2013年10月アーカイブ

{{assign var="epp" value=20}}

バイトシヨウ/扉座

| コメント(0) | 修正

「劇団力」ってのかな?見せつけられました。


ミュージカル形式なんで、五十嵐可絵さんや柳瀬大輔さんという劇団四季出身のお二人が、重要な規範を担っている頂点に向かい、劇団員達が必死の努力で噛り付いている熱さが舞台一杯に満ちている。


「久保園チエ(過去の「知恵」部分を高橋麻里ちゃんが勤める)」の半生を軸に、関わった人々の悲喜こもごもを、テンコ盛りで少し散らかし気味ではあるが、耳に心地よい歌曲(作曲&ピアノ演奏=深沢桂子さん)と、洗練と土俗が入り混じった振付(ラッキィ池田さん。「げんない」もこのコンビ)が、2時間を楽しいひと時にしてくれている。


DVC00090 (5).JPG横内君は、最初に出会った頃(もう30年経つかな)から、彼特有のニヒルさで「劇団なんて面倒臭い」と言い続けていながら、実は、誰よりも「劇団」にこだわり、団員一人一人への愛が深い。でなくて、こんな作品作れませんよ!同世代としていつも刺激されるなア。


画像はたまたま客席で再会し、酒好きの嗅覚で気付いたら居酒屋の隣に居た田中完氏(鈴舟)!昨年「阿呆浪士」の時、今時携帯を所持していないで話題だったのにこの姿!やっと追い付いたね、と思ったら、仕事上の臨時で持たされてるらしい……。完さんぽい(爆)。

女たちの招魂祭/劇団朋友

| コメント(0) | 修正

DVC00090 (4).JPG夏にゲスト出演した「空想組曲」のスタッフだった相馬聡廣君が、俳優として所属する劇団朋友、初めて拝見しました。


青年座での初演(1979)は、初井言栄さんが老婆じゃなかったかしら?


大学の実習発表で取り上げられ、「中年の夫」を勤めました。当時の台本が残ってました。ガリ刷りっすよ!表紙は僕が書きました。中身も出演者達と手分けして書いたなア…。


30年振りに見て、懐かしい台詞や場面の連続で、あの頃は何の事か判らなかった内容が次々で、改めていい本(八木柊一郎)だし、3回目という西川信廣氏の演出も、丁寧で過不足がなく、お手本を見せて貰った印象です。


一応今も豊かな日本は、過去の数え切りない「負」の上に築かれていて、その「豊かさ」の中身も危うい事を、「演劇」という様式で巧みに訴える。老婆や老人のモノローグが、70年代風で面映ゆいけど、忘れちゃいけないものを、ちゃんと教えてくれます。


大学での稽古、最初の家族の空疎なやり取りや、老婆が押し掛けてからのギクシャク感、ここらが難しくてね。なかなか指導教諭の演出に答えられなくて、幕開き数ページの稽古に何日も掛かって、鍛えられました(苦笑)。

半七捕物帳

| コメント(0) | 修正

DVC00090 (3).JPG岡本綺堂の名作。平易な文章なのに、奥行きと情緒満載!


来年380周年を迎える結城座の記念第一回公演用に脚色しているのと、同時進行している「怪誕身毒丸」の手直しと、双方の文体の違いが面白い。


後者は、菅専助(すがせんすけ)と若竹笛躬(わかたけふえみ)の合作である浄瑠璃「摂州合邦辻」をネタとした脚本なので、文語体系の多少重々しいタッチ。


前者は、明治十年代から始まった「言文一致」の試みが、大正十年代には新聞記事も全面口語化した、その頃の産物からの脚色であり、双方文体の相違は甚だしいが、逆に愉快であり、やり甲斐すら感じる。


言葉で苦労している日々、頭が疲労するんで、ブログ書き込みも減る道理…。

両国と森下の間を東西に流れる「堅川」、隅田川の支流で、本流から直ぐの「一之橋」近くにあるレンタルスペース「black-A」。

脚本家の仲村みなみさんと向坂陸さん、お二人で立ち上げた演劇ユニット「飛び猫舎」が、「雨月物語」を、朗読(羽場さゆりさん&今泉薫君)を中心に、琵琶生演奏(熊田かほりさん)とソロ舞踊(振付=hanakoさん、舞踊=山碕峰有希さん)が、音と動きで空間を埋めるという作品。

雨月物語の「浅茅が宿」「吉備津の釜」「蛇性の淫」三篇を巧みに混ぜ、女の執念を「追う」「待つ」二つの行為に集約した脚本が見事!

拝見するに到るキッカケは、出演者の今泉薫君からのお誘いメールでした。実は彼、新国立劇場演劇研修所第二期生、西原(さいばら)康彰君で、今年7月に改名したのでした。

元々は兵庫県立ピッコロ劇団に所属していて、僕が演出した「KANADEHON忠臣蔵」で、渡辺徹氏の大星由良之助の息子、大星力弥を勤めました。あの頃は、フワ~ッとした性格そのままの芝居でハラハラしましたが、上京して基礎を叩き直したお陰(僕も研修所時代、1か月程教えさせて貰いました)か、驚く程しっかりした俳優に成長していて、今回の「勝四郎」役も、台詞と語りの切り返しが力強く、更に骨太な役者になっていて、もう「演劇兄貴」は嬉しいっす。

そして!そして!共演なさってた女優さん!貞淑な「宮木」と、執念の「真砂」の二役を、自在な声音で演じ分け、どちらの方だろうと思っていたら、終演後「加納さん」「え?」「覚えてる?」「えゝ?」「やだ~!」

何と、20年前、ご近所だったんで、良くご自宅へお邪魔して痛飲した、羽場裕一氏の奥方でありました。「(ご子息)涼介君も大きくなってるでしょうね」「あら、来てるわよ」「え!?」

DVC00091 (5).JPGおそらく親父より背が高いと思われる長身に黒スーツ、ネクタイきちっとのイケメン!抱っこしてた赤ちゃんが!追い打ちの情報!「今年からスタジオ・ライフに入ったのよ」「えゝ~ッ!」観劇後の興奮に仰天の再会が加わり、もう殆どパニック。


で、実は客席で偶然隣り合わせたのが、G2ご夫妻という、「今日は如何なる吉日にて…」な宵でした。画像は大谷亮介氏ご推薦という、森下の鉄板焼き屋でG2氏と。

「奇々怪々」回想《2》

| コメント(0) | 修正

DVC00103.JPG今時、信じられない贅沢な現場で、本番付きの演出部が7人(回り舞台がグルグル!)、衣裳さん3人、床山さん2人、ヘアメイクさん2人!約30人の全出演者が、時代劇コスチュームフル装備だから、当然なのだが、商業演劇以外でこの布陣は珍しい。


本番制作部やロビー回りの表方は、正確に数える機会を得なかったが、20人近く居たのではないだろうか…。


DVC00102.JPG映像のお仕事中心の共演者達は皆「眼力(めぢから)」が強いんで、ボウッとした顔付きの私は、それなりのメイクで対抗しようと、予想外に手間を掛けて顔をした。が、舞台で、長い生マツゲのキラキラ目を見ると、こういうナチュラルさには即降参!芝居でキラキラすべし、と珍しく大汗かきました。結果、紺の手甲に塩吹いちゃった、衣裳さんゴメンなさい。


DVC00101.JPG4年前の初演も「東京衣裳」さんが担当なさっていて、初演の「禅竹」が着用した衣裳も揃っていたのだが、僕とキャラが違うという事で、紫が基本色の一式を用意して下さった。


あれは縮緬系なのかしら?凝った柄の生地を使ってあり、しかも長羽織が濃い紅絹裏で、羽織紐は浅葱色の丸二重結び。この羽織は共演者達に好評でありました。


DVC00099.jpg舞台監督の西川也寸志氏と演出部の高橋京子さんは、かつて「剃刀」の現場でご一緒していた。実はあれ以来、俳優として、台詞を発する時のギリギリ感を大切にするようになった。


言おうと思ったキッカケ、言い終わった後の余韻、常に言葉はその場でチョイスされている、etc..5年間そればっかこだわって来た。定式的時代劇で、それが通用するか?が、今回密かな挑戦でありました。


DVC00100.JPG画像は頂戴した花々です。いつも有難うございます!


映像でご活躍の方々が多いせいか、ロビー花の数が半端なかった。その殆どがスタンド花で、シンプルデザインのロビーが随分華やいでました。

「奇々怪々」回想《1》

| コメント(0) | 修正

DVC00098 (2).JPG昨年、ドラマティック・カンパニー『阿呆浪士』で伊藤つかささんとお仕事させて貰った縁で、誘われた公演。無事千穐楽を終え、ちょこちょこ振り返ってみましょうか。


多くの人材を抱える俳優事務所(カート・プロモーション)が、所属俳優さんを中心として企画した舞台で、劇団とは違う団結力がとても新鮮でした。緊張感のある大家族という印象かな?


DVC00096 (2).JPG僕ら世代が夢中になった「Gmen‘75」レギュラー、宮内洋氏と伊吹剛氏と共演出来るなんて思いもしなかった。宮内さんは「仮面ライダーV3」でもあり、千穐楽のカーテンコールでは、あの「上総屋庄兵衛」姿で変身動作を見せてくれました。


頂戴した役が女好きのチャラ男でして、月代で舞台に出たのは、もしかすると初めてかも知れない。闇太郎は「むしり」だったし、春次郎は前髪だった。


脚本演出の柿崎ゆうじ氏が、企画したカートプロモーションの社長でもあるのだが、俳優達への気配り、制作チームへの細かい指示、など、現場隅々へ目を届かす様子が半端でない。同時に、皆が柿崎氏を絶大な信頼を以て慕っているのが気持ち良い!この包容力と従順さの密な関係が「カートプロモーション プロデュース」の身上であるのは確かである。


DVC00092 (3).JPGそんな現場に身を任せて、未開拓な役に存分浸る事が出来、感謝!感謝!それと女房役の伊藤つかささんとの日々の芝居が楽しくて、初めて絡ませて頂いたとは思えず、不思議な体験でした。


画像は、出演者が頂戴した「ゴディバ」のハロウィンゴーストのチョコと、銀の燻製卵!

引っ越し

| コメント(1) | 修正

ご両親の代から親しくさせて頂いていたご近所さんが、地元を離れて行く。そして翌日から建物の解体が始まった。おそらく厚い壁を叩く槌の音。

40年前、この界隈にも子供が沢山住んでいて、夕方になると道端で子供達がはしゃぐ声が聞こえていた。こちらはもう中学生だったので、輪に入る事は無かったが、まだ幼い妹は、たまに遊び相手になって貰っていたようだった。

昔を知る人々が次第に減って行く…。

IMG_0002.jpgIMG_0003.jpg

秋刀魚

| コメント(0) | 修正

フライパン用ホイルでの焼き魚シリーズ。鮭~さわら~めかじき、と経験を重ね、ついに秋刀魚丸々一尾に挑戦。

全体に塩を振り、飾り包丁を入れて、フライパンのサイズに合わせて真っ二つ。さわらの際、皮に焦げ目が付き過ぎた反省で、弱火で片面5分ずつ。

1尾100円の品物だったんで、調理前は怖々でしたが、脂たっぷり旬を味わえやした(微笑)。

フライパン用ホイル

| コメント(2) | 修正

DVC00091 (2).JPG鮭(切り身)を焼いてみました。


塩コショウして数分。使用方法通りにフライパンに件のホイルを敷き、小さじ一杯の料理酒を掛けフタをし、片面3分、裏返して2分。ホイルが特殊コーティングされてるんで、くっ付かないし、フライパンも汚れないのに、焦げ目付きでふんわり仕上がりました。油なしでも美味!

今週6日(日)から、恒例毎月1回の講座が始まりますが、予告通り、12月4日(水)~10日(火)下北沢駅前劇場での花組芝居本公演「怪誕身毒丸」を特集します。

1回目は原作浄瑠璃「摂州合邦ケ辻」について、2回目(11月10日/日)は「怪誕身毒丸」の内容と、今まさに進行中の稽古状況などをご報告! 3回目(12月22日/日)は、ご観劇頂いた受講生の皆様のご感想やご質問にお答えする予定です。

「怪誕身毒丸」解体新書となる全3回の講座、間も無く締切です。東急セミナーBEへアクセスして下さい。

{{capture assign="count"}}11{{/capture}} {{if $count > $epp}} {{if $smarty.request.offset > 0}} « < 前の{{$epp}}件 {{else}} « < 前の{{$epp}}件 {{/if}} | {{math equation="(x-1)/y+1" x=$count y=$epp assign="numloop"}}{{section name=npage loop=$numloop}} {{if $smarty.request.offset+1 < ($smarty.section.npage.index+1)*$epp && $smarty.request.offset+1 > $smarty.section.npage.index*$epp }} {{$smarty.section.npage.index+1}}{{/if}}{{/section}}/{{math equation="floor((x-1)/y+1)" x=$count y=$epp}}page | {{if $smarty.request.offset < $count-$epp}} 次の{{$epp}}件 > » {{else}} 次の{{$epp}}件 > » {{/if}} {{/if}}