日芸

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「日本大学芸術学部」。僕は、その演劇学科、演技コース卒業であります。在籍中、学年担当だった「原一平」先生は、今や学科主任教授!その原先生が、還暦をお迎えになり、長年顧問を勤め、僕も2年程在籍していた「歌舞伎・舞踊研究会」卒業生有志から、正絹の暖簾を贈りました。その贈呈を兼ねた飲み会に加えて頂きました。

学び舎のある西武池袋線江古田駅に降り立ったのは、何年振りでしょう?十年できかないと思います。集合場所は、僕の当時から演劇学科生御用達の居酒屋「かぐら」が、再開発で移転し先月新オープンした新店舗。梯子した二軒目は、更に古く、場所も店内も殆ど、そのままな「鳥忠」!

日芸の新江古田校舎は、噂やネットでも、その最新振りを見聞きしていましたが、折角の暖簾なので、校舎内の個人部屋の入り口に下げよう、と、DVC00360.jpg僕にとってはお初の立ち入りと相なりました。新築特有のケミカル臭が漂うビル内。ご覧下さい、暦が還った若々しい「浅黄」に、原家の家紋「雪輪に蔦」を染め抜いた暖簾の横には、お肥えにはなりましたが、僕が大変お世話になった学生当時そのままの、これ又若々しい原先生!「のし」の字は、還暦の赤を因み、少し大きく染めたそうです。

同時代のみならず、昨今の古典も含めた演劇事情を肴に盛り上がれるのも、原先生の学生当時(勿論、日芸OBです)からの見聞の広さからです。何処かで背中を追っている私も、豊かな気分で時間を過ごせました。原先生、改めておめでとうございます!