2012年12月アーカイブ

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「今」

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思い出は浄化されると思ってたけど、イヤな事って、案外しつこく覚えてる。しまった、あんな事さえしなかったら言わなかったら、人生やり直したい。最近、そればっかり。でも過ごして来た時は、取り戻せない。

今日放映してた「ドラえもん」でも、過去へ戻ってやり直す機械で、ノビタが大金を得ようとするんだが、予期せぬ偶然が次々起こり、結局「今」を変えられなかった。藤子・F・不二雄の良心がそういう結末を与え、「今」の有り様を大切に未来を行けよ、とのお示し。でも、その「未来」も不安ではあるがね…。

鮒寿し

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DVC00810.jpg滋賀「喜多品(きたしな)」の逸品。京漬物「すぐき」と共に、乳酸菌で発酵させたものです。独特の酸味に好き嫌いがはっきりする珍味ですが、良質な製品は、酸味の中に複雑な旨みがあって美味。


正直言ってピンきりなんで、いい物に出合う事を祈るのみです。時に頂戴して食べ慣れた僕でも、当り外れが明確です。京都の親戚から届いた今宵のお品は大当たりでした。


もう暮れます。


DVC00743.jpgもう一つの画像、今年の半ば辺りで撮った三軒茶屋の夜景。


夜景ってしんみりするんだな。数多の光の下で、一人一人固有な人生の営みがある。それを眺めている自分と同じく、いや、それ以上にいろんな事を思い考え、生きている人々が居ると思うと、夜景って愛おしい。

墓参り

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DVC00809.jpg大晦日に行くようになったのは随分前だが、始まりの記憶がない。1985年のダイアリー「霊園へ行く」が最初なのか、最早確かめようもない。


当時の年末年始は静かだった。店という店がお客と一緒に休むから、初詣の善男善女が町を行けども、乾いた青空が静寂だった。乱痴気騒ぎをする欧米の年明けと大違い。大きな寺や神社周辺は賑やかだろうが、多摩川沿いの街角はシーンとしてました。


元日の都内ですれ違う車は、大幹部宅へ年始廻りする歌舞伎役者同士くらいだったと聞きます。昔は寄席と同様、芝居小屋も元日に初日を開けたそうですが、「元日くらい休みたい」という、五代目歌右衛門の鶴の一声で慣例となったとか。

ここ数年、大晦日墓参りする人、莫大に増えました。軒並み閉まっていた霊園周辺の石材店も、仏花を揃えてお出迎え。様変わりしました。あの、人っ子一人居ない静かな墓参りは、もう味わえません。

今年も無事に一年過ごせました、アン(京都の幼児言葉で拝むという意味。「アンしとき」)。

大晦日

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日付変わった。後、一日足らずで2012年終り、そして25周年の喧騒も一段落。

血糊

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今、NHKEテレで六段目やってますね。十五代目仁左衛門の勘平、スゴイね、腹切った晒しの取替えや、黒衣も姑役者も使わず「色に耽ったばっかりに」の血糊も後処理も手品のよう。だから見てる方も、裏作業のガタガタが見えず感情移入出来るし、職場仲間の弥五郎との交流も確か、幕切れもおかやへの気遣い、ただの座頭芝居でなく、ドラマ本位に見せてくれました。

暮れる…。

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ほったらかしな書類やら、積み重なったディスク、その他を一掃しようと取り組めど、懐かしい記憶を呼び起こされ、掃除という現実を言えば、先へ進まずここ数日。

自分が過去に浸るというロスと同じくらいな片付けの妨げは、分類不可能な物件に突き当たった時です。整理という行為は、物事を体系化しないといけないのですが、その分類から外れる鬼っ子が必ず居ます。

小劇場が全盛だった頃、マスコミが、当時注目の小劇場連を、誰の弟子だ、誰の影響受けたか、と相関図のように分析する中で、「花組芝居」は、どの系列にも属さない、枠外の扱い、それこそ、卒業写真の欠席者のように端っこに名が記されてました。つまり鬼っ子です。

誰にも真似出来なくしたら、誰も追随したり習おうという輩が現れませんでした。鬼っ子が間も無く26年目を迎えます。

五つ目

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DVC00808.jpg恒例のウォーキング・スタッフ忘年会に招かれました。こんな席に珍しいダテっち(伊達暁君)が!


こちらがにごり酒を頂いている横で、カルピスをチビリチビリ。「(似てるから)取り替える?」「死にます」超下戸で、ビール一杯飲み終わる前にへべれけになる(二回くらい、そんな状態を目撃)。


『ディーラーズ・チョイス』刺激的だったな。毎ステージ、ドキドキでね。芝居が終った時の、達成感が半端なかった。若者言葉で言えば「パネ!」


ご馳走になりました。

年末に軽~いお芝居で笑って年を越して貰おうと企画された五回目。意図を知らぬまま「シアター711」の客席に座ったので、のっけは驚いたが、腹にもたれない舞台は後半あれよ!あれよ!という間に終了。

何故見たか?ネットで公開済みなので、素直に話すと、来年六月の「西瓜糖(すいかとう)」(文学座の女子三人=松本祐子嬢、奥山美代子嬢、山像かおり嬢で今年結成されたユニット。第一回目『いんげん』には若松武史氏、森田順平氏、瓜生和成君らが出演して、会場の「雑遊」が連日大入りだった)に呼んで頂いていて、共演予定の山田森広君や、陰山泰氏、有馬自由君、瓜生君、野口かおる嬢たちが出てると、山像嬢や奥山嬢からのお誘いで、噂の年忘れ芝居をようやく拝見した次第。

終演後は下北沢演劇人御用達「珉亭」。二階の座敷には、小松和重さんを中心とした一群が、どちらからの流れか不明だが、既に飲んでらした。そう、いろんな演劇人と遭遇しちゃう店なのです。なんとなく今年四つ目の忘年会に加わった感じな宵でした。

築地本願寺

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十八世中村勘三郎丈とお別れをさせて頂いた。場内、溢れんばかりの参列の皆様。それぞれのお立場による弔辞や、途絶える事を知らないような焼香の指先に、一人一人の思いが込められる。

こういう時の帰り道はネクタイを外しちゃうのだが、ずっと絞めたまま、それこそ真っ直ぐ「喪」のまま帰った。

湯豆腐忘年会

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DVC00804.jpg「くじら」さん、声優業界ではベテラン。武蔵屋(水下きよし)、伊予屋(桂憲一)、は既にお仕事を一緒させて頂いたが、今年「阿呆浪士」で私もご一緒した縁で、ご自宅で師走の湯豆腐をご馳走になりました。憧れの方々と交流したいと射留屋(美斉津恵友)も加わりました。手元があり得ないビールですが、下戸の射留屋のみノンアルコールです。


DVC00805.jpgクリスマスなんでと、先ずは丸ごとチキンがご披露された。拘りのお店で入手した逸品で、肉の隅々に塩味が効き、久し振りに「クリスマス」を味わえました。


後刻、「鈴舟」、磯野フネを長年担当なさっている麻生美代子氏が座頭、そこの田中完さん(スカピン)と大谷典之君(NAO-TA!プロデュースで伊予屋がお世話になりました)も合流。


DVC00806.jpg犬種も性格も全く違う飼い犬三匹がチョロチョロバウワウ!老女「アイ」、年下「ナルト」は直ぐ馴れたが、真ん中のきかん坊「コニ」が手強い。近付くんだが、咽喉元を触らせてくれず、う~っと唸る。手なずけるのは次回に期待。


手料理も美味!表現者同士、様々話題も豊富で、楽しかった~。

クリぼっち

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DVC00803.jpg初耳な造語。去年あった?


人生ほとんど「クリぼっち」。深刻な内容だが、言葉だけは何か可愛い。


はい、これから「クリぼっち」します!

「収穫」本邦初演、しかもこの作者リチャード・ビーン氏自体、日本での初紹介だそうだ。

ヨークシャーのハリソン家が辿った約百年を、10年~20年ずつに区切った7場構成。そこに歴史と時代の変遷、英国社会と文化のシステム変化、そして家族の栄枯を大胆に繊細に描いた大作。ここにイギリスらしい皮肉な笑いが塗されているのだから、心憎い。

この戯曲が発表された当時のイギリス劇界は「イン・ユア・フェイス・シアター」流行で、見たくない現実を暴力的に90分ぐらいで表現する芝居が主流だった中、3時間近く、伝統的なイギリス演劇の良心を持った異色作なのだそうだ。

森新太郎氏の演出が緩急鋭い。

19~109歳までを演じ切った、ご快癒が目出度い渡辺徹氏(ピッコロ劇団「KANADEHON忠臣蔵」ではお世話になりました)「年取る程、元気になるプランにしました」確かに、老人程逞しいよね。

佐藤アツヒロ君(グローブ座の「夜叉ケ池」が懐かしい)、幅広くなって嬉しい。

阿佐スパの問題作「アンチクロックワイズ・ワンダーランド」でも力強かった小島聖ちゃんが、更に手強い。

吉見一豊さん(「三国妖狐伝」でお手伝い頂いたなんて、夢のよう)、誠にお久し振り!いい俳優さんになったなア。

直接は存じ上げないのだが、平幹さんのご子息岳大さん、初舞台「鹿鳴館」を見ているけれど、この10年で実に骨太な役者さんに成長なさっていて驚いた。

世田谷区民(46年在住)の贔屓目でなく、パブリックシアターは良質な仕事をやってらっしゃる、とつくづく。

人物のキャラクターだけ借りて、複雑な人間関係を緻密に立ち上げたオリジナルストーリーが面白い。生演奏が演技の細部に入り込んで巧み。


仇討ちが重なる筋なので、繰り返される殺陣が、それぞれシチュエーションの違いを明確にしていて納得。一対一の殺陣は、竹光でなく本身でしたね。あれ、重いはず!


DVC00802.jpg武家女房朝海ひかる丈が、絣に織物の帯をしてたのがアレ?と思ったけど、配色が破天荒な助六の衣裳は、自由人四代目の芝居共々愉快だった。たとえお弟子でも、歌舞伎役者は大小差すと立派になるな。


画像は、共に見た咲酒屋(植本潤)、群集シーンでも直ぐ判る浅野彰一丈、隣が花組マネージャー辻、そして御大G2氏。

銀河鉄道999

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今、情報を得ました。DCの忘年会で伊予屋(桂憲一)が歌ったのは、ガンダムでなく松本零士でした。二つがいっしょくた!って、それぞれのファンには大変失礼だね(苦笑)。

終末

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今日、世界は終わるらしいね。大きな宗教がこれまで幾度か終末を予言してました。でも、人類の終末は、人類が下すような気がします。が、ご安心あれ。それは人類の終末であって、地球の終末ではないでしょう。

つぶやき…。

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ネットでの私の発言は、ここ、座長日誌に限定してます。立場上、私の「今」はここでしか見られない状態にして、ついでに花組芝居公式HPを見て頂いて情報を得て欲しいし、それにね、酒好きで有り勝ちな、酔った勢いであんな発言を!という危険を避ける為。そら、手軽に書けると添削もせず、廻りへの影響考えずに爆走してしまうでしょ。

それでも、以前、座長日誌にも関わらず口(手)が滑って、周辺に大迷惑を及ぼした経験があるんで、今は、必ず文章を下書きして読み返した上で、書き込むようにしています。それでも誤記があったり、翌朝慌てて修正したりしてます(苦笑)。

劇作とか演出の仕事してると、自室でPCと日がな一日睨めっこする時間が多く、それがクセになり、出不精勝ちになります。つまり、外界との接点がネットのみ、という、実は「今時」な日本人と化します。

また、機械音痴と面倒臭がりが加担して、スマホ方面も未開地です。ま、そんなこんなな私です。あれあれ、暇だからって、どうでもいい発言をしてしまいました。

師走

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昨年は30日まで稽古だった。年明け9日初日だから、仕方なくなくギリギリ3日間だけの年末年始。


DVC00786.jpgるばる「八百屋のお告げ」東北ツアー、プレイパーク版「海神別荘」、花組HON-YOMI芝居「天守物語」、「ディーラーズ・チョイス」、劇団俳小「少女仮面」、ドラマティック・カンパニー「阿呆浪士」、25周年記念「菅原伝授手習鑑」。


年7本は2006年以来かな?ご褒美なのか、少なくとも年内はのんびり出来そう。ぼちぼち部屋の掃除を始めましょうか。

3回目、恒例となったポーリング大会に初参加。9年前「OINARI」の中日劇場公演中、マイボールご持参の村田雄浩氏が主催した大会で、投げた以来かしら?


DVC00800.jpgいやあ、真っ直ぐ転がらん!花組連と言えば、ムラのある武蔵屋(水下きよし)、堅実な波多屋(原川浩明)、優勝した天邪鬼屋(山下禎啓)、一つ一つ確かめながら黙々投げる射留屋(美斉津恵友)、フォームはハチャメチャなのに、意外に高得点な田仁屋(谷山知宏)。
そして案の定、私はブービー賞を頂戴しました(バイキンマンのハンドタオル、アンパンマンのカレンダー=表紙が各キャラクターのシールになっている)。


DVC00799.jpg二次会はもんじゃ焼き。伊予屋(桂憲一)はここから合流。20人以上居ると、焼き名人が数人(バイトしてたというプロまで登場)。お好み焼きを上から押さえ付けるのが関東で、フワッと仕上げるのが関西なんですと。ご存知でした?山芋入りだけが、関西の特徴と思ってました。考えれば、柔かくしたいからの素材なのだから、ギューギュー潰しちゃ駄目だよね。


三次会はカラオケ!世代が幅広いから、いろんな歌が聞けました。流石、声優さん、中尾氏はじめ、皆さんお上手。くじら嬢が味のある声を聞かせてくれました。そんな中、射留屋の高音は伸びがあっていいな。


DVC00801.jpg画像は、二次会へ移動途中で遭遇したセント・バーナードの親子(?)奇麗にシャンプーされた毛並み!飼い主はご自慢だろうな。3枚目の伊予屋とDCの河野智之氏は、確か、ガンダムの珍しいバラード曲を歌ってた。歌詞、殆ど暗記してましたな。


見事な幹事振りで、皆を引率したてっちゃん(酒井哲也さん)、有難うございました。二子新地にお住まいの岸野組今澤慧美さんと、降りる駅を間違え、結局タクりました(苦笑)。

作業納め

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きちんとお片付けを致しました、今後、取り出す為に。無理強いをしない縛りなので、参加は半分くらいかしら?ま、本番も終ったので、言わばそれぞれの人生を再開、もしくは、この期に新しくするのも居ましょう。

25年、細く長く、薄く広く、これが一番いい塩梅なのです。嬉しさと寂しさを、いつも通り感じる本公演後、ゆったり一人晩酌な座長の物思いでした。

忘年会

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DVC00798.jpg実は僕って行き当たりばったりな所が多分にあり、昨日突然決めたんで、集まりが悪かったけど(片付け作業参加者中心、武蔵屋と咲酒屋が駆けつけてくれた)、菅原でご苦労掛けたスタッフも数人参加してくれ、楽しい宴が催せました。


20年近く前は、幹事を指名して(大概、当時の若手連)忘年会や新年会をちゃんとやってたなア…。いつもお世話になってるスタッフが、花組の事を熱く語ってくれました。有難い、嬉しい。

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