2011年1月アーカイブ

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折り返し

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大阪大千穐楽を含めると丁度真ん中。入れ替わる現場スタッフの慰労会に加わる。お茶目な舞台監督高橋大輔氏の仕切りで和やかに宴が進む。舞台裏の段取りも随分スムーズになったので、我らも少しずつしっかりDVC00291.jpg演技に取り組めるようになり、時たまの羽目外しも日々楽しい。とは言え、芝居は生物(なまもの)、集中を緩めたら、自分の首を絞める事になる。丁寧に丁寧に。こういう姿勢が若い人達に伝わるといいけど…。

今日の画像。さてこれは何?毎ステージ、1時間半前に必ず出現します。

柳生十兵衛/WAKI-GUMI

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「六行会ホール」以前、シェイクスピア協会のイベントで「天変斯止嵐后晴」上の巻を、紋付袴の「素」で上演した以来かな。那河岸屋は、御大脇氏演じる但馬守の次男坊。チラシの写真撮影の時は違う役だったらしい。舞台では毬栗頭でなくすっきり月代な、体制側の青年でした。とてもダンディな脚本で、モノクロ映画のような仕上がり。

このストーリーだと、十兵衛って迷惑な人物だね。日本全国が疲弊し尽くした戦国の世をようやく終らせた徳川幕府。徳川の安泰はつまり日本国の安泰なのに、一人我がままな体制批判の結果、真田家の残党と柳生家を滅茶苦茶にしちゃう。大介の知矩(とものり)が断末魔「父上の思いを判ってくれ…」今の日本も天下国家を慮る人が求められますな。

この時代の芝居はコスチュームをはじめとする様式が難しい。丁度、流行が変った時なんでね。天正風と幕末風が混在せざるを得ない。ちゃんとしようとすれば、一切合財新調しなくちゃならない。それって莫大だし、何よりも先ず、正しい形が記録されてないんで、実は再現不可能なのだそうです。今の歌舞伎様式だって文化文政の頃のものだしね、それ以前は良く判らない。

新馬場駅近くの「ひものや」にて、お互い翌日マチネ公演があるというのに、痛飲してしまった座長と座員でした(苦笑)。

下一桁が1

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DVC00288.jpg昨年(阿佐ヶ谷スパイダース、生前葬の前日でした)に引き続き、舞台の上で祝って頂く幸せを経験出来ました。まだまだ青いと思っているのに、ベテランとか言われると逆にプレッシャーが大きい。今のレベル、それ以上のレベル、見せ続けなければならない。これはこれでいい刺激と考えましょう。いつの間にか何かが見えるようになったかと思うと、直ぐに新しい問題が突き付けられる。この得体の知れなさが芝居の魅力なんだろう。答えがいつ出るか判らない。


DVC00290.jpgしかし、この大文字の数字の凄さよ!え?そんなだっけ?愕然とする。それに「〇〇〇〇くん」て、止めて~!これ、後ろから膝カックンされたような感じなんだよね。


花組の丸ちゃんが来てくれました。イワエツゥンナイが大評判だった田仁屋も元気に!丁度一年前、生前葬の打上げをさせて頂いた、もう20年以上お世話になっている新大久保「酒林房」でカンパ~イ!

昨年2月に上演されたNAO-TA!プロデュース「rit.」の出演者による劇中歌を中心にしたライブ企画。実は6月に幕が明く「rit.2」告知増幅ライブ!でした。何せ「rit.」は『♪もしも私が家を建てたなら~』の小坂明子氏が作曲家として参加した作品なんで、主題歌含め耳に心地良い楽曲満載!ライブの第二部では懐メロメドレーもあり、「ハーフセンチュリー(TARACO氏発言)」世代には嬉しい宵でした。「rit.」メンバー、天邪鬼屋、伊予屋ともに実に楽しげでありました。演出の中尾隆聖氏、生ギターの弾き語りをしていたとの事で、ハスキーで魅力的な声を披露。バイキンマンも飛び入りで歌ってくれました。

DVC00286.jpg先日は、グレイプ一家の物語に楽しいお二人(鈴木綜馬氏&咲酒屋)が来てくれました。タッカーの菅原君と共に「G2組」と呼ばせて下さい。「BASARA」で共演以来、僕の舞台をいつも見てくれる半間拓君も交えて、新大久保では珍しい築地直送の魚が売りの「赤い魚」で痛飲!

ギルバートの日々

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裏の動きも自分を含め慣れて来たとは言え、まだまだ気の抜けない日々。油断のならない動きをする水と共演すると、緊張するね。劇場の設計がイギリスのそれを意識したせいで、楽屋を含め裏の構造が少し窮屈な事もあり、ドタバタな幕内で年齢もあって幾分腰が…。ま、とは言え少し余裕が出て来たので、マルちゃんに「あそこなんだけど…」と助言なようなものを幾つか。演出のG2氏が次の仕事で現場へ顔を出せない分「(君も演出家なんだから)後よろしく…」と直に託されたんで、自分も手一杯ながら、俳優としての事だけなら、気付いた範囲で、老婆心を吐露させて頂いております。でもね、このマルちゃん、実は共演者のちょっとしたトチリをサッとフォローするんだな。この「見えている、聞えている」という状態は、とても大切です。先ず第一段階はクリア。この先が更に重要なんですよ。

夜、ハナオフ「六人のへそ曲がり」の稽古を抜き打ち見学。ふ~ん、皆、もっと文字と闘ってくれ!

僕を愛ちて/劇団鹿殺し

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ここの所、ストーリーの落ち着いた作品が続いていたが、久し振りに力技のごった煮を見せてくれた。初演では出番の少なかった父親古屋敷哲郎役が、鶴の愛と家族の愛をきちっと対比させたいという事で、隠し芸を引っさげた粟根まこと氏という人材を得て、大きな存在感を持つ人物となった。逆にすっきりしちゃったという意見もあるようだが、表現と言うものは発展の過程で一度は整理されるもんで、それに気付いて更に自らを壊す段階を経て脱皮する、この繰り返しなんだろうな。

丸尾くんもチョビちゃんもピンで注目を浴びつつあり、DVC00284.jpgそういう活動を奨励する人もいるそうだが、彼らは「劇団」に拘りたいと言う。大賛成なのだが、バブルという後押しがあった我々の時代と違う、細身な世相の今は大変だろう。でも、僕は彼らを応援して行こうと思う。

真っ赤な狐忠信な田仁屋さんと、鹿殺しの皆さんとワイワイ!二軒目の店で頼んだ、大きなお目目の「なめろう」傑作!

実は10日(月)から、劇場で本番通りの美術照明、そして衣裳ヘアメイクにて稽古しておりました。DVC00282.jpgこれは当初から演出プランの内だったそうで、確かにやって見んと判らん!作品に仕上がってます。まさに「舞台芸術」ですな。先程、マスコミを入れた公開舞台稽古が無事終了致しました。今週、毎回、違うお店の弁当で楽しい!楽しい!そして、初日!という事でついに「今半」のすき焼き弁当が登場しました。ア~ンド、お祝いのお赤飯であります。さ、頑張って幕を開けましょう!

本番通りの通し稽古

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1回目!すごいね、舞台稽古と呼ばずに「通し稽古」だけど、実は本番通り!いやこうじゃないといけない舞台なのです。極めて等身大のドラマなのに、スタッフもキャストも知恵や工夫にまみれております。終了後、浜田君「お腹空いた~」確かに溢れ出ないが、じっとり汗をかく芝居っす、消耗するっす。出ずっぱりマルちゃんのへっちゃら顔は現場の花だけど、相当だろうと察します。主役だからこそのガムシャラは、20代で経験して置くと将来の蓄積に絶対なります。こっちも余裕がまだ無いけど、共に頑張りましょう!

劇団新派「日本橋」/三越劇場

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この作品を作り出した「新派」という演劇ジャンルの素晴らしさを再確認した。本番を前に急死された戌井一郎氏が、改めて原文を丁寧に取り込んでいて、かつて原作通りに脚色演出した花組での舞台が思い出された。

DVC00280.jpg
楽屋へご挨拶に行ったら、掲示板に「藤間勘十郎結婚!」大見出しのスポーツ新聞が張られていた。確か今夜、彼のドキュメントが放映されるはずだ。狙ったのかな?「(波乃久里子氏)あら先生、今日見るわよ!随分面白かったそうじゃないの」「?(あ!衛星劇場で放映された「花たち女たち」の事か)」「これ(日本橋)もまたやるんでしょ、アハハハ」「はあ」相変わらず豪快な方だ。


帰り花組事務所に顔を出したら、案の定のへそ曲がり飲み会に、何とゴジ君がチョロチョロしていました。犬って眠くても人間様にかまって欲しいから、我慢するんだよね。随分いじったんで、帰宅したらグッスリだろう。

陰山泰氏、来訪!

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KAGEYAMA TAI。遊◎機械/全自動シアターに所属されていた頃、幾度がご一緒した。年齢的にはお兄さんなのだが、飲んだ時など、芝居の話をザックバランに出来る仲間の一人。その彼が突然稽古場に現る!三上君や菅原君、小劇場チームは一様にアレ?どうしてここに?という顔。実は、マルちゃん、入来ちゃん、黒川ちゃん、一人ずつに、この公演の為、芝居のイロハをワークショップ形式で教えたらしい。初の現場視察という訳。シーン稽古が終わる度に、マルちゃんにポイントを教授している様子が、頼もしいですよ、アニさん。

そんな稽古の最中、「(丸山)せんぱ~い!」「(私)なんだ、こうは~い!」新しい人間関係が生れた(笑)。ファンの皆さん、お許され。

コンビニ

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レジでは「いらっしゃいませ!」良く通る声で、商品を捌く、おそらくバイト君。店内で仕入れた商品を棚に並べる眼鏡君は、目の前に客が居ても2回に1回、全く気のない声で「イラッシャマセ…」、それもレジの彼の爽やかな声に渋々付き合う程度。今時の子が嫌々やってるんだな。と!思ってたら、その眼鏡野郎が仕事の出来そうなレジ係君に「今みたいに客が多くなったら呼べよな」。なぬ~!先輩なら狭い店内の込み具合など自分で判断せいッ!しかも清算している客の前で大きな声…。様々な事情で時々使わざるを得なくなるこの店は、店長夫婦が、並んだ客の前で口喧嘩始めるようなとこなんでね…。今夜の出来事で、不必要なイライラを経験するこんな店へは、なるべく行かないようにしようと誓った次第である。

五世中村富十郎

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二十歳の鷹之資くんと、初代が初演した「京鹿子娘道成寺」を踊るという夢は果たせなかった。学生当時、舞踊論の教授が「今踊りが一番上手いのは、芝翫と富十郎だね」と言っていた。今、歌舞伎チャンネルで、絶好調の頃の「鐘の岬~うかれ坊主」が放映されている。若い頃は女形だったとは言え、清姫と丸裸同然の生臭坊主を踊り分ける素晴らしさ。合掌…。

稽古初め

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段取りの細かい確認を丁寧に3時間近く。そして通しッ!皆、袖に引っ込む度に台本と睨めっこ。次、何だっけ?小道具、出道具でキュウキュウな袖奥は人の出入りでラッシュ状態。アワワ!アワワ!で終了、フ~…。席が近い事もあり、マルちゃんが「今日の通しどうでしょうね」「うん、マルちゃんにとってね…」あ、呼んでしまいました(苦笑)。さてG2氏の「オーダー」。駄目出しとは言わないらしい。英語だと「ノート」。欧米の演出家は先ず褒めるね。褒めた後で「でもね」と本題が出て来る。G2氏の細部に行き届いた「オーダー」が2時間近く。時間といい中身といい、濃厚な稽古初めでありました。

卯年生まれ

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花組芝居は昭和62年(1987年)「丁卯」生まれです。24歳の年男ならぬ年劇団?DVC00278.jpg鮪の握り鮨姿のマルちゃん(笑)を見ながら、カウントダウン。3、2、1、0!おめでとうございますッ!昨年はグウグウ寝ちまって叶わなかった初日の出を拝みました。昇る日輪を浴びた、マネージャーの辻、制作の藤岡を挟んで、田仁屋とおーにょ!濃厚な年越しが出来ました。その分、元旦の日中は床の中でした…。

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