LOGLOG/キリンバズウカ

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劇団かと思った。あの、出演者皆さんに共通する、ためらい勝ちな仕草や表情はこの世代特有なものなんだね。鳴流屋の平素がそう。中川智明君の芝居なんか、濃いお顔と高い声がそのまんま鳴流屋の日常。舞台全体を覆う独特のリアル感が面白い。100827_022009.jpgただ、感情が動いていない、何気ない行動の時のリアリティーが希薄なのは、若い人たち共通なのかな?冒頭の場面にそれが如実に出るのは残念。でも、感性豊かな俳優ばかりだから、きっとコツを教えれば直ぐ会得すると思う。淡々と続く中に起こる小爆発が小気味良し。回想を含むインサートシーンの最中も聞いてる人物が割り込んで来ると、空間が広がるだろう。何しろ、脚本とその世界と見事に合致した演技が巧み。久し振りに見終わって「ふ~ん」と納得した舞台でした。水郷屋はいい経験と人間関係を重ねている。写真は同期二人。11月恋人同士になります。あちこちからのプロデュースで、それぞれのお客様で一杯だった初日乾杯でしたが、花組チームだけ閉店まで痛飲してしまった。