


「竜虎=陰陽」図らず生れたカラーでした。演出も俳優自身も意図しなかった、不思議な化学反応の結果です。見にいらして頂けた同業の男優陣が、一様に出たがっていました。いつかゲストをお招きしてという企画も試みたいです。
訳者の吉原氏が仰っていたように、「ジャンキー」という特殊な設定ばかりが目につくかも知れませんが、鬱屈した社会生活をぶっ壊そうとあがく人間の痛快な悲喜劇だからこそ、これだけの人気戯曲になれたのでしょう。薬物中毒者の描き方だとか、強盗計画の稚拙さ(目茶んこだから面白いとも言えますが)などは、根っこのテーマにとっては、ほんの味付けなのかも知れませんね。
千穐楽のブランチは、流石に胃袋がカレーに飽きてしまったのか、「農民カフェ」の「農民プレート」にしました。肉なしの完全菜食飯です。皿の右部分に見えるのは、葉付きのまま柔かく煮上がった蕪です。煮干出汁の味噌汁にもワンサカ野菜が入っています。大楽がソワレだったので、久し振りに朝帰りの打上げになりました。本日は事務所にて後片付け。酒で明けた翌日はラーメンが食べたくなるようです。