鳴流屋さん丸川敬之/座長 

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DVC00467.jpg9月9日=重陽(ちょうよう)の節句がお誕生日!稽古終了まで一切触れず、諸々明日以降の伝達事項を、演出助手のおーにょが伝え、いよいよ僕の「お疲れ様でした!」発言に続き、♪ハッピーバスディ~と合唱。体調やら仕事の準備やら、「冷たい(苦笑)」先輩同輩後輩が三々五々帰宅するのを見極め、何となく残った座員達三人共に「丸とちょっと行くか?」


一番近所の店、これまで幾度かご紹介した「BETTY(クレープ屋さん)」へ繰り出す。今年はじめ、久し振りな大雪の東京が嬉しくて、散歩ついでに立ち寄ってから、夜用のフードもアルコールも充実している事を知り、いつかは座員を誘おうと思っていた。いい機会になりました。画像は、是屋直伝の筋トレに悲鳴な丸!28歳、おめでとさん!

チケット完成!/制作 

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オリジナル“大入”チケット完成いたしました!
繊細な蔦模様と、血のように情熱的な赤が印象的な仕上がり。

劇団にてチケットをご予約のお客さまにはもれなくこのチケットをお送りいたします。
また、郵便振替でご入金の方限定で、発送手数料無料キャンペーンも開催中
ぜひ花組芝居にてご予約下さいませ。
(発送は公演3週間前を予定しています)

お電話でのご予約も受付けております♪
03-3709-9430

今さら感ありあり/よこみち 

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読み稽古なう。作品とは全く関係ないですが、近頃はこの↑「胡麻麦茶」のお世話になってます。
同年代または少し年下のアスリート達の不幸が続いたのと、先日血圧が高くて献血を断られたので、ちょっとカラダのことを気遣うようになりました。
ま、僕は今アスリートじゃないですけど…ほら、試合と芝居って似てるでしょ?

まだ暑い暑いですね♪ 

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今日から連続で、劇団員が更新するそうです♪今日は各務です。まだまだ暑い暑いですね〜公演が終わるころは寒い寒いですね♪今のところ18時〜22時と言う花組では珍しい稽古時間である。日中に予定のある劇団員も多いので、まぁありがたい措置である。若手は夜遅くまで稽古して、朝から用事があるので早く稽古場から帰る。おじさんたちも朝用事はないが眠いから帰る。
花組の稽古場では本番までに、イベントがいくつかある。もともとスタッフ、キャストの慰労会だったものがいつの間にか業界人を交えた大宴会になった。慌てて私も数十人の業界人に連絡をとる。優秀な花組事務所が呼ぶ業界人と合わせ数百人が訪れるだろう。大宴会楽しみだ。
写真は今回主演の磯村君(本人談((笑)))お互いに頑張りましょうね♪

配役決定!/座長 

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花組ヌーベルは、プロデューサーとして、役と出演者を決めてから動き出すが、本公演となると、企画を立ち上げてから、可動出来る座員全ての「今」を見極め、適材適所して行かなければならないので、社長としていつも悩む。冒険と定番のバランスが一番難しい。定番を期待する向きもあろうが、そればかりだと組織が腐って行く。上手く発酵させる為に、適度な混ぜっ返しが必要なのは、糠漬けと同じ。今思い浮かべても、百花繚乱な配役になっております。さ、明日から徹底的にやりますよ~!

2日目/座長 

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DVC00462.jpg事前に希望する役を聞き、幾つかの組み合わせを用意して、順に読み合わせる。幾つか「ハマった!」と感じる配役に出くわし楽しい。2、3日中には、配役決定出来るかな。

画像はいつものファイル。100円ショップの40P。背表紙には、捨てずに残したVHSのラベルを貼り、外題を直筆で。ここ何年の習慣で、その公演で手に入った資料を次々に差し込む。規模が大きい舞台だと、これが2冊になる。再演の時に役立つんだよね~。

夏期講習/座長 

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DVC00461.jpgみんな、授業について来てますか~?は~い!アトリエにて稽古初日。公演の意図、演出の基本方針、脚本の背景説明、などを織り交ぜながら、本読み(「読合せ」ではありません)をする。挿入歌も一応歌いながら読み進んだので、終わる頃には咽喉がおかしくなっちゃった(苦笑)。

終了後、「お狸ブラザーズ(今回の正式名称)」が音楽打合せをする側らで、それぞれプシュ~!頑張って行きましょう、乾パ~イ!

花通会員感謝イベントのお知らせ 

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いつも花組芝居をご贔屓に賜りありがとうございます。
「聖ひばり御殿」の稽古開始まであと数時間!
どんな舞台になることか気になりますね!

初日開幕に向けてそんな「気になる!」や「楽しみ♪」を
役者と一緒に語らいませんか?花通会員の皆様へ日頃の感謝も込め
「セーヌ・フルリの会」を開催いたします。ふるってご参加ください!



花組通信ファン感謝企画「セーヌ・フルリの会」
~聖ひばり御殿の夕べ~ 参加:花組芝居役者連

日時/9月24日(土)17:30~19:30

場所/二子玉川花組芝居稽古場「セーヌ・フルリ」

会費/3,000円(当日受付精算)お菓子・ドリンク付き


★お申込み方法★   
受付期間 9/5(月)~9/10(土)

件名を「セーヌ・フルリの会」とし、
(1)~(3)の下記事項をご記入の上メールにてご送信ください。
(1) お名前 (2) 花通会員No (3) 連絡先お電話番号

メール送信先アドレス office@hanagumi.ne.jp

☆申込み後確認の返信メールを11日にお送りします。
☆返信のない場合は、お手数ですがお電話にてお問合せください。
☆万一定員を超える場合は抽選となりますのでご了承ください。


現在花通会員でない方は、当日会場で入会の上ご入場も可能です。
お申込みの際は、(2)の花通会員Noを「未」とご記入ください。

花通会員の皆様には、本日お葉書にてお知らせをお送りしています。
また、メール会員の方にはメールもお送りします。
合わせてご確認くださいませ。

座長が耳打ち!新キャラクター見参! 

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前回までは、初演版「聖ひばり御殿」の登場人物を、
キャスト・裏エピソードを交えてご紹介しました。
今回は、再演にあたり新たに加わったキャラクター達をご紹介!
さあさあ、役は出揃いました!
誰がどんな役で登場するのか、楽しみにしていてくださいね♪

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●犬神刑部(ぎょうぶ)

本来の表記は「隠(いぬ)神刑部」。四国の狸界総元締めと言われています。「隠」を「犬」にして、復権裁判の裁判長としました。だから犬です。律令制で「刑部省」は、司法全体を管轄していました。「うたえただすしょう」とも読みます。ジャンヌの復権裁判は当時の慣例で、関係ある町々へ出向き、証人を呼び証言を集めるという形。そのせいか、国王シャルル七世が調査命令をしてから、判決が下るまで6年以上掛かってます。火刑に処されてから25年目に、ジャンヌの汚名は雪がれました。


●勝烏(かささぎ)お静

モデルは「笠置(かさぎ)シヅ子」。おばさん女優時代をご存知な方でも、彼女がOSK(大阪松竹歌劇団)出身で、日本でのブギウギ(ジャズの一形式)先駆者で、♪わてほんまによういわんわ!「買物ブギー」を歌った超スター歌手(その頃は「笠置シズ子」)だった事は知ってらっしゃいます?彼女の歌手としての舞台を見た母から、話には聞いてましたが、想像もつかなかった。最近になり、何でも見られるYouTubeでやっと拝見!ダイナミックですな。聞いた通り、舞台の端から端まで、踊りまくってました。


●讃岐十八郎(とうはちろう)

モデルは「サトウハチロー」。詩人で、作詞や小説も書きました。♪ひよこがね、お庭でぴょこぴょこ~。僕らの世代だと、ギリギリ彼の歌声が記憶にありますね。決してキレイな声じゃないのだが、味のある、太い黒縁眼鏡と確かヒゲがあったかな?そのイメージと共に、あったかい父親の子守唄のようで、いいムードでした。数多くの校歌を作詞しています。因みに、僕が通った中学の校歌は、芥川也寸志氏の作曲でした。


●狸穴(まみあな)屋金(きん)之助

梨園から銀幕へ転進した方々をゴチャ混ぜにしました。女形(長谷川一夫は、若い頃から美貌で評判でした。大川橋蔵も尾上菊五郎劇団の若女形だった)が多いですね。戻って来た方もいました。初代坂東好太郎、二世坂東吉弥、八世嵐吉三郎など。今の雀右衛門さんも、6年程の期間でしたが、銀幕で主役を張ってました。佐々木小次郎役が大評判だったなんて、信じられます?尾上菊五郎劇団は、戦後暫く劇団ぐるみで映画に出演していました。芝居よりギャラが高く、随分助かったそうです。

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●尾川まみ

狸穴屋金之助の母。父は狸穴屋金蔵を名乗るその家の当主だから、所謂「梨園の妻」。昔の奥様は、芝居関係(役者や芝居茶屋など)の娘さんが多く、歌舞伎に対して相当な見識を持っていて、役者の亭主に駄目出しする人も多かったようです。劇場の表側での、ご贔屓とのお付合いも重要な仕事ですが、余り信頼が厚すぎて、離婚した途端にお客が激減した例もあります。一体彼らは、誰を贔屓にしてたんでしょう?


●井狸(いだぬき)小夜

父狸たぬ吉の不倫相手。雄はバラまくのが仕事だからね(苦笑)。こう書くと絶対怒り出す女性がいらっしゃる。でもね、これ自然の摂理なんです。水商売の愛人なんて絵に描いたようですが、接客業というのは、そういう落とし穴に落ち易いんでしょうね。公娼制度があった頃の、「出来た」玄人愛人は身の程を弁え、旦那の家には季節毎の挨拶や付け届けを怠らなかったそうです。万一男の子を産むと、旦那へ捧げ、女の子の場合は手元で育てたと聞きます。


●福ワケル

田の君のマネージャー。マネージャーって我々の世界では重要なポジションです。もれ聞いた話。所属事務所を辞め、フリーになった或る俳優。一方、これも会社を辞めたばかりのマネージャー。周囲の友人が、お前達二人それぞれ一人なんだから、くっついて仕事したらと勧めた。結果、その俳優は超売れっ子となりました。世の中判らないものです。自分が見出した人間を育て、やがてスターにする、マネージャーにとって冥利に尽きるとは、これでしょう。


●元祖姫狸田の君

田の君が世に出る随分前に引退していた、同じ名前のスター。ジャンヌ・ダルク存命中に、白衣の聖母と会ったという女(カトリーヌ・ド・ラ・ロシェル)が出現しましたが、直ぐ嘘がばれたと伝えられています。死後にも偽者が現れましたが、こちらは不思議にも数多くの人々が信じ(実の兄すらも騙された!?)、4年間もジャンヌを名乗り、歓迎のパーティやら移動の旅費も頂戴するなど、ウマい事してたようです。


   花組芝居 加納幸和

いよいよ初演版の人物解説も最終回!


旭日(きょくじつ)狸将軍 (山下禎啓)

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モデルとしたのは、かの旋風児(マイトガイ)小林旭。演じた山下禎啓は、日本大学芸術学部の「殺陣同志会(50年以上の歴史があります)」出身で、花組では俳優と共に殺陣師の役割をしてもらってます。殺陣同志会は学内でも特殊な団体で、練習の厳しさは定評がある。昼休みにも集まって点呼とってたな。毎日授業が終わると直ぐに稽古!基礎から徹底的に教えるから、ここを卒業した連中は、皆プロレベルです。山下が今回出演しない理由は、10月に、台湾の首都台北でお仕事があるからなのです。10月は台北温泉フェスティバルが開催されるから、三助でもしに行くのかしら?(ウソウソ、詳しくは後日、正式に発表されるはずです)



父狸(ちちだぬき)たぬ吉(八代進一)・弟ポン太(横道毅)

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狸+ち=たぬきち。腹鼓を叩く音=ポンッ!「狸御殿」物の慣習?に倣い、人物名をその動物に因(ちな)んだ内でも判り易い二人。この名前で登場する狸役はきっと数多居るでしょう。初演本は、ジャン・アヌイ作「ひばり」の設定を借り、1430年に行われた処刑裁判を外枠にしていますが、再演に当り、1455年に先の裁判を無効と見なした、復権裁判を背景とする予定です。これにより、初演に登場した人物達も、多少設定やらイメージに異同があろうと思います。初演を知らない座員が10名近く出演しますし、おのずと配役も変わりましょう。変化と言えば、新しく書き加えた人物がいます。これについては近日中にご紹介して行こうと考えています。



駆け足で紹介してきました“田の君”を取り巻く人々(狸々?)、
こんな裏エピソードがてんこ盛りだったとは・・・。
さて、次回は新しく座長が書き加えたキャラクターが登場します
お楽しみに!!

(撮影/宮内勝)