2012年1月アーカイブ

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一人になってみる

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ツアー初のOFF日。活動的な連中がそれぞれに動くのを横目に、ま、仕事もあるんでホテルに篭ってみる(買物で商店街はウロウロしましたが…)。ベッドメーキングも断り、他人の入らぬ24時間。

今、ホテルで一人飲み食い。久し振りにゴールデンタイムのTVを見る。「アホ一生でええねん」さんま氏が、世間からシャットアウトされて育った若き求道者(高校野球~プロ野球)への一言。世間知らずへの突っ込みなのだが、本質を突いているよね。これって、古典の芸談で読んだ「(本物を追い求めるプロは)新聞なんか読んじゃ駄目だ(芸に雑音を入れるな!)」に通じる言葉だな、と思う。

DVC00253.jpgお花、いい配色です。男子楽屋ドアの左右に飾ったら、松金さんが「こっちの方が女子楽屋みたいね(笑)」


DVC00262.jpgこのドアップは演出部の佐藤仁志君。実は俳優さんでして、演劇集団キャラメルボックス出身です。道理で稽古場での目付きが違ってました。裕美チャンの駄目出しにも興味津々。


彼は巡業の間、毎日のラーメン行脚を敢行しているようです。で、秋田到着のその日、雪降る夜道を40分歩いて食べた「マシンガン」というラーメン店。醤油ベースが主な東北では、大変珍しい豚骨だったと聞き、トリオ・ザ・男優、タクシーにて向いました。


DVC00276.jpgしかし生憎シャッターが降りていて、ともかく豚骨が食いたい!と、近くで見つけた「豚骨系 拉楽(ららく)ラーメン」へ。色黒ですが、豚骨の粒子が沈む本格派。乾燥した粉状のニンニクをバカスカ掛けて賞味。いや美味かった。


タクシーの方によると、秋田では豚骨は不評で、臭い!と近隣から苦情が出て、閉店に追い込まれた店もあるそうだ。


そして仙台へ向うべく「こまち40号」に乗車。大曲(おおまがり)駅で珍しいスイッチバック。後ろ向きに走っていた列車が、ここで前向きに変ります。


もう絶対牛タン!という事で、相変わらずなトリオ・ザ・男優は、牛タン発祥店「味太助」へ。DVC00277.jpg

けれど!けれど!これ又生憎シャッターが…。しか~し、ん?そこに掛かる札は?歩いて直ぐに「味太助分店いまい(暖簾分けという事なのかしら?)」があるとの案内図。早速伺いました。お酒も用意されているが、ともかく、牛タン、麦飯、テールスープ、で押すメニュー(定食がお勧めですが、単品でもOK)が流石老舗!堪能しました!

DVC00239.jpg恒例、頂きましたお花!移動毎のお水も、制作さんから喜びの声を頂戴しています。


客席が広い劇場(會津風雅堂)なので、ちゃんと伝わるかしら?との心配は杞憂に終りました。逐一の反応に、台詞を言っていない、回りの人物のリアクションも、気持ちいいくらい楽しんで下さいました。DVC00252.jpg

各地への移動、常に郡山を経由(でも劇場が被災した郡山では公演がない…)します。磐越西線、会津若松から郡山へ向う車窓。秋田への新幹線も雪を巻き上げての走行となりました。


到着した秋田では、早速「しょっつる鍋」と「稲庭うどん」を堪能しました。


それとハタハタの「一匹寿司」が珍しかった。米と麹で発酵させる「飯寿司(いずし)」なのだそうです。米だけで発酵させる「熟(な)れ寿司」の中でも、個性的な「鮒寿司」と違い、軽い酸味が上品で、驚きの逸品でした。

1月25日

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DVC00231.jpgこの日が、福島公演の楽に当たるとは!


終演後催された交流会で、大きなケーキを頂戴しました。聞けば、恒例の交流会で、何時に無く参加人数が多かったそうです。DVC00234.jpg


その分、盛り上がりもスゴク、女優陣によるウェデングベルの替歌は、想像がついたのですが、我々トリオ・ザ・男優も歌う羽目になりました(苦笑)。正直楽しかったです。


DVC00233.jpg日付変って、会津若松への移動日。本番が無いので、トリオ・ザ・男優はブラブラ散策。


白虎隊で有名な鶴ケ城(正式名、若松城。会津城とも呼ばれます)へ。お堀がほとんど氷ってました。復元された天守閣、切腹させられた千利休の遺児少庵をかくまった城主蒲生氏郷が、彼の為に建てた茶室「鱗閣」。それぞれ有料だったので入りませんでした(笑)。DVC00235.jpg


その近くに、造り酒屋「宮泉」があり、無料試飲が出来るという情報に釣られ、トリオ・ザ・男優は、「ただ観光」に続き「ただ酒」に酔い痴れました。


明けて会津公演当日の朝、本当にしんしんと雪が降っております。

『丸福』に五つ星!

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DVC00230.jpg劇中「坂手川」がブログで推奨したラーメン屋と同名の『丸福』。昨夜、近藤君が教えてくれました。


ラーメンも美味しかったのだが、羽根付きの餃子がご自慢の、現在三代目(初代&二代目親子のお弟子さん)が繰り出す、福島訛り満載の親父ギャクが愉快なお店でした。自家製チャーシューも絶品で、あっさりなのに肉好きには堪らない味。

福島へいらしたら、是非お試し下さい。店内が狭いので少人数の方がいいかも知れません。

DVC00211.jpg各地へのお花差し入れ、癒されます。


さていよいよ福島!鑑賞会の機関誌に、1公演3ステージを維持する理由の一つ「劇団の皆さんが体を休めて舞台に打ち込める」とある。バタバタしていた巡業が、福島で4泊3日、ここで少し息が吐ける。有難い事である。


DVC00209.jpg会員有志の方々が手作り惣菜の差し入れ!「お通し」と呼ぶ。オニギリ、漬物、秋刀魚の煮付け(味が頃合で美味い)、『豆っこ汁』豆とジャガ芋をすり潰して団子状にしたものが入っている。ふっくらとしたニョッキな感じ。あっさり味で胃に優しい。


DVC00214.jpgそして福島演鑑名物、似顔絵のプレゼント!出演者全員が頂戴しました。


懐かしい人に再会した。元「双数姉妹」の近藤英輝(ひであき)君。ご記憶にあるだろうか?「ゴクネコ」でゲストとして、那河岸屋達に混じって腰元や村人を演じて貰った。


その後、事情があって足を洗い、福島のご実家に戻り家業を継いだ。6年ぶり!変ってないので驚いた。地元では顔らしく、行き付けの店に行くが、二軒とも「ヤアどうも!」で通じる。

DVC00203.jpg磐越東線「小川郷(おがわごう)」駅にかれこれ1時間半…。昨日の大雪で、線路沿いの木が突如数多折れ(2時間前には通過出来たらしい)、その撤去に大手間で、代行バスの到着待ち。これも所謂「想定外」なのだろうな…。


そして、ついにバス移動とはなりにけり。郡山駅まで1時間!予定より3時間近く遅い新幹線に乗り、目的地「福島駅」へ。

DVC00204.jpg郡山駅で、代行バスで到着した我々が、みどりの窓口へ駆け込むと、窓口の男性は「何か?」という顔付き。同じJRの路線が運休し、代行バスで、他に乗り合わせた方々も含め、30人近い乗客が居るという情報は、社内で共有されていないという訳か…。


福島演劇鑑賞会の方が、大幅遅れの我々を駅前で迎えて下さった。情報は伝わっていたとは言え、2時間半お待ち頂いたと思うと、本当に有難うございました。

DVC00191.jpg空き地が多いな、と思ったら、これもあの爪痕…。福島県内で、一番海に近い公演先。滞在2日とも、雨の天候だったが、涙が思われて、少し寂しくなる…。


DVC00193.jpgお芝居で心を癒して貰おう!という思惑は浅はかだった。舞台で起こる何もかもを、ご見物は見逃さず、その一つ一つに暖かい反応が次々。元気を頂いたのは逆にこちらでした!有り難くて、有り難くて、カーテンコールはもうウルウルでした。

スタッフの皆様と、駅近くの「浜焼き太郎」へ。あり得ない程、魚貝が美味い!「豪快」という清酒を「豪快」に頂きました。


DVC00194.jpg劇中に名前だけ登場する「晋さん」のモデルらしいという噂の持ち主、舞台監督の「晋さん」が、弱冠36歳の津村君に平謝り?ま、こういう下克上は、天地が引っ繰り返っても、起こり得ませんが…。

ああ、飲み過ぎた。

続けての、お花有難うございました。また、お水やお酒の差し入れも嬉しゅうございました。

郡山の劇場が復旧中(大震災)の為、須賀川にて合同という形で開催されました。大きな劇場なので、皆で多少声張り上げての芝居になりました。

鈴木裕美嬢も、横浜公演千穐楽の駄目出しと、いよいよ東北回りに向けてのチェック、諸々でいらっしゃいました。宿泊先周辺も被災したそうですが、今は奇麗に復興しています。坂手川の長台詞には、いつになく力が入り、過剰かな?と思いましたが、裕美ちゃんよりの駄目出しはなし(ホッ)。

DVC00178.jpg2010年に若くして亡くなった、イラストレーター阿部真理子さんの弟さんご夫妻が、見に来て下さいました。終演後のバタバタの為ご挨拶止まりで、近況など詳しくお聞き出来ませんでしたが、真理子さんと親しく交流していた頃が思い出されて、懐かしいやら、寂しいやら…。有難うございました。

お花頂戴しました。御礼申し上げます。

翌朝の今、雪が少ないと聞いた須賀川はしんしんと銀世界になっています。

少女仮面(劇団俳小公演)

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今夏に演出させて頂きます。その具体的な打合せ初回。今年は大流行りで、あちこちで上演されるらしい。幾つか示された、劇団さんのオーダーを鑑みて、僕なりのプランを立てる。

最初に見たのは紅テントでなく、佐藤信氏演出の結城座公演で、白髪の結城雪斎氏操る所の春日野八千代が傑作だった。大入り満員、吉祥寺の旧アトリエにギュウギュウ詰めでした。

鈴木忠志氏率いる早稲田小劇場の為に書き下ろされた戯曲で、その年の岸田戯曲賞を受賞。後に、本家、状況劇場で上演されたという異色の作品。ともかく一筋縄では行かない脚本なのですから、こちらも仕組まさせて貰います。

原ちゃん落語 三人の会

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「三人会」でなく「三人の会」だったのね。ゲストに前田一知君、桂枝雀師のご子息で、物心つく前から落語漬け、門前の小僧状態で、体に落語ありきがありあり。

日本大学芸術学部演劇学科演技コースの同期三人、自分で言うのは何ですが、落語のカラーも知らず知らず、違いが際立って来たね。お互い、アイツみたいには出来ない、という住み分けが明確になったという印象。

昼夜共に、様々な皆様にご来場頂き、客席の方が濃厚だった。折角の2回公演なんで、波多屋にならって演目を変えたかったのだが、「八百屋のお告げ」と同時進行だったので、断念。その代り、同日に続けて2回勤めた「お直し」、いい経験になった。

ご来場頂きました皆様、心より御礼申し上げます。

プチ打上げ

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DVC00148.jpg満員のご見物に後押しされて、無事横浜公演終了。三々五々な現場ながら、悪仲間の男三人、野毛の音楽通りに繰り出す。お目当ては「缶詰バー キンコンカン」!日本各地の缶詰食品に一手間掛けて、酒のアテにするという店。


DVC00153.jpg鯖、オイルサーディン、かにみそ、わしたポーク、白アスパラ、豚の角煮etc.値段はピンきりで、三百円から、フカひれ缶詰五千円!てのも存在するが、大体、五、六百かな。ちゃんとご飯(二百円)もある。缶詰って馬鹿に出来ないよ~。盛り上がっちゃったオヤジトリオは、カラオケっちゃいました。


DVC00152.jpg津村君の選曲渋い、森田童子も飛び出した。井之上氏のフル「俵星玄蕃」は圧巻だった。あんまりカラオケ得意じゃないのだが、久し振りに「ヨイトマケの唄」を歌う。そんなつもりないのに、どうも美輪さんに似せちゃうね。と言うか、あの歌い方が矢張りこの曲には合ってるように思う。ま、お作りになったご本人だから当然か。


今日明日と三人会の自主練に終始しま~す!当日は、那河岸屋と鳴流屋がお手伝いに来てくれるという。こう言うフォローが嬉しいね。俺、頑張る!

追伸
酔った勢いで、止せばいいのにMでハンバーガーを購入したが、再び肉が焦げ焦げだった…。二度と買わぬか、何処かへ直訴に及ぼうか、悩む。

横浜演劇鑑賞会

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「八百屋のお告げ」巡業の幕明けは、桜木町駅の西側、急な紅葉坂を上った右手「神奈川県立青少年センター」、盆も迫りもある、立派な小屋です。


花組ご贔屓の皆様、いつもいつもお花有難うございます!数千人の会員数を誇る演鑑なので、全4ステージ、800名を超える客席が殆ど埋まるという。

DVC00142.jpg初日から、打てば響くご見物が嬉しい。


2日目(10日/火)の終演後は、劇場ロビーにあるレストランで懇親会。お喋りに飲食、楽しい時間が過ごせました。桜木町という事で、出席した出演者連は、地元のホテルに泊まれるという計らい。

余裕な我々は、津村君推奨の「日の出ラーメン」へ!僕は人気メニューの一つ「ガッツ麺」を頂く。「まぜそば」を始めて食しました。既に僕の好みを知った(らしい)「知与支(のりよし)」君が、あなたの舌に合う筈とお墨付きだったのですが、案の定、ドンピシャで、近所にあれば日参するな…。田岡さんのお喋りが楽しい。

DVC00143.jpg
3日目(午後1時開演)、演鑑さんからの差し入れ、アンパンマンの「パン」と「おにぎり」。お心遣い感謝!


終演後は客席にて交流会。一部残られた会員の皆様と、ご質問にお答えしつつ、芝居作りなどのお話をする。明日はもう千穐楽。顔合せから40日強、年齢差のせいか、一座というより、既に家族みたいだな、と思う。

初日(八百屋のお告げ)

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こここ数日バタバタで…。事実のみご報告。7日(土)三人会で披露する演目の練習。夜、劇場へ出向き、諸々確認。8日(日)本番仕様による小返し稽古をみっちり。午後7時より舞台稽古。9日(月)午前中に駄目出し&小返し。午後2時より本番。終演後、野毛の居酒屋にて、幕内の初日カンパイ!

31年前当時、東京で演劇青年だった人は殆ど初演を見ているんじゃないかしら。かく言う僕も、公演PRの為に、ガラクタだらけに装飾されたパルコパート1の入り口を通りました。それ程、企画段階から話題騒然だった。初演以来の出演者は、唐十郎氏と大門伍朗氏のみ…。だが、あの猥雑さは健在だった。DVC00139.jpg

宮沢丈が頼もしい。藤原君、随分男っぽくなった。西島君は少年のような容姿ながら、芝居が確か。この三人がしっかりしているので、稽古はとてもスムーズだったらしい。

季蛙屋は、巨匠蜷川氏の格好の標的になっていたようだ。「馬鹿野郎ッ!松原ッ!花組芝居ッ!」これ、蜷川流『愛の鞭』であります(苦笑)。客席で唐氏のご息女、大鶴美仁音嬢に会う。現役の日芸生との事。

観劇に先駆けて、「坂手川正信」仕様に髪を調整。何だか、顔がお澄まし君になってるな…。

部長

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DVC00137.jpg何故か今の現場でそう呼ばれているご本人が、通し稽古をご見学なさいました。本作品を書き下ろした劇作家「鈴木聡」氏であります。その為だけではないのですが、芝居のテンションがヒートアップ、昨日の通しより5分も短く、これに関しては、劇作家&演出家共に、功罪があるとの指摘に、俳優陣はそれなりに納得な、ハイレベルな稽古が出来ました。

その証拠に、部長を囲む飲み会に、別会?で飲食の、田岡丈と松金丈が、ちとご意見頂戴したし!と殴り込み、イヤ合流に及び、あそこは?それは!という芝居談義に花を咲かすという、活発なコミュニケーションが行われました。

お稽古初め

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年明け初通しを無事終え、相変わらずなメンバー(鈴木裕美・井之上隆志・津村知与支)で、師走から何かとお邪魔する稽古場極近「一力」の座敷に陣取ると、何だか、年跨いでいるなんて、毛とも感じられない…。

田仁屋は大晦日と元日しか休めなかったらしいから、年越しの「と」の字も言わず終いだったろうな。こうして、演劇人はお正月の舞台に臨むのでした。

25年

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DVC00128.jpgありきたりだけど、やっぱり「いろんな事がありました!」が正直な感想。今だって「いろんな事」進行形だから、25年は思い出という片付け方が出来ません。

「花組芝居」の生々しさは僕の人生そのものだから、振り返って見える物は、とてもイビツな印象があります。この「イビツ君」と、あと何年お付合い出来るだろうか?

関係ないけど、元日の今朝、味わったドンペリと、それを注いだバカラのグラス!ちょっと奮発し過ぎた…。

楽友協会の客席にジュリー・アンドリュース発見!

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