月の角度/NAO─TA!プロデュースvol.9

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中野ザ・ポケット公演中、入れ違いに福岡で「悪名」三昧なんで、行っちまえ!てんで、大阪天王寺駅へ。

4年前「阿呆浪士」演出で伺った時も、駅構内で迷子になったが、今回も迷い掛ける。どうにか谷町筋に出たものの、一心寺への曲がり角が、以前と違い大きな駐車場になっているもんだから、左折すべき路地をトチッてアタフタしつつも、開演5分前に滑り込む。

月をイメージしたポップな美術。年齢不詳なご出演者揃いなせいか、暫く家族構成が把握出来ず…(苦笑)。

射留屋(美斉津恵友)の仕事を見たいのだが、何より、30数年前、大学で教わった松熊信義先生と共演!と知り、どうしても拝見したかった。

飄々とした温かさは当時のまま。学生の時、或る舞台の稽古を見学した際、お握りを頬張る芝居で、手の甲についたであろう米粒を、そっと口にする松熊氏の仕種に、リアリズムの極意を見た。

「家族」の愛おしさが染み透る舞台。松熊氏の息子役を演じた大谷典之さんの、ジーッと絞り出すような芝居にやられた。

奈生子先輩を、恵友が母さんと呼ぶ様子が、何故か面映ゆい(微笑)。TARAKAさんはいつも通りマイペース(笑)。

天王寺駅前の「新宿ごちそうビル」という、へんてこなビル内の居酒屋で乾杯!中尾隆聖氏の元気さに舌を巻く。


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