2013年7月アーカイブ

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バイキンマンの中尾隆聖氏率いる「ドラマティック・カンパニー」による毎夏15年続く、子供の為の無料公演(@アトリエエイティワン)の舞台稽古(ゲネ)を拝見。

第一部「ぷーねこぷーにゃん」。昨年の「阿呆浪士」で金勉亭伝助を勤めてくれた伝坂勉氏の作。おならばかりする黄色のトラ猫が、意地悪な犬の三兄弟をやっつけるお話を、立体紙芝居で見せる。オリジナルの歌と踊りが軽快!

第二部は、かねがね噂に聞いていた、ナポリ(=田中啓之さん、「阿呆浪士」で主役田中貞四郎を演じた)主演「かきの木まん」。増田裕子さんの原作を、親子で楽しめるようにアレンジ。ストーリーは単純明快な勧善懲悪なのだが、ギャグや随所のアレンジが60年代。て事は、今のお子ちゃまからすると祖父母世代…。正直、僕もその領域に居るのは事実で、懐かしいやら情けないやら。


DVC00060.jpg実は舞台稽古なんで、客席には関係者、つまり大人ばかりで、童心に戻るというよりは、どっぷりオールディーズに浸って、舞台のギャグに突っ込む!突っ込む!こりゃ、アルコール販売して成人向けの回を設けても良いんじゃないかしらん?


本番は明日の1日(木)~4日(日)、連日午前11時開演です。画像は、左から、忠犬を演じた川島得愛さん、王様の酒井哲也さん、そしてかきの木まんのナポリ!あ、射留屋(いとめや=美斉津恵友)が声のお仕事繋がりで同席してました。

みんなの千穐楽

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稽古と本番合わせて50日間!苦楽を共にし同志感充分なメンバーの中へ、割り込んだ格好だが、幸い同世代の出演者、高瀬哲朗氏や劇団HOBO古川悦史氏(元文学座で、西瓜糖の奥山美代子さんと同期。美代子嬢、楽日を見てくれました。「お茶目な神父さん」と言われた/爆)が、何かと共通の話題を振ってくれるので、3日間、場違いなオジサンにならずホッとした。

同日(28日)にめでたく幕を下ろした「うぶな雲は空で迷う」組の打上げに顔を出し(いじられキャラの磯村君は、その立場を花組の時より楽しんでいる。積極性が出た証拠で良い傾向?)、少し遅れて空想組曲チームに合流。

プロデュースの総責任者だからか、ほさか君て、仕切りもきっちりするけど、随分座持ちが上手いね。加えて、それぞれキャラの際立つ役者連が、素でも個性的で、組曲「空想」とはテーマもイメージも全く違うが、お芝居の延長を見るような愉快な飲み会でした。

私の二日目/組曲「空想」

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DVC00053.JPG4、5回繰り返しただけで、体に染み込ませてないから、まぐれ当たり風な緊張感のまま昼夜!


僕をお初なお客様には、「ドレミ」場面の涼とのやり取りに?印な方もいらっしゃるらしいが、ほさか君的には、相当狙ったチョイスと聞く。


昼には、「鉄瓶」村田巡査の齋藤信吾君が来てくれました。彼は、9月に劇団肋骨蜜柑同好会『ま・ん・だ・ら』(19~23日)に出演します。


夜は「あやめ十八番」から大森茉利子ちゃんともなみのりこ嬢、そして丸山夏未ちゃんに至っては、既に観劇済みなのに、わざわざ僕の回を見に来てくれました(バイクなんで飲まずにご帰宅)。


何か緊張の余り、場面終えて楽屋へ入るなり「明日はもうヤダ!」なんて口走ってしまった。ほさか君ゴメン、千穐楽はちゃんと仕納めます。


DVC00057.JPG同じ夜には松本紀保嬢のご主人川原和久君がご観劇。会うなり「お、師匠」なんて、良く出来た後輩であります(笑。日芸で二年違い)。このカップルの報道を知った時は驚いた。彼は今映像が主なんで、随分疎遠になっていたが、こんな形で近しくなるとは!!

私の初日/組曲「空想」

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DVC00048.jpgいやア、緊張したあ。でも、終った時の開放感が堪らない。役者ってつくづくMだね。


ゲスト毎に違う本と演出、対応するスタッフは大変だろうな。


オレノ君と笹木皓太君が来てくれました。オレノ君とは「劇団」の事、な~んて話しました。皓太は相変わらずきょときょとしてました。


DVC00051.JPG前後が爆笑シークエンスだけど、昨日までの粟根&平沼組が、ゆるゆるリーマンだったんで、本日(26日)急にどよ~んな空気の中「時をかける晩餐」が始まり、水郷屋(=堀越涼)は戸惑ったらしい。


だが、ほさか君によれば、ゆるゆるリーマンの方が異例だったんだそうだ。ただ、宗教というものの魔的な部分がドロッと出た「お願い、神様」は、どう受け止められたのだろう…。

明日(26日)出演する舞台を、満席の片隅から見るなんて可笑しな気分であります。

男と女の込み入った話が、あれやこれやの手管で表現される。外面の装いと内面の葛藤が同じ空間で交互に現れたり、夫婦の現在と未来が複雑に入り乱れた果てに、その境界自体が消えたり、大戦ゲームになったりetc.挙句に4組のカップルが実は同一人物だったという構成が巧妙!

死んだ妻と会話し続けるギャルソンを演じた高瀬哲朗氏とは、21年前、蜘蛛の巣の上でセックスをした(爆!グローブ座、ペーター・ストルマーレ演出「夏の夜の夢」でボトムとティターニアでした)以来のご無沙汰。


DVC00052.jpgそして、たまたまゲスト出演していた平沼紀久君とは、13年前、パルコ+RUPプロデュース「二万七千光年の旅」でご一緒した。平沼君に至っては、粟根まこと氏の、恋のキッカケをいつも外す課長とのシーンが明転した途端、ん?隣に座っているのは!?状態だった。少し横幅が広がったが、あの当時と変らない人懐こい笑顔で、もてもて部下を演じていた。(悪い!折角の二枚目のピント外した…)


その場面が暗転にして我に返った。明日ここに僕の場面が挿入されるのか。おい、大丈夫か…。こんな繊細でダイナミックで癒される舞台に、この僕が…。ゲスト場面は、ほさか君が全てそれぞれに当て書きしています。

武蔵屋(=水下きよし)の好きが高じて立ち上げたユニット。土田英生君の最新作(今年3月初演)との事。本当の目標を失った時、後ろ向きと前向きの区別が無くなる現実を、欧米戯曲タッチで寓話のように提示する秀作。

嘘を吐くのが彼女(ジャンボ)だけでなく(1回だけ本当の事を言って居るそうだが)、他にも真実を話さない人物がいると、事実の曖昧さをテーマに加えられそうに思うが…。演じ手の選択と演出方針の強引さで、爆笑喜劇に仕立てられそうにも思う。その窓口の広さが、土田戯曲の妙かも知れない。

役者人生最多の台詞量と戦った乙貝屋(=磯村智彦)、水下劇常連、井上啓子丈は揺るぎない安定感。伊予屋(=桂憲一)が珍しく色気なしの役。川西佑佳嬢(扉座)の上目線台詞にドキドキ。山藤貴子丈の、言えば小悪魔役が憎めない。

無事初日が終わりました。大介(那河岸屋)よ、良かったな。出演依頼があった時、誰よりも喜んでた。

衣裳付き通し稽古の際、「見てる加納君の顔が怖くってね」と山路氏に指摘された。今宵の本番でも、暗い客席で顔を真っ赤にして舞台を凝視しているであろう自分に気付く。

見学した稽古の時、鈴木裕美嬢が大介に出した駄目の或る箇所で、一応先輩俳優としてのコツを内緒で教えた。初日飲み会で裕美ちゃんが「(大介の)今日のあそこ良かったでしょ。昨日の舞台稽古まで、こちらの狙い通りになってなかったの」…。うむ、確かに本番はコツ通りに体を使っていたが、え?え?じゃ昨日まで俺の助言を実行しなかったのか!?問い質したら、どうもその「コツ」に納得が行かなかったんで、ずっと別のアプローチで攻めたが惨敗。初日は、えゝい、ままよ!と捨て身でやってみた、と言う。大介君よ、一番身近にいる先輩の言う事は聞くもんだよ(爆)。

舞台もそうだが、楽屋でのBOYS七人の仲の良さは格別。特に「小劇場枠(苦笑)」の大介と板倉チヒロ君(劇団クロムモリブデン)とはもうツーカーのようだ。大介はこの公演で、胸襟を開ける演劇仲間が増え、裕美ちゃんのスパルタも体験し、随分大きくなるんだろうな。俺も嬉しい。

皆さ~ん!是非、BOYS最年長で体に鞭をする大介の奮闘振りを見てやって下さ~い!ボスとして伏してお願い申します。

これが見たいが為に、大阪松竹座へ!翌日(23日/火)は、既に発表のあった空想組曲(ゲスト出演)の稽古なんで、日帰り。


世話物が売りだった宇野信夫氏の珍しい時代物。三島由紀夫氏が「(自分と比べ)格が違うんだな」と絶賛したが、たった一度の再演以来37年陽の目を見なかった。国立劇場への書き下ろしだったせいか、当り役とした三代目実川延若丈の、梨園での微妙な立場も影響があったかも知れない。


柳沢吉保を主役にしているが、物語は完全に宇野氏のオリジナル、「私がこしらえた吉保であります」と述べている。一幕一幕の起承転結が実に歌舞伎らしく、徹底した時代物の下座音楽の効果もあって、新歌舞伎なのに、濃厚な歌舞伎劇を味わえた。長編の元本を、今井豊茂氏が手際よく刈り込んで、少しも冗漫さを感じない。


DVC00024 (4).JPG出演者の中で、やはり桂昌院を勤めた秀太郎丈が、美青年とお金と占いがお好きという生々しい将軍御生母振りが自在、年功だね。初演は片岡我童(十四代目仁左衛門)、再演は二代目鴈治郎(大評判だったらしい)。


綱吉、おさめ、お伝の方、が余興で踊る、行平・松風・村雨の劇中舞踊がカットされているのは残念だが、切りの「保名」で当代仁左衛門が花道から蝶を追って出た時の歓声を聞くと、22回を数える「関西・歌舞伎を愛する会」の松嶋屋への絶大な期待を痛感。座頭の出ない「柳影~」一本ではお客が納まらん。


お伝の方を勤めた片岡孝太郎君の楽屋へお邪魔して『怪誕身毒丸』のチラシを渡す。あ、落語協会の狸柄の浴衣!僕も持ってるもん(笑)。


まもなく彼が昭和天皇を演じる「終戦のエンペラー」が封切られる。これも楽しみだなア。

有吉佐和子氏三十回忌、山田五十鈴丈一回忌。そんな時に、池畑慎之介☆丈が、女形として五十鈴十種を座頭で一ト月勤める。現代劇系の末端女形としては、ほとんど快挙のように嬉しく思います。

B作さんは定評の桑田八郎役、朋子役の高橋惠子さんはじめ、その他劇団新派の皆さんが回りを固め、なかなかこういう商業演劇系の名作を再演する機会が激減している今、この興行がどれ程啓蒙の意味(お芝居って面白いね)があるか!実際、ピーター主演というキッカケで商業演劇初体験な若人は、相当新鮮に受け止めているらしい。

女役者の名残りを体現した「山田五十鈴」を受け継ぐ選択に、女形が可能性あるというのは、女形の価値観を元にした「女役者」の先祖返りと見れば、至極納得な舞台です。9月に南座へ移って上演されます。

「鉄瓶」とこの作品が、同じ時期に一人の作家の頭の中で編まれたと思うと、秋之桜子氏という人は誠恐ろしい…。

『座☆ⅡE』とは、明治「座」アカデミーシニアクラス第「2」期生「E」クラスの皆さんが集まった演劇集団で、お茶の間のドラマを多く演じて来た彼らが、何と全編歌って踊りまくる芝居に挑戦!全ての会話を歌にしなければ、罰を受けるという老人達の話。

何故そんな状況になったかの仕掛けは、後期高齢者対策の為、政府が立ち上げた或る極秘の事業という、実に現実的な背景なのですが、実際シニアの皆さんが、何しろずっと歌ってる…。ま、会話してるから当然なのだが、もう、見ているこちらは頭がクラクラ…。

既に3作品をこの団体に書き下ろしている秋之氏によると、こういう世相だから、今作は明るく楽しくを基本に据えたというが、それにしてもこの底抜け具合は潔い。今回で3回目という有馬自由君の演出。様々な出自の出演者をまとめ上げるご苦労は大変なものだと思うが、彼の持ち前の明るさと真摯さが、舞台の成果となっている。

幸和

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新聞記事に「幸和(ゆきかず)」さんの名前が。これまで、僕以外の「幸和」名を見たのは数回…。和幸さんは多くいらっしゃるが、ただ逆さになっただけなのに、グッと希少なものになる。

僕の場合、父の実家近くの「清明神社」に名付けて貰ったので、お仕着せなのだが、個人の発想として「幸和」は珍しいだろう。

年上の親戚からは今も「幸ちゃん」と呼ばれるんで、『鉄瓶』の舞台で、奥山美代子嬢に「雪ちゃん」と声掛けするのが、実は随分恥ずかしかった…。

加賀見山再岩藤

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花組芝居「奥女中たち」で題材に使い、原本は散々読んだが、実際の舞台を見たのは始めて。脚本の基本は、十七代目勘三郎が復活した国立劇場上演台本だろうが、DVC00022 (4).JPGそれを更に短く、細かい演出も今のお客に判り易く親切で、次世代歌舞伎の有り様が見えたように思う。


当代松緑丈、以前「魚宗」で二代目ソックリと思ったが、祖父も父も演じていない「鳥井又助」の目付きが、お父様と似ていてビックリ!もう一役の岩藤。一度、死ぬ前を経験すると良いかも。


歌舞伎啓蒙に誘った人物は、「鉄瓶」で純真な村田巡査を演じた、筑波大出身の年男、齋藤信吾君でした。二軒目で和風スイーツに恍惚な画像(何故か霞の掛かったような…)をオマケに。彼は甘辛二刀流なのです。

「の台頭が待たれる」とその一文は続く。夕刊にこんな記述があった。女形が滅んだら、歌舞伎も滅ぶ。昔から言われてるが、同意見である。

自分が女形だからではない、虚飾から真実を見せる魔法の頂点が「女形」だと確信している。だが…。

私のもどかしさを、ズバリ言い放った言葉に感動して。

所作指導として本番前のチェックで拝見。プラス、鈴木裕美嬢の(自分が演出されない)お仕事も間近に見たいと出向きました。

振付の前田清実氏(大学の先輩で、「OINARI」でお世話になりました)と久し振りに再会!と目を合わせたら、「見たわよ、鉄瓶!あのさ云々…」で盛上がれて嬉しかった。歌唱指導の山口正義氏も同じ先輩で、現役バリバリ振りが励みになります。また、様々な現場でお世話になっているヘアメイクの宮内氏もお久し振り。聞けばBOYS初演以来のご担当で、重鎮、初風嬢と山路氏と共に、BOYS上演史全てを知る証人であります。

戦争を背景にしてますが、「夢に挫折した人々のナニクソ!」振りは、今の日本に生きる我々には、相当シビヤな内容で、プロのみ幕内の稽古場で、嗚咽が聞こえる作品なんて滅多にないと思う。4回目の再演だが、今時世代のBOYSメンバーが、60年前のドラマと呼応する様子は、作品の普遍性を証明し、きっとシアタークリエの客席で、不安定な世情を背負ったご見物が、今まで以上の共有感を得られるものと期待します。

大介(=那河岸屋)は、それなりに…って、初日前にボスの立場であれこれ、ここでは申せませんよ(笑)。ただ、本人相当気入れてますし、色々しんどいだろうに、何だか溌剌としてるのが、同じ役者として悔しいのは確かです。

弱法師(よろぼし)

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俊徳を主人公にした謡曲タイトルは「弱法師」でした。説教節「しんとく丸」、義太夫節「摂州合邦辻」の俊徳丸、題名や人物名がごっちゃになってしまいました。ゴメンなさい。母親に愛されてしまい、為に苦労した息子が仏に救われるというのが、同じ系譜の免罪符です。

怪誕身毒丸

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OK仮チラシ0702.jpg仮チラシ完成!花組座員が関わっている舞台を見て頂ければ、お手に入りますよ~ッ!


バックは原作の、義太夫節浄瑠璃「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」の床本(語る太夫さんの為の台本?)です。これをインドの神々に置き換えた翻案なんで、蓮の花やらがあしらわれてます。


洋の東西に豊富な物語の題材を伝えた伝説(例えば、日本では能「弱法師」、フランスでは「フェードル」etc.)は、元を辿れば仏教説話に繋がるという、その末端の『怪誕身毒丸』、逆にインドに戻ってみたのでした。

趣味

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DVC00022 (3).JPG専門書。発行部数が少ないので、見付けた時に購入せなならん。根気良く本屋を巡るなんて事しない中、唯一助かるのは、専門劇場の売店。歌舞伎やら能楽…。以前も国立劇場で面白いCDを見付けて、資料としてその後助かった経験がある。


味方玄氏の「テアトル・ノウ」を拝見した水道橋宝生能楽堂にも、能狂言のグッズというか、諸々の品物を扱っていた。仕舞用の扇が矢張り安くて五千円以上。正絹の縞の袴地、お仕立て込みで十万を超えていてビックリ!サイズはロビーで測るのだろうか?


中にグラビア頁の多い(子供みたいだが、小難しい文章説明より、現物をカラーで見た方が、矢張り都合が良い)興味深い一冊を発見。開幕を知らせるブザーの鳴る中、2300円也。

逗子海岸BBQ

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山像かおり(秋之桜子?え、今日はどっち?)さんとご主人石田圭佑さんが、「鉄瓶」組の為に催してくれました。お住まいの近くが海岸だなんて!

しかし、砂浜は芋洗い状態…。地元ヤンキー男女数十人が近くで昼間からチュッチュッ!~ラッパ飲み~ゲーッゲーッ!してるし、反対側では陽気なペルー人、これも数十人が大音響で踊りまくってるし…。海なんて何年振りだが記憶にもない私は面食らうばかり。

急なお仕事で参加出来なくなった進兄さん(佐々木勝彦氏)から、御用達肉屋さんの上等なビーフを頂戴してBBQ!

DVC00036 (2).JPG舞台写真を撮って頂いた宮内勝氏は山像かおり嬢と芝居談義。


僕とも、久し振りにちゃんと演劇の話をしてくれました。なかなか腰を据えて飲み交わす機会がないからな…。勝さんのような世代とは、たまにお話を聞かないと、こちらの視野が狭まっちゃうね。


DVC00042.JPG演出助手の西本由香さんは「海いいなア、海いいなア」を連発。西本ちゃんが大きな舞台を演出するようになったら、絶対見に行く!じゃない、絶対出しとくれよ~!

奥山さんから現場で「おにいたま」と呼ばれた時はドキドキした。そうだ、俺、兄貴なんだ…。


DVC00040 (2).JPG気のいいパパさん山口森広君(奥様と超可愛い娘さんもいらしてました。2歳以前なのにちっとも泣かない)は、演出松本祐子嬢とこんな顔!「森」と書いて「しげ」と読むとは暫く判らなくて、皆がシゲちゃん!シゲちゃん!と呼ぶのが不思議だった。祐子さんは明日早朝山登りに行きます。先日は韓国旅行をしてました。パワーあるなア。


DVC00031 (2).JPG僕が太い眉を推奨した増田眞澄ちゃんは、ペルー人とジルバを激しく踊った(笑)村中玲子さんと仲良し。

村中さんはお芝居を見ると、うわっつらでなく明確にご自身の意見をおっしゃるんで、聞いてて頼もしい。

眞澄ちゃんのご実家は寿司屋なんだが、皆で行こう!という約束がまだ果せないでいる。


DVC00033 (2).JPGバンザイ!松葉杖の取れた郷志郎君は、まだ足引いてるクセに泳いじゃいました。やっぱり若いから快復が早いのだろう。


全治は来年に持ち越しなんだそうだが、全快祝いは盛大なものになりそう。


さて、郷君の乳首は何色でしょうか?(微笑)


DVC00029 (2).JPGかおり嬢の旦那様は、岸辺ウトウト。絵になるねえ。僕ら同様、曜日に合わせたお仕事でないご夫婦は、これまで海辺で過ごすのは平日ばかり。お初な休日海岸の有様に仰天だったそうです。本当にお世話になりました。楽しかった。


村田巡査の齋藤信吾君は、先乗りで僕と入れ違っちゃいました。暗くなってから、制作補としてプロンプ&宴会部長、森夏姫嬢が加わりました。あ、遅刻の僕を逗子駅から人込みを分けて飲み場まで誘導くれた、本番制作補の薄井啓作君有難う!それと素晴らしいお仕事振りだった音響の今西氏ご夫妻は、お父様そっくりなクリッとした目の息子君をお連れでした。

更に更に、チラシのカッコイイ写真を撮ってくれたサト・ノリユキ氏は、終始焼き担当を勤めてくれました。美味い肉は上手く焼かなきゃ!改めていいチームに入れて頂いたと感謝しきりであります。

東急BEセミナー

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7月期の1回目。来月、勘九郎丈&七之助丈兄弟が競演する「鏡獅子」を取り上げました。

初演以来指摘されている、演劇改良で何事も歴史に忠実に!を旗印にしているクセに、デタラメな時代考証。

大奥七草の行事「お鏡曳き」に、将軍や御台所をはじめ、高位な女中は参加しなかった。御台所付きの御小姓は12、3歳で元服する。よって16、7歳と思しき弥生は、実際には眉無しお歯黒で振袖は着ない。まして、座興に踊るのは「オトコシサン」と呼ばれる、御広敷(おひろしき)に勤務する下男(しもおとこ)。

後シテが男仕様で、裾を引いて毛を振るという女形が踊る獅子物の定式から外れる。

傾城が踊る前提で作詞された「枕獅子」を、付け焼刃風に改作したので、詞章の一部に無理矢理感が残る。

「高尚癖」「退屈さ」「総じてこけおどかし」散々な言われようなのに、今や玄人も素人もこぞって踊る「鏡獅子」!

それは、九代目団十郎が二度踊った切り、埋もれ掛かっていたこの踊りを、六代目尾上菊五郎が踊り、この作品の素晴らしさを一般に再認識させた功績が何より大きい。生涯で20回以上踊り、歌舞伎舞踊の名作として不動のものにしました。

次回は8月11日(日)午後2時からです。

2005年、森崎事務所プロデュース公演で「海神別荘」を演出した際、「美女」役を能様式で演じて頂いた味方玄(みかたしずか)氏の企画公演、第26回目です。

お若いのに、明晰な演技をなさると評判で、お父上味方健(みかたけん)氏も能楽師でありながら、京観世の片山家ご当主、人間国宝でもある片山幽雪氏が「自分が教える!」と、彼の才能と可能性を見込んで名乗り出て、玄氏を内弟子として鍛えたという逸話付き!世阿弥の言葉に「家、家にあらず」とありますが、この事かしら?

毎年恒例の東京公演、いつものようにご一門(父、弟=味方團/みかたまどか氏)と、片山家父子、他に京都や東京の観世流の皆様がご参加でした。そして「海神別荘」で、装束付けをはじめ、玄氏の楽屋回りをお手伝い頂いた谷本健吾氏(銕仙会所属)も、地謡を担当していらっしゃいました。

師匠幽雪氏の舞囃子「山姥」は、自然木の鹿背杖(かせづえ。小書なんだそうですね)をお持ちでした。演技もそうですが、枯淡の感じがぴったり。他に仕舞が六つ。

休憩後、いよいよ玄氏の「楊貴妃」。不思議なストーリーですな。玄宗皇帝の命を受けた方士(ほうじ。神仙の術を身に付けた人で、仙人になる修行過程にあるんですと!)が、死んだ楊貴妃の魂と巡り逢い、皇帝から貰った玉の簪を印に携え帰る。それを見送る楊貴妃の魂…。

今回は観世流の小書「台留(うてなどめ)」演出でした。通常より長く、蓬莱宮を現す作り物の中で伏し沈んで終るというものです。まさに「長恨」の気持ちを強調した訳です。装束も淡い色調の唐織、大口も浅黄色で、幽界の雰囲気が出てました。来年のテアトル・ノウ(7月12日/土)は「砧」だそうです。

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