隅にひっそりと眠っています。

<画像:PC170166.JPG>

隣が小学校で、時折小学生の声が聞こえる。子規もきっと笑顔であろう。

 

★11:30  駅前の《田端文士村記念館》に寄る。

田端は、過去の大野作品でも登場した芥川龍之介、萩原朔太郎、室生犀星が

多くの文士とともに大正時代に住んでいた町である。しかし今回は時代が明治なので、

残念ながら、ここの人達は一人も出ない。

 

★12:15  日暮里へ電車で移動。

駅から徒歩3分の《羽二重団子》のお団子を食す。ここのお団子を、

漱石や子規がよく食べたというお店。

<画像:PC170174.JPG>

子規は「芋坂も 団子も月の ゆかりかな」と俳句を読んだ。

また泉鏡花の「松の葉」という小説にも登場する。

お庭でお団子とお茶。いい旅だ〜。

*ごめんなさい。みたらし、1個食べた後に写真撮りました(涙)

 

★12:59  鶯谷の≪子規庵≫へ移動。

『坂の上の雲』のもっくんがお出迎え。

<画像:PC170189.JPG>

12月12日の放送で、香川照之演じる子規が亡くなった為か、

すごい老々男女の大賑わい!

『苦しいよ〜、苦しいよ〜』と、香川照之がもがき苦しんでる姿を思い出させる。

あ〜ここで子規が・・・、そう思うと感慨深い。

すごくこじんまりとしているが、ここで壮絶な闘病生活を送ったせいか、

またそれを描こうとしているせいか、僕にとってはとても重たい空気だった。

*駅からラブホテル街を抜けると、子規庵があります。勇気を持って!

 

★14:00  上野公園・≪正岡子規記念球場≫へ。

<画像:PC170190.JPG>

正岡子規は文学を通して野球を広めたという事で、

野球殿堂入りし、東京ドーム内の野球体育博物館に肖像が飾られている。

この時期の野球は寒いだろうなぁと、ごく当たり前の事を思った。

 

★14:10  同じく公園内の≪上野精養軒≫で昼食。

僕が一番寄りたかった文豪スポット!

<画像:PC170191.JPG>

明治の文豪も食し、漱石の『三四郎』や『行人』にも登場する精養軒。

ふふふ、一人旅だから誰も叱る者もいまい・・・

『生ビールくださいッ!』

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