2010年9月アーカイブ

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SAZEN/WAKI組

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脇太平&石坂勇コンビも3作目で、チームとしての掛け算効果が次第に出て来てるようです。超々大胆脚本に幾分お口あんぐりでしたが、WAKIカラーが洗練されつつあるのは確かなようです。サムさんの大きさ、おかやまはじめ氏の驚愕の設定や、その他、ワキを固める常連組が頼もしい。次回の時代劇は「柳生十兵衛(来年1月下旬)」だそうで、きっとド派手な殺陣三昧なんだろうな。

干支が巡り初心に帰る、母校には大事な区切りなので、波多屋と共に出席させて頂きました。大きな会場に大先輩達も数多。高田一郎氏、菅野菜保之氏(日生の「夏の夜の夢」ではお世話になりました!)、山田和也氏、高橋いさを(劇団ショーマ)、そして司会を勤めた、木原実、小森谷徹、共に元花組です、誇らしいです。懐かしい先輩同輩後輩に数十年振りに再会し感動!午後1時から飲み始めたら、そりゃ三次会までありだよね。久し振りに10時間飲みました…。思い起こせば、個性的な先輩後輩に囲まれ、極めて濃密な学生生活を過せてたんだ、と再確認しました。あれが所謂「青春」でしたね…。有難いです。

川島透映画祭

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10月2日(土)~8日(金)シネマヴェーラ渋谷で催されます。監督全6本が上映されるのですが、その内の、16年前に撮られた「押絵と旅する男」には、当時の花組座員が多く出演しています。僕もチラッと出てます。お時間ありましたら是非渋谷へ足をお運び下さい!

イリアス/ル・テアトル銀座

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3000年前、「演劇」という概念が恐らく無いであろう時代の「口承文学」を、「日本現代演劇」の価値観で「演劇化」しようという試み。或るッ丈の戦いが額縁舞台で繰り広げられました。神々の存在を信じ、その神々が身近にいる人々が運命(神が決めた結果)と抗うドラマ(?)に向き合うには、こんな演技が必要かも知れない、こんな視聴覚でなくてはいけない…。DVC00159.jpg表現それぞれの選択にはご意見があるかも知れないが、目の当りにした自分の感想は、只々、スタッフ&キャストの努力に敬意を表したいです。超大時代なのに、孤高の寂しさが見える内野君。貴方の竜馬に海舟をさせて頂きました(テレビ)、池内君の頼もしさ。知将らしい高橋君。阿佐スパの現場で感じたあの気だるさが微塵も見えない奥方振り!馬渕英俚可ちゃん、口紅キラキラでした。新妻さんの歌唱力、あ~んど舞台と楽屋のギャップに驚愕!チョウヨンハ君の若さ。木場氏の確かさ。そして平幹二朗氏の雄大なナチュラル!スタッフでは、宇宙の不気味を表現する金子飛鳥氏の音楽が実に相応しい。これは音響のお仕事かしら、要所要所で聞える超重低音の響きが心憎い。途方もなく長大な叙事詩をここまで今風の体裁にまとめた木内氏(脚本)にも拍手です。写真は共に観劇した那河岸屋の最新ヘアスタイル。本編と関わりなさ過ぎ!でした。

先輩たちの語録…。

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TVドラマの撮影現場、チンピラを演じる波多屋と武蔵屋を見て、共演していた小林桂樹氏「あんな風に『らしく』見える役者、最近居ないね」。自分も受けた日芸での、矢野宣氏の実技授業、ある戯曲の、口喧嘩する夫婦の件を読合せる。上手く読めない女優志望の学生に「泣くって書いてあんだから、泣けよッ!」と怒鳴り、側らの椅子を思いっ切り蹴り飛ばした。時に優しく、時に厳しい大先輩たちが遠くへ旅立って行く…。時代が、時代が、通り過ぎる。合掌。

窓はいつも開かれている。しかし出入り自由だからといって、いや自由だからこそ、人は惨めになって行く。倉持裕くんの世界を初めて拝見する。伊予屋さんや僕が共演した小林高鹿くんの本領を見た気がした。神経質なようで飄逸な透明感。100916_220015.jpgナチュラルな高橋一生君、野波麻帆さんのバイタリティ、ぼくもとさきこさんのちょこまかした小悪魔さ、野太い玉置孝匡君、繊細な近藤フク君、吉川純広君の痛々しい若さ。そして阿佐スパでの戦友、内田亜希子ちゃんのオトボケな素直さ。何より、ザラザラした会話が巧みで、空間、効果音、音楽のセンスの良さを引き出した倉持君の手腕。終幕直前の独白が気になったが、ともかくいい舞台を見せて貰った。ただ、「Penguin Pull Pale Piles」が一年半活動休止するのが残念。暫くお預け…。終演後、田仁屋のツンツン頭を肴に花組連で飲む。皆と別れて、満足感&満腹感に包まれ、茶沢通りをテクテク。これで雨が降ってなければな…。

閉港で混乱する「北枕空港」を舞台に、人々の悲喜交々を見詰める青い空。池田真一氏三度目の書き下ろしで、常連組の当て書きが巧みになっている。100915_232945.jpg乙貝屋のクセやら何やら、お見通しです。筆が慣れたのか、前作、前々作と、次第に池田ワールド色が強くなり、それを皆で懸命に取り組んでいるという感じかな?演出助手で加わった大野が随分苦労したらしい。近藤氏が今までのイメージを壊す芝居を見せている。今回出演しなかった那河岸屋は、いろいろ思う所があるだろうな。松岡くん、頑張ってね。写真前列、乙貝屋のアゴが刺さりそうな彼、実は乙貝屋が最初に芝居を志した養成所同期の朋友、玉岡徹雄(チャン徹雄)氏。14年振りの再会だそうです。賑やかな初日打上げから二軒目、その彼と、乙貝屋&那河岸屋と、笹塚で噂の「ラーメタル」を食しました。現地小倉のギトギトを味わってしまった舌からは、少し物足りないが、極細麺と汁との絡みが美味。

旅立ち

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昨夜(13日)は、日頃お世話になっていた演劇プロデューサーが今の現場を離れ、ご実家へお帰りになるというので、こじんまりながら歓送会をさせて頂きました。痛快な演劇話が聞けて、久し振りにスッとした飲み会でした。

翌14日、「表現・さわやか」ギリギリセーフで千穐楽を拝見しました。池鉄くん、こんな事をしてたんですね。客席に若松武氏が居てビックリ!濃い!濃い!そして徹底的に馬鹿馬鹿しい!装置や衣裳のこだわりがいいね。しかし、池鉄くん、驚く程綺麗な脚線にボディのグラマラスな事!ゲスト3人も含めて、個性的なメンバー揃い。12月の「猫のホテル」公演が楽しみ。

タイダイニング ア・カーム

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古い友人と兎も角飲んで食うだけの夜でした。友人と言っても一回り年下なのだが、彼女も業界ではそれなりのポジション。彼女ご推薦、渋谷松涛のタイ料理屋。こじんまりながら、エスニックムード満点な店内。面長でヒゲがいかす店長が優しく応対。はっきり言って美味い!タイ料理って、店によって、辛過ぎて味が判らなくなったり、現地でも流行っているという「味の素」のせいか、ボケた味がしたり、なかなかココ!というのに巡り合わなかったが、日本人に合わしているようで、ちゃんとエスニックなのが良い。シュリンプトースト、タイ風オムレツ、季節野菜のレッドカレー煮込み、揚げ春巻etc.お互いの裏話やら、面白話で盛り上がる。またもや痛飲してしまった。

重陽

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五節句の一つ、人日(ジンジツ=1月7日)、上巳(ジョウシ=3月3日)、端午(タンゴ=5月5日)、七夕(シチセキ=7月7日)、そして重陽(チョウヨウ=9月9日)!揚巻の衣裳が、水入りの件まで出ると五節句が揃う。その裲襠の菊模様の9月9日のご報告!100909_195742.jpg

新派「香華」、松村雄基くんが、休演したB作さんの代役中!どうなってるか実見したく、全国巡演で一番近郊、立川市市民会館へ、武蔵屋、咲酒屋と共に!不思議な事に、三越の客席よりも静かな立川のお客様。段取りはほとんどB作さんの桑田八郎と同じなので、逆に個性が違うのが判る。そして雄基くんが勤めていた陸軍将校江崎文武役。覚えていらっしゃいますか?新橋演舞場での「花たち女たち」で蔦代に翻弄される特攻隊の生き残り安川誠を演じていらした藤本隆宏さん、同じ兵隊さん役をあの頃同様に爽やかにお勤めてです。

同夜、いろいお世話になった友人のお誕生会。同日生まれという事で、鳴流屋もおコボレで祝いしました。二子玉駅近く、つい7日にオープン(ライズバードモール1階)したインド料理「TAJ KUTI(タージクティ)」を予約。都内には沢山のインド料理のお店があるが、中には随分荒っぽい味の店に出くわし、インド料理自体にガッカリする事もしばしば。しかし、ここは香辛料もしっかり、肉料理に掛けるソースもコクがあってGOOD!種類豊富なナンも美味い。今流行りらしいインドワイン(白も赤もすっきりした味)を頂きました。ピンクの民族衣装を着て、小顔で可愛いインド人女店員さん。きっとご自身は「畏まりました」と発言しているつもりが、どうしても「助かりました」に聞えるのが愉快。鳴流屋さん27歳おめでとう!

一月振りの雨

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久し振りなので、町が濡れている匂いが殊更に感じられて嬉しい。草木も喜んでいるでしょう。子供の頃は、スキンガードなる製品もなく、蚊に食われるのをものともせず、真夏夕刻の水撒きを手伝っていたな…。この歳になると、少しショボンとした葉を横目で見つつ、タチの悪い蚊に食われて具合悪くするのもな、などと言い訳のような事を考えてしまう。年々亜熱帯化する日本。たまに来る台風が雨頼みになってしまいました。

先日、FM世田谷にて、那河岸屋との「読んで候」を収録。今回は趣向を変え、間もなく稽古が始まる「花たち女たち」に因み、有吉佐和子氏の原作小説「芝桜」「木瓜の花」を「読んで思った事を語りて候」という内容です。稽古用台本は脱稿しています。飯島早苗氏の脚色による初演本をベースに、あちこち原作寄りにしました。放送は今夜(八日)午後九時からです。

ちゃんとした「銀幕」のスクリーンを備えたコレドならではの、映像と演劇のコラボ。森田順平氏が出演、しかも、映像の追憶シーンに高校時代の順平氏役で彼の甥、100905_221430.jpgつまり弟浩平氏の次男坊晋平君(僕にとっては「またいとこ」。彼の親父と同い年の「またいとこ」なんすよね…)も出る。その上総合演出が扉座の有馬自由君。こりゃ見ずばなるまいて。男と女、兄と弟、過去を思い、その過去故にした過ち。後半、なかなか物語の着地点が見えずに困惑したが、学校のチャイムと共に終る幕切れがホロ苦く、大人の作品となりました。波多屋と那河岸屋で拝見しました。写真はその晋平君(真ん中)、その左はお兄さんの恭平君(ちょっと照明が変だったな)。親父の血で兄弟共、少し濃い目のイケメンです。那河岸屋「足が長いな…」小顔の彼の横でしかも少し手前に立ったので、自分の顔のデカさよ…。

9月3日、ということ

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いよいよ「花たち女たち」が具体的に動き出しました。お昼に某雑誌の取材。ご指名により「恋たちチーム」水郷屋(正子)、田仁屋(蔦代)、二子玉屋(阿や八)の三人。改めて二人は背水の陣なんだね。ま、先輩方もポイントポイントでは味わった崖っぷちなんで、よろしく!100903_134736.jpg取材後は「女形の手も借りたい」事務所が事務作業のおねだり。ツインドニー、実は仲良しなんだね。夜は見ました「壱組印」!『劇、ということ』。100903_233510.jpg今時の演出と劇作家が兼ねる現場ではないのか、戯曲の辻褄でなく舞台で起こる現象本位の作品が、いっそ爽やか!とは言え「サビエルの片腕」シークエンスがちと長いかしらん…。毎回ご趣向の違う作品を上演しているらしいです。でも不可思議な感触のユニットです。大谷氏のカラー、人柄でしょう。幕切れの恵比寿舞、曲といい振りといい素朴でいいね。そしてエピローグの歌「♪劇は夢の道草」いい文句ですね。道草か…。客席顔触れの賑やかな事!阿知波姉(帝劇ではお世話になりました)、高嶋兄さま(「南北オペラ」を見て頂いてます。ご夫人大活躍でした)、大沢健くん(いつかご一緒しましょう)etc.あ、マゲ結った現役関取もいらした。スズナリの椅子が辛そうだった。出演者、江利チエミに極似(昔からの自論)の伴美奈子嬢を囲んで武蔵屋の友人たちと酒盛り!

宝塚BOYS/シアタークリエ

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実は2008年再演の時に所作指導(長谷川好弥役、当時は瀬川亮君)してました。その時は都合で本番が見れなかった。今回バージョンは所作指導していませんが、ようやく拝見しました。史実を思えば、夢破れるしかない男たちの物語。酷だね。客席は結果を知っている。その理由も知っている。なのにもう一度ドラマを作ろうとする。挫折する人を判官贔屓して来た日本人には、持って来いな題材と思う。ただ、初演、再演の顔触れと比べると、2010年という「時」を感じる舞台でした。みんな若いし綺麗だし…。2007年初演以来の、山路氏、初風氏、年輪が物を言ってます。100831_222849.jpgフランスの伝統的なレビューは昔から男女混合です。逞しくスマートな男どものダンス、トップレスの女達の踊り、これらが混然としたものが元来らしいです。「セクシュアル」なものに対する、東洋と西洋の違いでしょう。その点、「レビュー」というジャンルでは西欧の方が「傾き」ですね。そう言えば、日劇のレビューは男女混合だった。写真は終演後、JRガード下、外人も大好き!な店「日の基」で、田仁屋がご満悦!

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