今回初めて自分がやることになった訳ですが、これまで一観客としては様々な『夏の夜の夢』、そして沢山の妖精パックを観てきました。
ペーター・ストルマーレ版の上杉祥三さん、串田和美版の串田さんご本人、ルドルフ・ジョーウォ版のヤン・ペシェクさん、加納幸和版の尾上松緑くん、ジョン・ケアード版のチョウソンハ君...。その他にも、子供のためのシェイクスピアカンパニー版や劇団山の手事情社版、ロンドンで観た男優だけのエドワード・ホール版、つい最近では同じく男優のみのスタジオライフ版などなど。
シェイクスピアの中でも『夏の夜の夢』の上演頻度は凄いですね。
自分にとって衝撃的だったのは、20年ほど前に観たリンゼイ・ケンプ・カンパニー版でした。パックはケンプ自身が演じていました。...何でしょうね、あの「作りものっぽいのに本質をついている」感じ。そして圧倒的な「イメージの洪水」。
リンゼイ・ケンプはシェイクスピア劇団の道化役者ウィリアム・ケンプの子孫なんだとか。(真偽の程は分かりませんけど。)
1972年にはデヴィッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』の演出&振付を手掛けたりもしています。今回のG2版のコンセプトにもちょっとリンクしている感じで、勝手にひとりで喜んでいます。
まぁ......稽古する程にリンゼイ・ケンプのパックからは遠のいている感のある現在の自分なのですが、精神の部分は多少なりとも継承したいもんです。
写真:パックのご主人さま、オーベロン役のコング桑田さん。(またの名を"赤い妖精")

