「おくて」ってこう書くんだ！？ 反対語は「早稲（わせ）」。役者として五十も三つ過ぎ、芝居するのが、ようやく本当に楽しくなって来た。でもこの「遅まきながら」が無かったら、女形を売りにはしなかっただろうし、人生判らないね。
人としての越し方は、「未だならず（＝晩生未満）」にも程があると思うけど、せめて役者人生は充実して終ろうと思うこの頃である。「鉄瓶」見ないで、「加納幸和」を云々したら七代祟るよ！チケット以下で扱ってま～す！http://ticket.corich.jp/apply/43580/004/
既に全体の半分は当ったかしら。諸々の絡みでのハイスピード！「（松本祐子嬢）私の為の稽古なんで（演出プランという事か？）、申し訳ないですね」
いやいや、役者って初動の不安が一番なんで、大雑把でもレールが敷かれると、積み重ね易くなります。台詞覚えという脅迫感はあるものの、有難いです。
何かね、今度の役好きかも…。チケット以下で扱ってま～す！僕の手柄を増やしてやって下さ～い！http://ticket.corich.jp/apply/43580/004/
粗く大雑把に空間（プラス時間）を把握してみる。ポイントを見つけて行く。何かが定まって来つつあるが、少しそこを放っといて、他の部分を攻めてみる。「鉄瓶」立ち稽古初日、まさに「木炭デッサン」の手順とおんなじでした。
これが文学座システムなのか、西瓜糖のそれなのか、確認はしてませんが、窓口大きく作って、現場で試しながら、焦点を合意して行けば良いのかな？「ブレ」に関しては、演出松本御大の目に任そう！と思った立ち稽古初日でした。
終了後、稽古場直ぐのコンビニで缶チューハイ買ってブラブラ帰ろうと思ったら、同じ思いの若手連と遭遇。彼等とコンビニ前に座り込み乾杯！「今時君」をしてしまった五十代でした（笑）→西瓜糖ＨＰブログに、画像暴露済み。
劇団（散歩道楽）の公演が終り、郷志郎君祝合流！やっと登場人物全ての声が聞け、西瓜糖さんチョイスの巧妙さを再確認しました。
演出の仕事として「配役」は、その仕事の七割を決めると聞いていましたが、その最たるを体験。西瓜糖三姉さんは、矢張り只者じゃないです。画像の郷くん。神妙にも、申し訳無さそうな顔してますが、読合せの二枚目オーラは半端ないです。
「（「鉄瓶」演出＝松本祐子氏）明日、立ってみようかな？本持っててもいいですよ」無理だろうけど、覚えようとしてみる。
私の覚え方は、本息に声を出す方法。こうするとね、その時その時の気持ちの流れが、自然に見えて来るし、あれもありか、これもありか、発見があって愉快。
ただ結果、分析優先で覚えらんないのが難点…。
ある都合で、休日誰も居ない事務所に侵入して試みた。う～ん、慣れないからかな。自宅の方が今は良いみたい。
パネリストとして参加させて頂きました。「江古田会」とは日芸演劇学科ＯＢ有志による親睦会のようなものらしく、ここ１６年、主に演劇学科新入生に、将来の就職指導の一環で、現役ＯＢ達が現状等、質問に応じてお答えするというイベント。
他のパネリストには、ＴＢＳアナウンサーの升田尚宏氏、ラジオ・プロデューサーの南川順二氏、日本テレビの鈴木恒男氏、日芸教授の千早正美氏、そして司会に、元フジＴＶプロデューサー藤田洋一氏、声優の渡辺菜生子氏、放送作家の三原治氏。
第二部の学生との交流会、打上げは江古田会有志の先輩方と「魚がし寿司（江古田）」で乾杯！慌しくはありましたが、これからの行動範囲が広がったように思いました。俺ら現役当時はこんな手取り足取りな企画は無かったな…。
新入生達はどう感じただろう（随分寝てたの居たけど、勿体ない）。４年間無駄に過ごさないでね。
お待たせしました。定期的に新しいバージョンへ変換してくれるシステムで、これまでのものに対応出来ないものまで変えてしまったお陰で、今まで出来たものが突然出来なくなる状態になりました。
ごく最近の症状で、これから同様な事になる場合があちこち出て来そうです。小さな親切大きなお世話なんです。皆様お気を付け遊ばせ。素人で修復は無理っぽいレベルのようです。
一本空けて、二本目も当り前なんて、随分久し振りだな、ヒヒヒ。明日は、ワコウドにウンチクをたれる予定だと聞いているが…。
チケット発売開始だそうです。自分やった事ないのですが、以下のＵＲＬから申し込んで頂くと、私のお手柄になるそうです。http://ticket.corich.jp/apply/43580/004/
よろしくお願いします。
実は、たまらんお役なんです。作者の秋之桜子（＝山像かおり）さんとは、お仕事した事ないし、お付合いも短期なんですが、何か見抜かれた感があります。「こんな役やりたかったでしょう」とほくそ笑む桜子さんが、脚本の向こうに見えます。是非、手玉に取られた僕を見て下さい（苦笑）。
性と年齢を超えて、人生の最終段階で「自分は何だったのか？」と振り返る説得力の脅威。終幕、リアは子供になりました。言葉しか残らなかった西欧の演劇を踏襲し、身体の有り様に頼らない戦後現代演劇の「今」を拝見しました。
８０歳の渡辺美佐子さん、僕含め後輩演劇人の励みです。あくまで酒のお肴で、諸々失礼ながら、こんな事を妄想しました。咲酒屋の「リア」、私の「男」、そして谷山知宏の「道化」…。
「鉄瓶」の戯曲上必要な方言指導にいらっしゃいました。西瓜糖三人娘の文学座先輩でもあり、日芸では僕も憧れ（先輩）でした。お仕事上ご一緒した事（ジャンルが違い過ぎ）はありませんが、幾度かお会いしてて「お久し振りです」な飲み会となりました。
稽古前の指導プラス、読合せにも立ち会って頂き、同じ江古田育ち、緊張しました。画像、両サイドは佐々木勝彦氏、そして山像かおり嬢と奥山美代子嬢。
冒険でした。ずっと再演したいと思いつつ１２年を経てしまいました。当時とは顔触れ含め様々条件が違います。悩みました。で、吹っ切れたのは、２６年、花組芝居は、生き残る為にどうすれば良いか？を常に考え実践して来た、その一つが新しい戦力を生み出す事でした。この原点を再確認しようと、内外の回顧的な思いを断ち切って、託しました「未来」というものに。その代り、幕を開けるまでには、個人的にめげそうな経験も正直しました。ここで挫けては、座長としては「神様」に申し訳ないレベルで耐えたつもりです。それを座員は汲んでくれたのが嬉しかったですし、そのお陰で尻上がりな動員！心より御礼申し上げます。
でなきゃ、この喪失感に殺されます。西瓜糖「鉄瓶」の稽古が本日より。初めての方々ばかりで、このドキドキで、モヤモヤを吹っ切って僕は生きて行きます（笑）。
初日は６月２７日（木）、下北沢駅前劇場です。
画像は「婦系図」楽日に頂戴した蒲焼、美味しゅうございました。有難うございました。
芝居って魔物だ。ね、芝居してこうよ！
挨拶もなしに、嫌われたもんだね。
終った。だからこそ新しく、始めよう！
みんな居るのに、誰も居ない…。
はい、捧げた人生です。自分の為に使おうとすると、神様に睨まれます。
けどさ、要は互いの慮りだよね。年取ると「我慢」の有効期限が短くなったのかな？いや～、仕事に充実してるからこそ、諸々も満たされたいと思うのは、いつものクセではあるね…。
自分の事を第一番に考えてくれない奴を、こちらから第一番にするのは馬鹿々々しいと、今更ながら…。
やるだけの事はやったのだが、達成感が薄いのは何故だろう。今言えるのは、もっと先があると感じたのだろうと思う。（以上独り言）
さて気を変えまして、日本橋亭へいらして頂いた皆様、有難うございました！
休日の日本橋界隈は、何処も店が閉まっていて、どうにか押さえた「日本海庄や日本橋室町店」で、友人やご贔屓様含め、２０人以上でお賑やかに打上がりました。
