年齢と経験を重ねると、怒られる事が少なくなって寂しい。
ベテラン俳優さんはよくこの事をおっしやる。
俺には生涯縁の無い言葉やなぁ・・・
41歳独身、伊賀寿太郎
南北オペラ
稽古もいよいよラストスパートです!
本日は作業日なり。
稽古場にはリノリュームが敷かれ、アトリエでは小道具さんが作業中です。
リーディングなのにやっぱり作業の多い花組芝居(笑)。
丸ちゃんがなにやらボードに書き込んでいます。
↑こちらは潤さん作業中の黒い物体。
・・・何になるのかな。
自分の台詞を発っする前って怖くっ
てしょうがない。
自分の台詞を発っした後って心地良くってしょうがない。
この年でこんな事で大丈夫かな?
41歳独身、伊賀寿太郎
やっぱり、案の定、座長、先輩後輩に合うとテンションが上がる。
呑み過ぎちゃう。
因みに、午前中はお酒を抜く事に集中しています。
41歳独身、伊賀寿太郎
半年ぶりに大声で台詞を発した。
直後に喉が、がらがら、がらがら・・・
41歳独身、伊賀寿太郎
南北オペラ!!稽古ももうラストスパートするよ〜!!
もうすぐ植本潤も桂さんも大介さんも外部から帰ってきたらほんとのラストスパート!!
歌がやっぱり難しい〜
でも歌のある芝居は稽古場が楽しげ〜♪♪
たにやま
読み合わせの合間を縫って、出演者一同、平将門公のお参りに行って来ました。
大手町にある「首塚」と御茶ノ水の「神田明神」です。
それぞれ頭部と体が祭られているため、両方お参りしないと意味が無いのだとか
。
将門さま、素敵な公演になりますように、見守ってくださいませ!
↑昔のネタを思い出して、笑いが止まらない座長。
「くだらねぇ~~(笑)!!」
何で南北を歌塗れにしたかったのかな 。原点は「エノケンの法界坊」。
日本の喜劇王「榎本健一」を認識した時に、彼は既に右足を失っていた。舞台上の怪我から発症した脱疽である。浅草オペラ出身で、ダミ声ながら歌が巧みで、CMソングを多く歌ったので、幼い頃から親しく感じていた。
学生になってからモノクロ映画を見て大感動。亡霊となった法界坊が謡曲高砂をワグナーで歌ったり、大合唱の野崎村連弾き(これは清川虹子と共演した「お染久松」)。舞台脚本も読んだ。法界坊の大切が「奴道成寺」のレビューだった!古典を変換する楽しさを彼の仕事から学んだ。
1983年に出演した早稲田銅鑼魔館(どらまかん)プロデュース「母の茶色の小瓶」、当時支配人だった森尻純夫氏の作&演出で、劇中に早稲田ハイ・ソサエティ・オーケストラ所属学生による生演奏という贅沢を経験した。
その時の曲目がスタンダードジャズを主にしたもので、後々「加納幸和事務所」第一回公演を森尻氏と提携した際、(早稲田)ハイソのメンバーにお願いしてエノケン風ミュージカルにしようと即決したのが「敷布(シーツ)を捲って虹色世界(レインボーワールド)」、南北絶筆「金幣~」を題材にしたものだった。
つまり南北とエノケンの合体が「花組芝居」の出発点だったのである。
カラフルな柄が不規則に溢れ返る!ドラッグなどで見る幻覚がモチーフだそうで、小学生当時は流行の真っ盛りでした。
今のサイケは、少し不気味系が加わっているようですが、「イエローサブマリン」のように、昔は只々ポップで可愛らしかった。サイケな服や小物(グッズなんて用語無かった)を扱うお店へはちょくちょく訪れました。「幻覚」という括りがあるせいか、大概店内は壁面が真っ黒で薄暗かったのですが、怖いというより神秘的でワクワクしました。
「金幣猿嶋郡」が、革命に失敗した将門と純友が再び決起するというテーマなんで、反体制=学生闘争、ってんで、『南北オペラ』全体のイメージを「サイケデリック」としてます。
本日、チケットを発送いたしました。
今回は2色。ピンクと若草色です。
お手元に届きますまで、今しばらくお待ち下さいませ♪
チケットはまだまだご予約承り中です!
官許(政府が興行を認可)された江戸三座(中村座・市村座・森田座)では、役者との契約を一年間(11月1日~翌年の10月末日)としていました。毎年三座で話し合って割り振りしたようです。動員が偏る事を避けたんでしょうね。
今年はこんな顔触れで行きます!と発表し、役者達それぞれの魅力を次々披露する為に、毎年11月(顔見世月)に書き下ろされたのが「顔見世狂言」。
劇場毎の今後1年のカラーの違いを判り易く見せる為でしょうか、戯曲構成に約束事が随分あります。
番立(ばんだち)=名題下俳優が三番叟を、三味線なしの鳴り物だけで、しかも定式幕前で勤めます。これは通常の興行でも序幕の前に、舞台を清める為に上演したそうです。
脇狂言(わききょうげん)=三座それぞれ固有曲を、名題下俳優が踊ります。
序開き(じょびらき)=軽いコントのような作品を、名題下俳優が演じ、必ず人間以外の異類の者を登場させます。
二建目(ふたたてめ)=本編と関係のない物語を、名題下俳優が演じます。彼らにとっての登竜門的な一幕です。
ここまでは早朝から始まるんで、お客はごく少なかったようです。相撲の中入り前のような感じかしら?
一番目(いちばんめ)三建目(みたてめ)=ようやく本編です。公家や武家の世界を描く時代物となります。いよいよ座頭が登場します。悪人により窮地に立った善人をスーパーヒーローが救う「暫(しばらく)」の場と、「だんまり(暗闇での無言の戦い)」の場、が必ず入ります。
同じく四建目(よたてめ)=所作事(舞踊劇)です。「戻駕(もどりかご)」は顔見世狂言「唐相撲花江戸方(とうずもうはなのえどかた)」の四建目舞踊でした。
同じく五建目(いちたてめ)もしくは大詰(おおづめ)=物語の続きと結末です。話が治まらないと「六建目(むたてめ)」が付く場合もあるようです。最終幕は必ず金襖の御殿シーンにします。
二番目=庶民を描いた世話物となりますが、必ず雪が降っていて、一番目で登場していた人物が、市井の人にやつして出ます。最後に正体を現して幕を切ります。ここも話が長い場合、序幕と中幕に分けたりしたようです。
大切(おおぎり)=大概、最終幕は所作事になります。有名な「関の扉(せきのと)」は、顔見世狂言「重重人重小町桜(じゅうにひとえこまちざくら)」の大切所作事でした。
こういった約束事も、顔触れやら劇場の都合で崩す事でオリジナリティを出したりしたようで、「金幣猿嶋郡」に到っては、約束事を逆手に取ったパロディの連続で「茶番に過ぎる」という意見もあったようです。この件については、6月8日(日)の東急セミナーBEで解説致しましょう。
文政12年(1829)11月中村座で上演された顔見世狂言。75歳の四世鶴屋南北が一世一代として書下ろし、実際、公演中の11月27日に亡くなっています。
原作は、祝祭色が強い為、ストーリー展開は二の次という顔見世狂言の特色を備えたものですが、ポイントとなる趣向があります。
~二つの「双面(ふたおもて)」~
「双面」には、怨霊が恨みの相手と瓜二つの姿で現れる形と、二つの魂が合体して恨みを晴らそうとする場合があります。
~第一の双面~
将門の魂が妻滝夜叉姫の死骸を借りて蘇り、筑波山を根城にする盗賊坂東太郎の女房になっている。将門を討った田原秀郷は、滝夜叉姫の元は許婚で、再会した女の魂は、実は自分が殺した男のそれであった。
~第二の双面~
将門の娘七綾姫は、自分を恋慕う藤原忠文に、父の命を救ってくれたら願いを叶えようと約束し、忠文はその通り実行したが、姫の約束は嘘で、忠文は恋も官位も失い没落する。七綾姫と不義の関係にある頼光は、知らずに見初めた清姫の怨念のような恋心から逃れようと必死である。この忠文と清姫が恨みを抱いたまま死に、その魂が合体して頼光七綾姫を悩ます。
これに、瀬戸内海で革命に失敗した藤原純友は、実は取り換え子で、盗賊坂東太郎こそ本物の純友であり、再び決起する!という話が加わります。
この作品は「怨霊として東の大地を支配する将門と、民衆の中に希望として保留された純友、これが南北の未来図(堂本正樹)」とも言われています。
さて、「南北オペラ」の原作となった「金幣猿嶋郡(きんのざいさるしまだいり)」。
花組芝居とも深~いご縁のある、鶴屋南北とはどんな人物だったのでしょうか。
分かりやすい解説ページを発見しましたので、ご紹介します。
南北以外にも雅楽、能楽、歌舞伎にと多岐にわたる文化が紹介されていますので、
お時間のある方はぜひご覧下さいませ。
今後は座長による「南北オペラあれこれ」がUPされるかも?
お楽しみに☆
昨日26日は「南北オペラ」チケット発売初日。
この日限り、役者が電話を取る初日特電を行っておりました。
みなさま沢山のお電話ありがとうございました!
その様子をツイッターでも実況していましたので
まとめをこちらにも掲載。
https://togetter.com/li/659862
初日特電はこんな感じで受け付けていますので、
次のチャンスにはみなさま是非またチャレンジを!
なお、27日現在の残席状況です。
予定枚数終了:6/21(土)、29(日)
お早めに:6/22(日)、28(土)昼、28(土)夜
オススメ!:6/23(月)、26日(木)、27(金)
予定枚数終了となっている回も当日券は必ずご用意いたしますが、
土日をご希望の場合は特に、お早めのお申込みを!
NET:「券」ページから
TEL:03-3709-9430
お待たせいたしました。
『南北オペラ』のチケット一般発売を開始いたしました。
お申込は「券」ページから。
もちろんお電話でも承ります。
花組芝居:03-3709-9430
本日26日のみ、19時まで役者連中がお電話受付中!
「南北オペラ」チケット発売初日のみ、座員がチケット予約を承ります!
◆4月26日(土)10時~19時
予約電話:03-3709-9430
もちろん当HPからのネット予約も受付致しますが、この機会に是非お電話でも
お申し込み下さいませ。
どの時間帯にどの役者が待機しているかは、当日までのお楽しみです♪
※この公演は、会員優先予約はございませんので、ご了承下さい。
ホンヨミで"オペラ"やっちゃいます。
花組HON-YOMI芝居
『南北オペラ ~水下きよしの唄声が蘇る!~』
◆原作/鶴屋南北『
◆脚本・演出/加納幸和
◆出演/加納幸和 山下禎啓 植本潤 桂憲一 八代進一 北沢洋 横道毅 秋葉陽司 松原綾央 磯村智彦 小林大介 美斉津恵友 谷山知宏 丸川敬之 二瓶拓也
◆唄の出演/水下きよし
>> 配役と粗筋はこちら
◆日程/2014年6月21日(土)~29日(日)
6月 | 21 (土) | 22 (日) | 23 (月) | 24 (火) | 25 (水) | 26 (木) | 27 (金) | 28 (土) | 29 (日) |
14:00 | ★ | ★ | ★ | ● | ★ | ||||
15:00 | ★ | ||||||||
19:00 | ★ | ★ | ★ | ★ |
※開場は開演の30分前。当日券販売は40分前からとなります
◆会場/セーヌ・フルリ
◆アクセス
東急田園都市線・大井町線『二子玉川駅』東口(改札を出て右)から徒歩6分
◆チケット
料金/全席自由 2,800円(当日 3,000円)
発売/4月26日(土)~
取り扱い/花組芝居 03-3709-9430
オンライン予約は当HPにて >>お申込みはこちらから
平安の都にクーデターを起こすも、志半ばに討ち取られた
恋故に大蛇になった
◆配役
藤原純友実は金剛丸 | 山下禎啓 |
---|---|
十太丸 | 二瓶拓也 |
美斉津恵友 | |
滝夜叉姫実は将門の亡魂 | 加納幸和 |
坂東太郎実は藤原純友 | 水下きよし(台詞=小林大介) |
秋葉陽司 | |
八代進一 | |
お清 | 植本潤 |
安珍実は頼光 | 桂憲一 |
藤原 | 北沢洋 |
松原綾央 | |
しみの戸 | 谷山知宏 |
伊賀 | 磯村智彦 |
田原 | 丸川敬之 |
手下イチロウ | 横道毅 |
赤斑の狼 | 小林大介 |
>> 「南北オペラ」公演情報はこちら