2012年4月アーカイブ

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じょう

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「丈(じょう)」不思議な漢字です。幕内では右肩に点が入る(つまり4画)字が正式です。これPCで取り出すと「

残り1日/海神別荘

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DVC00586.jpgお疲れながら、花組の現場にちゃんと戻って、ちゃんと芝居をしてくれた田仁屋を囲みプシューッ!


初通しでした。出演者皆の感想「ゼイゼイしないのに、大汗だね」瞬発的なスポーツ運動でない、演劇的な身体活動の極地なのかも知れない。私もいつも以上に発汗しております。だからプシューが堪らんのよ!

タケナワの稽古を縫い、掛け持ち田仁屋の片方を、晴屋・鳴流屋・射留屋と鑑賞。

「罪と罰」猫ホテのフォークデュオ(中村まこと氏と市川しんぺー氏)に千葉雅子嬢が絡むユルネタ。「裏ワザ」関西のグループだそうで、切れのいい身体を使い、社会性にパフォーマンス力を加えて珍しい。「ブルドッキングヘッドロック」いかめしい団体名と違い、地芸のしっかりした俳優陣が、丁寧に積み重ねた笑い。「鹿殺し」私一番押しの『百千万(モモマチマ)』劇中劇の豪華版。そしてトリ「入江雅人」は、こういうイベントに最右翼な一人パフォーマンス。

昔から閉鎖的だった小劇場が、更にマニアックな細分化をしている現状に、カラーと世代を越えて、演じる機会&見る機会を作り、演劇の幅広さを知って貰うという、我々にとっては有難い企画の楽しさを充分に味わった。正直、明々後日に向け頑張ろうッ!

予定通り/海神別荘

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DVC00581.jpg幕切れまで、超短縮版の作り直し終了。明日から本番(28日/土)までの3日間、「体に入れる」反復稽古三昧となりましょう。


日中、夏日寸前の上、夕刻の雨で湿度も上がり、鏡も曇る稽古場で、お疲れ様の中、稽古用袴の部屋干しという画像。勝ち負けレベルのハイテンションと、のどかな中にも必要なローテンション、双方が入れ替わり立ち替り。花組お家芸を30分に濃縮致しますよ。

稽古は続く/海神別荘

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何せ1時間30分(初演)を30分に縮めるのだから、もう「ニンニク卵黄」みたいな煮詰まり方になりつつある。既に頭と体が悲鳴を上げる役者も…。自分とて、演出しつつ出演するんで、日々仕上がった所を部分通しすると、やはりアタフタしちゃうね。


適度な運動が続くからか、ちと飲み過ぎても朝はスッキリ。「八百屋のお告げ」が終ってから、脚本やら演出やら、PCと睨めっこだったこの一ヶ月、時々二日酔いを久し振りに経験し、DVC00580.jpg俺も老けたと落ち込んだが、な~んだ、動いてなかったからか、などと嬉しがるも、デスクワーク続きだとしても二日酔いしなかった頃が実は懐かしい…。


画像は、情報過多なお稽古の慰労で焼肉屋に集合した各々方。手前の大野と恵友が変な事になってるな。

3月上旬だったかな?大塩君からアフタートークの依頼を頂いた。花組座員が様々お世話になっているし、PLAY PARK 2012の稽古中なのだが、えいやッ!とお引き受けした。

演出、池亀三太君の「ぬいぐるみハンター」さんの事も知らず、いいのかな?とは思ったけど…。劇団チョコレートケーキの岡本篤君も出てる、が、王子小劇場は一回しか行った事無いし、ちょっと苦手な「勝ち負け」世界モロなタイトル(カジノッ!)にびびり、幾つか僕個人アウェイな要素に、開演前から客席でドキドキしてました。

見終わって、大塩君の本は、起承転結がキチッと構成されているし、池亀君の手腕も、見せる事を心得ていて、時分の花ギリギリの若さと経験とのバランスが、隙間のない世界を作っていた。

終演後の飲み会で、大塩君、水郷屋、共に見た田仁屋、そして劇中、一番腹の座った役と演技を見せてくれたザン・ヨウコ丈と、「客観」という事について、有意義な意見交換が出来た。

干支一回り以前の花組初演時、前後に外部も含め大作続きだった反発なのか、今思うと異色作でした。

泉鏡花「妖怪?」三部作の中でも、暫く逃げてた戯曲。鏡花が同年に発表した「夜叉ケ池」と違い、当時最先端の演出技法の範囲内(書割中心、暗転が場面転換繋ぎとして有効だった頃)で、あんな世界を描こうとした、或る意味挑戦作。小説では、あれだけ無限のイメージを広げる彼が、何と少ない手駒で、思いっ切りな嘘を舞台で現そうとしたか?

文学と演劇の、いわばそういう戦争の一つ兵法、今となっては余り効果的でない(思い切って言うと「ダサイ」)ト書き、それが具体的に書かれちゃってるから、(あくまで指示であって、イメージの共有という文学的表現を排除している)ト書きも含め、戯曲至上主義で臨むと火傷する作品だと、今も思っている。

つまり、歌舞伎風な指示的ト書きだから、読めば具体的で愉快だろうが、余りに現物主義だからこそ、もしや上演を前提しない、読んで楽しむ戯曲だったんじゃないか、と、ここまで穿っちゃった演出なんです。

もうね、具体的な物は何も舞台に出て来ません。ま、生きてる役者が、ともかくも舞台で右往左往しますんで、そこは「事実的」です。それ以外は想像で補うという、実に、日本人の伝統的かつ現代的な趣向満載な舞台であります。

春の宴@花組芝居

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DVC00539.jpg染井吉野は、葉桜になるまで暫く食べ残しの魚の骨状態で無残ですが、枝垂桜は、散るそばから若葉が芽吹くので、薄桃と黄緑のコントラストが、これ又オツだね。


今年は、どうしても花盛りを過ぎての日程になってしまった(花見ならぬ「春の宴」と称しました)のですが、大勢様お越し頂き、有難うございました。また、生憎の雨模様で、狭い室内に閉じこもっての宴会となり、皆様にはご窮屈様で申し訳ありませんでした。


それぞれ初対面の方々もいらっしゃり、いい交流の場になったとしたら幸いです。有難うございました。サ、いよいよ、PLAY PARK 2012へ、本腰入れて出発!

創立40周年おめでとうございます。織田信長が天下統一を目指した頃の物語。でも信長も光秀も登場しない。羽柴を名乗るずっと以前の百姓藤吉郎が出るのみ。

その家に生まれたというアイデンティティが崩れた(殿の子でなく百姓の子だった)人間が、背負わされた立場への後悔や恨みといったものを、最後に生きる意味(=死ぬ意味)にして行く。そこに、ナンセンスぎりぎりの味付けと笑いが伴うのが、劇団の身上か。

40年、B作さん、本当にお祝い申し上げます。羨ましいし、そして、これまでのご苦労と、出ずっぱりな大活躍!頭が下がります。

「八百屋のお告げ」組から、井之上隆志丈(打って変った、武勇の僧兵)、松金よね子丈(これ又打って変った、お家の為に取替え子をする後室)がご出演。客席もお賑やかでした。

「生きる力が残っているなら、これからも生き抜こう」名台詞でした。

真矢みき丈のセンスの良さ全開ッ!唄いません、踊りません(踊らされる?箇所あり)。シナリオ作家の北川悦吏子氏と、TVディレクター長山耕三氏が、お得意の恋愛ドラマを軸に、「舞台」という虚構を遊びまくってます。正直、生え抜きの舞台人の遊び方とは、随分違う印象で、フ~ンと感心。共演の筒井道隆丈がいい味。そして初舞台の矢田亜希子丈が、頼もしい。渋谷らしさにこだわった作品だそうで、終演後の散策も楽しい。

人間交差点

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前から後ろから人が来る。あ、左右を人が通り過ぎる。合流して方向転換しようか?声掛けようか?人沢山、都心街角の遭遇は、それこそ天文学的な確率。怖いね、やっちゃうんだね。え?今通り過ぎたのは、あいつだよね。果たして向こうは気付いていたか?気付かぬ振りをしたのか?出会いあれば別れあり。顔を合わせてる時間の長短だけで、人生あまねく「交差点」なんだ。

大序・三~四段目・道行。辛うじて元気なお祖父さん達見てるから、「伝える」という現実が神聖だ(間を繋いでいる親御の皆さんのご苦労を思い…)。二十年後の歌舞伎座で、彼らが頼もしい大幹部である事を楽しみに!


DVC00575.jpg高校生だったかな、それまで、ベタベタの古典しか見ていなかったが、洗練=ちとリアル(昔から、色々物議を醸す型ではあるが…)な大序~四段目の半通し(国立劇場)を見て、歌舞伎的リアリズムの極地(これ以上は無理)を初体験して大感動した。師直=羽左衛門、判官=梅幸、由良助=勘三郎。その興行、道行が付かなかったから、逆にドラマを見た感動のまま(お城との別れ)帰宅出来たのが、当時としては良かったかも知れない。


前列の外人さんが、随分おネムだった…。テンションを共有させるって難しいな。共に見た季蛙屋と二軒目、酔うた…。

千葉真一氏の若いお弟子達が立ち上げたグループとの事。東映『柳生一族の陰謀(1978年)』を元にした「昭和レトロ時代劇」。


あの映画、凄かったな。ハヤテを演じていた真田広之氏と、学科は違うが同じ江古田に通うとは思わなかった。一年生の試験前に、図書館で皆と調べ物していた輪の中に、ニコニコ笑う彼が居たのを覚えている。その後、アッと言う間に売れちゃってね。四年生の時は、彼が登校すると、スターが来た!ってんで、学生達が遠巻きに眺めていた。


本格的な殺陣、出演者の年齢幅が広く、時代劇のたっぷり感が出ていた。DVC00574.jpg画像は、花組ではスタッフとしてお世話になってる新里哲太郎君(劇団居酒屋ベースボール)と、映画で成田三樹夫(な、懐かしいッ!)が演じていた烏丸少将文麿を、ちゃんと殿上眉、お歯黒に、白地織物の狩衣で優雅に立ち回った那河岸屋!ね、トレードマークのお髭が無いでしょ。

夜桜

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DVC00573.jpg満開!今宵は空気が温い。ここ数日、年内の舞台達のあれやこれやに埋もれている。昨夜飲み過ぎたんで、ハイボール缶一本のみ…。余ってたアンチョビを、微塵にしたニンニクと鷹の爪と共にオリーブオイルで炒め、パスタとからめてみる。いや~美味かった。


昨日、多摩川の河川敷を歩いた。堤防工事が一年以上停止状態で、柵で通せんぼされていて今も矢張り水辺へ降りれない。どうなっちゃってるんだろう?それでも柵外の狭い場所で花見酒に酔う若人達が居た。したたかだね。

の何やかや、つまり僕が今興味ある事を次から次へとお話しました。歌舞伎の場合、作品(ストーリーやらテーマやら)オンリー鑑賞なんて有り得ません(役者の芸が身上なんです)。色んな情報が倒錯しつつ、個人的な尺度も含めて見ても「歌舞伎」という演劇は許容範囲が広いんで、全て答えてくれます。雑念ありありでOKなんです。五月、六月も講座は続きます。途中参加もありだそうですから、どうぞ日曜日の午後、90分を楽しく過ごして頂ければと思っています。

竹の子ご飯

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DVC00571.jpg初挑戦!先日、頂戴した朝掘りの筍に切り込みを入れ、糠と鷹の爪を投入して1時間グラグラ。鍋ごと冷まして、皮を剥く。姫皮含めて柔らかい所は刺身に、美味いッ!


今日は米と炊き込んでみる。ネットのレシピ通り、油揚げとシメジを加えるが、味付けに調合した汁が見た目に黒い、これで大丈夫か?レシピより具沢山になっちゃった(だって、筍250グラム、シメジ100グラムって言われても、量りがないから…)が、駄目もとで、炊いてみる。

今、炊き上がりを食す。「あっさり」という副題通り、具も思った程過剰でなく美味く仕上がった。残りは冷凍。また一つレパートリーが増えた。以前のは忘れちゃってるけど…。

カルチャースクール「東急セミナーBE」二子玉川校にて、わたくしめの講座が8日(日)午後2時からいよいよ始まります。第一回目は、5月1日(火)に初日を迎える「新橋演舞場五月花形歌舞伎」の出し物について、あっちへ飛び、こっちへ飛ぶ!お話をしたいと考えております。

春の嵐ったって程がある!

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今、地元ニコタマは治まりつつありますが、日本列島吹き荒れてます。夕刻、豪雨の事務所でオーニョとプレイパーク2012の打合せ。その最中、射留屋がプレイパーク2012用の台本を取りに来た。こいつは今、役者としていい具合だ。色々託そうと思ってる。数えれば、年内、5~6作品に関わる予定。私の嵐は治まりそうもない…。

様々なリーディングを熟知している武蔵屋なので、そのバリエーションの多さが、役者の発する言葉だけの公演を彩り豊かにすなる。自分の事実を喋る、荒唐無稽な絵本を読む、この双方は極端な分、距離感が明確。なんとなく等身大でありながら、他人が作った言葉の時の、俳優の有り様が興味的。江戸川橋駅周辺、居酒屋の賑わいは、年度初めからかしら。三獣と飲み会も同席。

こちらも25周年

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ご存知『オペラ座の怪人』!ロイヤル・アルバート・ホールでの25周年記念公演。WOWOWで放映されたものを見る。

ワクワクした、日生劇場、市村正親氏の本邦初演(1988年)。花組芝居札幌公演のOFF日に、仮設劇場で見た舞台が録音だったショック。桟敷席がピッタリだった新橋演舞場での一ト月公演(1990年)。ロンドン初演オリジナルキャストのカセットテープが手に入った時は嬉しかった。

その時のファントム、マイケル・クロフォードと、クリスチーヌ役のサラ・ブライトマンが、カーテンコールに出て来る。このマイケル、昔、バーブラ・ストライサンド主演映画「ハロードーリー!」に脇役で出ていた。今思えば田仁屋さんみたいな声音の役者だった。作曲のアンドリュー・ロイド・ウェバーは、たまたま聞いた彼の声に「ファントムが居る!」と叫んだとか。

ロイヤル・アルバート・ホールは巨大なコンサートホールなので、いつもの仕掛けだらけの装置は不可能なのだが、スクリーンの映像をフル活用した、それなりの劇空間を作り出していた。楕円でなく、ちゃんと円形のシャンデリアが豪華だったが、実は落下パフォーマンスはなし。

カーテンコールに、各国歴代ファントムが、サラと共に歌を披露したのだが、ペーテル・ヨーバック(スエーデン出身、英語読みだとピーター・ジョーバック。同じスエーデン人のペーター・ストルマーレは、今やハリウッド俳優でピーター・ストーメイアと呼ばれているように)という人の声が一番、初代マイケルに似ていた。この青年は、次期ロンドン版ファントム俳優なのだそうだ。

この25年、大好きなウェバー版「オペラ座の怪人」が、ずっと僕を刺激し続けて来てくれたような気がする。

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