怪談八雲噺&保坂修平LIVE/おおのの♪5

| 修正

オーニョと晴屋の野球談義は、俺含め、客席に野球ファンが極少だったので盛り上がらなかったが、随分マニアックな話らしかった。空間のアクセサリーになっていた飾り、あれ雛飾りじゃないかしらん。鳴流屋のツンツルテンは外人役だしOKか。冒頭のお謡紛いの発音が粘るのは、大概の役者が陥る勘違いだけど、この場合外人役だからOKか。鳴流屋のクセで演技する時、手振りが大きくなるのだが、これも外人役だからOKか。ただ、日本人を気取った外人は、和服着て文机に向う際、きっと背筋を伸ばすであろう。怖い話は怖そうに読むと怖くなくなる。文字を音にする時は、イメージを喚起する「言葉」にしなければならない。100825_214559.jpg妻セツを演じる鈴木陽代さん、台詞があの人風だな、足の指にいつも力が入るな、これはあのメソッドの経験者か?と思ったら、元ク・ナウカの女優さん、道理で。パーカッションの秋葉氏が巧妙。保坂氏の音楽は、オーニョが作る「人に優しい世界」には、邪魔せず心地良い響きが良いのでしょう。朗読劇にアナウンサー(戸丸さん、木次さん、白地の和服が涼やか)起用は珍しい。「おおのの♪」シリーズ、少しずつ確かなものになっているようです。師匠としてはジッと見守って行こうと思います。初日打上げは、乃木坂のビル街に忽然と建つ漁船風居酒屋!「魚真」。ともかく魚が新鮮で美味しゅうございます。写真はコレド場内に飾られた物。これいいね。