はんなり☆夏語り~縁~/赤坂レッドシアター(ネタばれ)

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「リーディング」という看板なのだが、語りの枠をはみ出してしまうのは、本来舞台俳優でありながら声優もこなす方々が、中心になっているからであろう。要は、衝動として動いちゃう、動かしたくなる、のだ。

「沢村校長の晩年」
全く阪脩さんありきの作品。重みの中にある軽み、自然でありながら微妙な間合いが流石。絡むお三人もそれぞれお似合いで過不足がない。朝倉君、「Bomber-Man」で波多屋(原川浩明)がお世話になります。

「花まんま」
TARAKOさん演出(&脚色)真骨頂!「着替え間に合いませ~ん!」山像かおり嬢、舞台稽古での発言と聞いた。え?リーディング公演だろう?こういう事が起こるのが、つまり、はみ出している箇所(笑)。

自分にも不可解な映像の記憶がある。竹林の中に建つ古びた木造家屋、寮なのか、長四角の二階建て。一緒に居た筈の親に聞いても、そんな物、あそこには無かったよ…。高所恐怖症なのも、刃物の鋭さが多少苦手なのも、前世で刺されて突き落とされたのかな?

「縁の五十両」
ちょっと文七元結に似てる。吉蔵とおたよが不倫してたって話?んな訳ないだろう。いや那河岸屋(小林大介)の番頭(衣裳のせいか若旦那に見える)が、妙に誠実で、何か物足りなくてさ、ハハハハ。辻新八さんの神妙な芝居が、終演後の飲み会で話題騒然!


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