「天守物語」公演情報

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「天守物語」

千歳百歳に唯一度、たった一度の恋だのに――。

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●原作/泉鏡花
●構成・演出/加納幸和
●出演/加納幸和 原川浩明 山下禎啓 北沢洋 秋葉陽司 松原綾央 磯村智彦 小林大介 谷山知宏 丸川敬之 二瓶拓也 押田健史
●ゲスト出演/桂宮治

●2018年10月3日(水)~8日(月・祝)
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)

●チケット
前売/5,800円 
一般発売/7月28日(土)  優先予約/7月上旬
 ※優先予約をご希望の方は、花組通信会員またはDM会員にご登録ください。


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写真は1997年、2000年公演より


花組芝居とは
庶民からは高尚で堅苦しくなってしまった“歌舞伎”を、かつての芝居小屋のように、誰もが気軽に楽しめる最高の娯楽に!と、自ら“ネオかぶき”と称し、 豊富な歌舞伎の知識と、枠にとらわれないユニークな発想、「なんでもあり」の精神で、独特の世界を作り上げている。
俳優は男性のみ。パワーの有る個性豊かな俳優陣が「女形」も演じる。


天守物語とは
泉鏡花による戯曲。逃げた鷹を追って城の天守へ迷い込んだ武士と、そこに住まう物の怪の姫の、幻想的な恋物語である。花組芝居では、1997年、劇団創立10周年の記念作品として初演。城の天守に住まう物の怪たちの世界を純和風の着物姿で、対する人間世界をハードロックテイストの甲冑で表現。ヘビメタロックで歌い踊る女中たちや武士たちの中、富姫と図書之助の恋心がせつなく光った。2000年に再演。2012年にはリーディング公演としても取り上げた。


天守物語 あらすじ
“魔物が巣くう”と、近づく者がない白鷺城(しらさぎじょう)の天守閣。主・富姫(とみひめ)は、猪苗代から訪ねてきた妹分の亀姫(かめひめ)と再会する。亀姫の手土産は、白鷺城主の弟、猪苗代城主の生首だった。お礼にと、富姫は白鷺城主秘蔵の白鷹を贈る。天守にそれた鷹を探しにやってきた姫川(ひめかわ)図書之助(ずしょのすけ)の爽やかな心、勇ましい立ち姿に心打たれた富姫は、恋に落ちる。図書之助をかくまう富姫のもとにやって来た追手に、異界を司る獅子頭(ししがしら)の目を傷つけられた二人は光を失ってしまう。そこへ獅子頭を彫った工人、近江之丞(おうみのじょう)桃六(とうろく)が現れて……。