座長が白状!初演版登場人物?エピソード! 最終回 

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いよいよ初演版の人物解説も最終回!


旭日(きょくじつ)狸将軍 (山下禎啓)

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モデルとしたのは、かの旋風児(マイトガイ)小林旭。演じた山下禎啓は、日本大学芸術学部の「殺陣同志会(50年以上の歴史があります)」出身で、花組では俳優と共に殺陣師の役割をしてもらってます。殺陣同志会は学内でも特殊な団体で、練習の厳しさは定評がある。昼休みにも集まって点呼とってたな。毎日授業が終わると直ぐに稽古!基礎から徹底的に教えるから、ここを卒業した連中は、皆プロレベルです。山下が今回出演しない理由は、10月に、台湾の首都台北でお仕事があるからなのです。10月は台北温泉フェスティバルが開催されるから、三助でもしに行くのかしら?(ウソウソ、詳しくは後日、正式に発表されるはずです)



父狸(ちちだぬき)たぬ吉(八代進一)・弟ポン太(横道毅)

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狸+ち=たぬきち。腹鼓を叩く音=ポンッ!「狸御殿」物の慣習?に倣い、人物名をその動物に因(ちな)んだ内でも判り易い二人。この名前で登場する狸役はきっと数多居るでしょう。初演本は、ジャン・アヌイ作「ひばり」の設定を借り、1430年に行われた処刑裁判を外枠にしていますが、再演に当り、1455年に先の裁判を無効と見なした、復権裁判を背景とする予定です。これにより、初演に登場した人物達も、多少設定やらイメージに異同があろうと思います。初演を知らない座員が10名近く出演しますし、おのずと配役も変わりましょう。変化と言えば、新しく書き加えた人物がいます。これについては近日中にご紹介して行こうと考えています。



駆け足で紹介してきました“田の君”を取り巻く人々(狸々?)、
こんな裏エピソードがてんこ盛りだったとは・・・。
さて、次回は新しく座長が書き加えたキャラクターが登場します
お楽しみに!!

(撮影/宮内勝)