2015年8月アーカイブ

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緑が丘駅

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2~6歳まで最寄り駅だった。隣駅「自由が丘」へ出向いた序でに、古巣への道を辿った。通っていた奥沢幼稚園は、当時の木造ではないが健在。閑静だが、真新しい住宅街を、通学路を思い出しつつ帰ってみる。


僕が住んでいた頃は露出していた九品仏川は地中に埋められ、オシャレな自由ケ丘駅辺りから、長閑な遊歩道になっている。車が落ちてクラクションが鳴り続けて大騒ぎだった昔が嘘のよう…。


そして「元」我が家。実は10年程前にも訪れ、勿論持ち主は変わっているのに、そのまんまの顔をしてしっかり建っていて驚愕したが、今は果たして…。


何がそうさせるのであろう。ご近所は全て新築なのに、「元」加納家は、多少老いたとは言え、現在の持ち主の息遣いを包んだまま、静かに残っていた。


生まれは兵庫県の武庫之荘である。2歳になる前に家族は上京した。未熟児だった為か、やっと歩き出した頃だった。セピア色の写真を見ると、お隣の親友や飼い犬と楽しそう。


が、一切の記憶がない…。幼いながら転勤はショックだったのか、重荷だったのか、思い出を完全に消去してしまった。だから僕の人生の記憶は、ここ緑が丘の「元」加納家から始まっている。


それが、50年経た今も当時のままで見る事が出来る。こんなに嬉しい事はない。有難う…。


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博多座

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「あそこはいいよ!」1999年の開場以来、行った事のある関係者から、散々聞かされて来た。劇場内は元より、周辺の環境も評価が高い。ここの所、商業演劇から遠ざかっていたので、まさかの「石川さゆり特別公演」へのお誘いで、念願叶う!


博多弁もどうにかコナレて来たが、咄嗟の際に捨て台詞が言えないのが困りもの…。


明日は休みという理由が無くても飲んでるのだが、改めて折角だからと稽古後に寄った「ぶら里」。


DSC_0001 (55).JPG名の通りブラリと入ったら、これが大当たり。店内は明らかに六十以上の男女で賑わっていた。初老のご夫婦らしいお二人が切り盛りし、メニューも渋いので、あ、そういう店ね、と定めたイメージが、出て来た品々で覆った。


豪快に盛られた見た目に反して味が超繊細で美味!少しも「小」でない「小鯵南蛮(左)」と「そばサラダ(右)」etc.。


最近日本酒は翌日残るんで避けていたが、日本食の美味さに、ままよ、と辛口の燗酒をグイグイ!だが、野菜たっぷりでウメェ~ッ!肴の数々だったからか、今朝はすっきりお目覚め。サ、久し振りに劇作家になりましょう。

充分楽しんだ者の感想として、敢えて言おう!「ダサさとハイセンスの巧妙なバランス」

脚本・演出・音楽を兼ねる糸井幸之介君の感性は、クセになる性質を持っていると見た。俳優陣も、粒揃いで好感度が高い。田仁屋(谷山知宏)がタイトルロール「アンデルセン」を仰せ付かり、楽し気!

昨年、僕が手掛けた「マクベス」は、自分が三歳で歌舞伎にハマった経験を元に、ちょっと大人な世界を、子供達に垣間見せるという方針だったが、今回の方向が「としまアート 夏まつり」には、らしいのかも知れない…。

DSC_0007 (4).JPG後片付けを終え、有志と共に焼肉三昧!その後は久し振りにカラオケ行きたいと駄々をこね、皆に次々歌って貰った。僕は楽しかったけど…。


夏祭りだった。気付くと既にそこここに秋の気配が…。


翻訳劇を現場の都合で、大幅に刈り込むという行為は、現代運劇の王道では行わないものだろう。先ず訳者の苦労を無にするに近い。


戦後の歌舞伎でも、原文重視が叫ばれた。けれども逆に歌舞伎の王道としては、役者の工夫を最優先するこのジャンルの特徴から、書き下ろされた台本、正確に言えば「書き抜き」(その役者が演じる役の台詞のみを列記したもの)を貰ったら、役者自身が台詞に赤を入れ、自分の身体に合うよう、バンバンいじり捲るのがプロの役目!だった。


DSC_0006 (9).JPG勿論、明治以降、古典化した歌舞伎界では、先人の型を尊重する度合いが格段に上がったので、今は台詞をいじる事は身勝手だと戒める傾向にある。


ちょっと話が逸れたようだが、兎も角、先生方に睨まれようが、演じる方も見る方もしんどいと感じる、翻訳劇特有の長さをバッサリやって正解だったと確信する。


「かもめ」が良く判ったというご意見を多数頂戴した。


歌舞伎を中心とする過去の作品を様々な角度から手を加え、ね、この芝居、こんなに面白いでしょ!?とお見せするのが旗揚げ以来のポリシーの一つとする、我々花組芝居は、今後もこのまま突き進んで行こうと思う。

吉川徹さん

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1991年、扉座横内謙介君の岸田戯曲賞受賞後初の新作「怪談贋皿屋敷」初演で、演出して頂いた。当時大流行だったピーター・ブルックスシステムを使ったエチュードをしたり、同世代だったから、面白がる所が似てた。

その後、ロンドン留学を経て、沢山のミュージカルを演出なさり、「34丁目の奇跡(2004年版)」では伊予屋(桂憲一)がお世話になり、久し振りにお会いした。

54歳…。奥様をそれ程愛してらしたんだな…。お二人に合掌。

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